第18話 ロリババア
「スキューバはともかくビーチやら海水浴やらって水着持参しろってことだよなぁ」
レジャー用品など一切買ってこなかったユウは何から揃えるのかすらすぐに思いつかない。
「なんか会長なら学校指定の水着で来そうだね」
悪魔四人人間一人のペンションでは伊豆合宿の計画が練られていた。
「いいなぁ。マリカも行きたーい」
「楽しい合宿で終わってくれればな」
「水着は試着しに行くしかないわねー」
「そうだな行こうかぐむぶっ」
「あんたはついてくんな」
目論見は読まれていたようだ。
「案外マコもハート柄とか派手なピンクとか選んでくるかもな」
「なにそれ?そんなイメージあんの?」
しまった。生徒会長の趣味を知ってるのはユウだけであった。
「なら僕が選んであげようか?ハルカは紐みたいなやつでいいだろう」
スマートフォンで検索し始めるスウ。
「そんなの着れるわけないでしょうが!!」
「信じたまえよ。君の倍以上は生きてる僕が言うんだから間違いないさ」
ちっともあてにできなさそうだ。
「魔界軍ってみんな同じくらいの年齢じゃないんですか?」
ネネの前に現れた魔界軍はみな同格で接していたのでまさかスウが年上だと思っていなかった。
「あたしとマリカ、ユウはほぼ変わらない。スウは確か…」
「んー、人間と違って毎年数えてないからねぇ。大体400歳くらいかな?魔界じゃあある程度成体になったら外見が変わらない。見分ける方法もないから言わなきゃわからないと思うよ」
人間で言うと40代なのだろうか。
「そ、そうなんですね」
「でもま、魔界軍の中でなら僕が一番歳上だねぇ。大体は200歳以下だ…というわけでお姉さんが選んであげようか」
「いらん!仮に本気で選んでくれたとしてもわたしとこのおばさんじゃセンスが違うわね!」
「僕がおばさんなら190歳くらいの君は【ろりばばあ】というやつじゃないか」
「こいつ絶対殺す!!!!」
ネネはハルカの年齢も知らなかったがユウやマリカより歳上だったようだ
最も魔界では年齢など大した意味を持たないらしい。




