紅魔郷6面=Another 鉄と氷の雨
連投にこめ
前話読んだ?
天上にて、二人の少女が闘っている頃。
地上では、モーニと刃が互いを牽制し続けていた。
「ぐ、隙の無ェ野郎だ・・・。」
「僕を舐めて貰っちゃ困るよ。まあ、そろそろスペルカードのお試しと行こうかな?」
モーニは最初から既に、スペルカードを取り出し、チラつかせて居たのだが、漸く使う事にした様だ。
「融符「メルテッドナイフ」どうだい?」
モーニから、不規則に乱射されるナイフ。
しかしそれは途中で赤熱化し、溶けて行く。
「ぐ、熱ッちィなァオイ!危ねェしよォ!」
溶けたナイフは当然高温を発する。
故に火傷を負いたく無くば、必然的にモーニに近寄る事となる。
しかしモーニに近づき過ぎれば被弾の危険が高まる。
「クソが!ええい、抜出「能力封じ」!」
刃がスペルを使った途端、溶けていたナイフ達が、それ以上溶けなくなる。
「能力が使えない?・・・まぁ、時間制限はあるだろうね。」
強制的にスペルを中断させられたモーニは少しばかり不機嫌そうだ。
「くたばれ、更に!抜符「時限之迷宮」!」
刃の宣言と共に、モーニがいる位置を除く、結界内全てが弾幕で覆われる。
やがて、刃の「抜き出す」能力により、抜き出された弾幕が姿を消して行き、一つの迷宮を作り上げた。
「さァ、オレの迷路を解いてみな!時間制限は勿論あるぜェ!」
「おお、これは難しい問題だ。」
モーニはそう言いつつも着実にゆっくりと、ゴールへと進む。
「ゴール。じゃ、僕の番だ。」
「来やがれ。」
「凍符「飛び交う氷塊」。試作スペルさ。さ、躱してみな?補佐殿。」
モーニが宣言すると同時に、そこら一体の何も無い中空に小さな氷が現れ、ランダムな方向に飛んで行く。
しかしそれは刃のみならず、モーニにも飛んでいる。
「おっと、僕にも飛んで来るなんてね。やっぱりこの試作スペルは失敗かなぁ。」
刃は右と左に一本ずつ逃げ道があった所を右に躱す。
すると、右側に避けた後は、偶然ながら、詰みの状態であった。
「なッ!?」
当然ながら刃は被弾。
この弾幕ごっこはモーニの勝ちである。
大人しく、部屋の隅で座り込んだ刃を他所に、モーニは独り言ちた。
「おや、勝ってしまったか。さて、レミリアは・・・・・うーん、負けそうだね。」




