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くだらない私の日常 新人なろう作家の日常妄想系エッセイ

高さニメートルからの景色


 こんにちは〜! 聖属性エッセイスト、ひだまりのねこですよ〜。



 皆さまは自転車乗りますでしょうか?


 私も最近は徒歩移動が増えて、休日買い物をするときくらいしか乗らなくなってしまったのですけれど。


 今日はそんな自転車のお話。




 私の家は、高台の一番上にあります。浸水の心配も無いし、景色も最高! 遠くの花火大会も良く見えるのです! さすがに下界の人々が蟻のように見えたりはしませんが。


 そんな素晴らしい高台生活ですが、問題はやはり高低差。


 どこへ行くにも帰り道には過酷な登坂が待っています。まさに行きはよいよい帰りは怖い(意味が違う)

  

 世間には坂が楽になる電動アシスト自転車なるものがあるようですが、『機械に見放されしもの』を持つ私には扱えません。まあ『円に見放されしもの』も同時に発動しているせいでもありますけど。


 でも大丈夫! 私はチートな聖属性。スキル『俯瞰』『神の視点』を同時に発動! さらに空間魔法『立ち漕ぎ』を無詠唱で展開。


 苦しくなったら、いつもとは違う高さから景色を楽しむのです。


 え? 脚力強化のスキル? 残念ながら聖属性は強化系はからっきしなのですよ。



 高さ約ニメートルからの景色。


 住宅街では圧倒的なアドバンテージがあります。塀の中も丸見え。巨人になったような背徳感、神の視点を得た万能感。


 ふふふ、隠れても無駄ですよ?


 そんな素晴らしい景色を眺めていれば、あら不思議! 登坂の苦しみも無くなったような気がしないでもない。


 子どもの頃は、大人の視点に成れたことが嬉しくて。今は大人になったけれど、嬉しい気持ちは変わらない。


 今日も私は立ちながら自転車に乗る。長い下り坂をゆっくり立ちながらおりてゆく。


 流れる景色はいつもと同じはずなのに、少し視点が変わるだけでこんなにも世界は美しい。


 そこの猫、不満そうな表情をやめなさい。私の肩に乗せてあげようか?


 散歩中の犬も驚いたように私を見上げる。ふふふ、地を這うものよ、君には想像もつかない世界を見たいか?


 呆れ顔の少年、もっと大志を抱け! 私からは以上だ。



 ぜひ皆さまも、安全に配慮しながらやってみてくださいね〜!

 

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(作/秋の桜子さま)
― 新着の感想 ―
[良い点] 何気ない日常も、辛い坂道も、ほんのちょっぴり視点を変えるだけで、新しい発見がある。楽しみが見つかる。 何事にも生かしていきたいですね。
[良い点] 私事で恐縮ですが、昔、住んでいた家がまさに山の頂上でして。 内容にいたく共感しました。 立ちこぎを高さ2メートルからの景色と表現するの、めっちゃ良いですね。 [一言] 電動アシスト自転車…
[良い点] 前半が坂をのぼる辛さを如何にごまかすか、なのに後半が坂を下る時の楽しさになってる。 つまり、どう誤魔化そうと自転車で坂をのぼるのはつらい。
感想一覧
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