魔法使いと師
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魔法の森にて、ナハトは家で椅子に座り、『法術』と言う技術についての巻物を読んでいた。やがて、外から魔法で空を飛ぶ独特な音が聞こえてくる。
「師匠!帰ったぜ!」
そう言いながら戸を凄い勢いで開けた魔理沙に、ナハトは背を向けたまま言葉を向けた。
「そうか。如何様な事を学びて帰り来た?」
「ん、あの館の魔女が使ってたレーザーの魔術式を盗んで来たんだ。調整の助言を頼むぜ師匠!」
そう言いながら魔理沙は回り込み、ナハトの対面の椅子にドカリと座る
「あい分かった。引き受けよう。然れど魔理沙、先ずは「自分でやってみろ、だろ?出来上がるか詰まるかしたらまた来るぜ!」そうか。分かって居るなら良い。」
巻物から目を離さずそう言ったナハト。
魔理沙はそんな事など気にせず、また椅子を引いて立ち上がる。
「じゃ、またよろしく頼むぜ、師匠!」
魔理沙が去り、やっと顔を巻物から上げたナハトはこう言った。
「やれ、相も変わらず、嵐の様な奴さな。まあ私が言うのも筋違いか・・・。」
その数分後。
「詰まったぜ!」
ナハトの家には、再び魔理沙の姿があった。
「幾ら何でも速過ぎるであろう・・・どれ、見せてみよ。」
魔理沙がナハトに紙を渡す。
そこには複雑な数式や日本語では無い文字などが書かれており、所々に魔理沙のメモと思わしき文章も書かれている。
それを見たナハトは、僅か数秒でメモを書き足した。
「ふむ、然らばこうだな。難き術式だが・・・後は自らの手でやって見せよ。此処よりであらば、お前でも分かるであろ。」
「流石師匠だぜ!これなら後は・・・」
魔理沙はそう言って去って行った。
ナハトはそれを眩しそうに眺めていたが、やがてまた、視線を巻物へと戻した。




