魔理沙、神社道中
ナハトに「異変ぞ。『春度』が集められておる故春が来ぬ。これを解決せよ。私は他に雑事を片付けねばならぬ故、私の事は異変解決の後に煮るなり焼くなり好きにするが良かろう。」と一方的に言い逃げされた魔理沙は、一応、博麗の巫女である霊夢に伝えてから異変解決に臨む事にした。
「裸体見せやがってあの変態師匠め!解決した後は三倍濃縮マスタースパークの刑だぜ!!」
少し頬を染めながら愚痴を垂れ流す魔理沙。
そして、無造作に、ポケットからブローチを取り出し、暫し眺める。
「・・・物で釣って許して貰おうとは師匠らしくもない・・・何かおかしな物ぶつけちまったか?」
ナハトは魔理沙にブローチを贈った。
普段の彼ならば他人に贈り物などしないのだが、これで許せとばかりに魔理沙に渡したのである。
「・・・まあ仕方ないから、付けてやるんだぜ!」
服にブローチを付け、加速した魔理沙。
その行く先を、赤毛の男が遮る。
「霧雨魔理沙氏っすね?お届け物っす。」
そう言った男が両手の袖から取り出したのは発光する二つの魔法球。
「これで弾幕が打ちやすくなるっすよ!でも魔力は使用者から使うので魔力切れに注意するっすよ!ではまたどうぞサン運搬サービスをお使い下さいっすー。」
サンは困惑する魔理沙に一言も喋る隙を与えずに魔法球を押し付けて、消えた。
魔理沙は隣をついて来る魔力球二つを見やり、まぁ良いか、と神社に向けてスピードをあげた。




