第19話 悪魔の成長
なんとか同行しようとしたものの結局水着売り場には行けず、ハルカとネネは二人でショッピングモールへ行ってしまった。
自分も水着が必要ではあるもののこれといったこだわりもないので通販で買おう、そんな考えをしていると
「あれ…?」
「ん…?」
マリカとユウは体に違和感を覚える。
「これは聖力か!?」
「日本でこんな聖力が?」
「ありえねぇ、俺が全開放してもここまでの聖力は発生しねえ!」
「まさか、天使?」
マリカは天界からの襲撃を予想する。
「まずい、ネネ達が危ねえ!俺はハルカの負力を追って転移する!お前は万が一に備えて戦える準備をしといてくれ!」
「もち!」
何故か戦力に入れられなかったスウだがどうせその時の気分で変わるので特に言わないことにした。
「は、ハルカさん?」
ネネの胸元を食い入るように見つめてるハルカにネネは困惑する。
「日本の16歳は皆こうなの??」
「いえ、個人差がりますから…」
「じゃあ悪魔にも個体差があったり成長したりすると思う?」
「あ、あるんじゃないでしょうか…」
悪魔の生態はよく知らないのでフォローしておくことにした。
「どうしよう!これもかわいいしこれも…これはちょっと露出しすぎかしら」
「いいなあハルカさんスレンダーで…」
「ケンカ売ってる?」
「違いますよ!」
お互い候補をいくつか決めて試着室へと入る。
「あれ…?」
(これは負力!?)
それなりの負力を感知したハルカは自分も負力を開放する。
「まさかまた魔界軍の誰か…が?」
そこに転移してきたのは堕天使である。
「あ、あれ…?天使は?」
「……」
「あ…ここに天使が!あははは…それじゃ」
ハルカに一瞥して立ち去ろうとする堕天使の肩を万力のような握力で掴む。
「…なーにをしにきたのかしらこの変態堕天使は」
「いや…事故だ!転移事故なんだ!」
「ふーん???」
「だからね、その禍々しい負力を抑えていただぐああああああ!」
一瞬で大量に聖力を吸血された堕天使は翼の折れたエンジェルになった。
「お客様!?どうかしましたか?」
「ハルカさん?いまユウ君の声がしませんでした!?」
外からネネと店員が声をかけてくる。
「さあ?あたしの個室ではないわ」
そういって試着した水着を着てハルカは出てきた。
「そうですか…あ、すごく似合ってますよ!」
「ありがとう!次はネネが試着して」
そういって二人は水着選びを楽しんでいく。
「おらああああああのクソ悪魔アマゾンの密林に転移させやがって!!!!」
ユウはアマゾンの野生動物達に追われていた。




