妖々夢6面=Second 嬢の為に
久々の投稿ですがお許しあれ
しかし絶対にこれは完結させるつもりです
こちら連投の一話目です
お納めください
二人は空中で向かい合う。
霊夢がお祓い棒を右へと振り抜くと、彼女の左右に陰陽玉が出現した。
幽々子は余裕の笑みと共に扇を広げる。
対峙する二人は通常の弾幕で互いを牽制し続ける。
勝負は程なくして膠着状態に陥った。
その下では男共2人が追いかけっこを続けている。
調料が足止めに障子を閉め、刃がそれをタックルで突き破り追いかける。
「しッ、しつこいですぜ!」
「ンの野郎ァ!逃すかァ!!」
そして調料は逃げ続け、何とか刃を撒いた。
とは言え、白玉楼は迷路でも要塞でも無い。
やがて見つけられ、また逃げ回るのがオチか。
そこまで考え、頭を振ってネガティブな思考を追い払う調料。
彼がそのまま足元を見ると、黒いネズミが小さな小瓶を尻尾に括り付けられ、しかし小瓶の事を全く気にせず調料を見上げていた。
「チュウ。」
「・・・こんな荷物を括り付けられて、また災難な。あっしが今とってやりやすから、大人しくしてて下さいよ・・・?」
調料が屈み込み、ネズミの尻尾に触れる。
そのまま括り付けられている紐を解いて行く調料。
「チュー。」
「・・・ネズミの癖に大人しい・・・ここを・・・こうして・・・よし、取れやしたぜ。」
ペコリ、と頭を下げて去って行くネズミ。
その人間臭い仕草に、調料は首を傾げた。
「・・・妖怪になりかけ?いや、違う。なら、あのネズミは一体・・・?」
「どこ行きやがったあのヤロォ・・・。」
「ひゅっ!?」
調料は暫し黒ネズミの正体について考えていたが、刃の声で驚いた。
その時反射的に手を軽く握り、手に持った小瓶の存在を思い出す。
「・・・この小瓶、中身は・・・・・」




