紅魔の門前、時の理
リアルが忙しいとは言え
数少ないもののストックがあったので投稿
ここは紅魔館、門前。
吹き荒ぶ吹雪の中でも、美鈴は門番の務めを果たしていた。
「ささささささ寒いいいいい」
どう見ても大丈夫では無さそうな様子で、震えながら門の前に立つ美鈴。
そこに剛が現れる。
「おう、美鈴。大丈夫か?」
「大丈夫ではありませせせんんん」
「お、おう・・・。あー、何だ、しばらく代わってやろうか?オレの実力は知ってるだろ?お前よか少々弱ぇが・・・今のお前よりマシだろうよ。」
「そそそそそうですかかかか?ととと、言うかなんでそんなな、平気なんですかかか」
剛は寒さの影響が全く無い。
チャイナドレス風の服で震えている美鈴も大概だが、剛はさらにおかしい。
いつも通りの所々破れた道着で、平然としているのである。
「ん?人間鍛えれば何でも何とかなるもんだ。おかしいか?」
猛吹雪の中、筋肉を誇示するポーズを見せる剛。
「そそそそんな次元じゃななないと思いますすす」
「そうか・・・そういやぁこの前退魔の結界に引っかかったな。もしかしてオレ、妖怪になってんのかぁ?」
「さささぁ?人間にしては気の流れ方ががが、変な気はしますががが」
「まぁ、何だ。代わりは任せろ。暖を取って来いや。」
「すすすすみませせん。まかかせまます。」
美鈴はそう言って、紅魔館に入って行った。
剛は門の前で美鈴が入って行った紅魔館を眺めながら、独り言ちる。
「・・・今回は戦う事叶わず引き分けとして、通算57勝か。まだまだだな。待っててくれよ?美鈴。」
一方。
紅魔館内部では、パチュリーと政亜がある術式を完成させた所であった。
「完成、ね。流石ね、政亜。」
パチュリーにそう言われた政亜は、何故か少し素っ気無い。
「ああ、その言葉はそのまま返そう、パチュリーノーレッジ。見事な手腕だ。」
「・・・パチュリーで良い、と言った筈だけれど。」
「ん?ああ、済まないな、パチュリー。」
パチュリーが微妙に様子がおかしい政亜に首を捻っていると、政亜が咲夜と御堂を呼ぶ。
「十六夜咲夜!御堂!居るか!?」
「お呼びでしょうか、政亜様。」
「はいはい何ですかい若。」
瞬時にして現れた咲夜。
一拍遅れて御堂も現れる。
そして、やはり様子が違うと確信したパチュリーは政亜に声をかける。
「ねぇ、政亜?」
政亜はパチュリーを無視して、ついさっき完成した術式を、二人に掛けて行く。
「El tiempo se detiene. Pero se mueve. No fluyas hacia ellos."La lógica del tiempo"」
光が、二人を包む。
背後で憮然とした顔をしているパチュリーに構わず、政亜は二人に説明する。
「御堂、以前俺は、止まった時間の中で歳を取ると早死にする、と言ったな?」
「はぁ、まぁ。」
「・・・。」
頷く御堂と、口を閉ざす咲夜。
構わず、政亜は続ける。
「それに対する対策が、今の術式だ。『時の止まっている世界』と言う条件下に置いて発動し、魂魄学的延命措置を取る。ヒューム値が多少変動する可能性があるが、誤差と言える範囲だ、気にするな。」
何を言っているのか分からず困惑する咲夜。
御堂がそれを見て、若の言葉を翻訳する。
「んー、つまり早死にしなくなったって事ですかい?そいつぁ良いですねぇ。」
滅茶苦茶な術式を開発した政亜を前に、咲夜は曖昧に笑うしか無かった。
「(・・・何か、おかしい。)」
政亜の背を眺めながらパチュリーは思考を巡らせる。
先程政亜に「パチュリーノーレッジ」と呼ばれた点において、彼女は違和感を覚えていた。
「(何故今更呼び捨てを辞めてフルネームで呼ぶのかしら。それをする意味は無い筈。そういえば、政亜は最近魔術談義にも来てくれないわね・・・。何か、あるのかしら?)」
最近矢鱈午前が眠いのだが、何故だ
最近聴き始めた音楽のせいか
(迫真のテスラコイルソロ)
(。´-д-)。o○Zzz




