地の底にて
連投にこめ
前話はよんだけ?(^ω^)
「・・・くらいなぁ・・・。」
トン、トン、トン、トン、トン。
正人はレンガではなく大理石で作られた石段を少しずつ、降りていた。
「あ、とびらだ。」
彼は扉を見つける。
失礼があってはいけないと普段着だが少し服を整え、扉を叩いた。ノックの音が反響する。
「だれかいますかー?」
「ひっ!?」
正人の耳に、聞こえる短い悲鳴。
なんでこわがってるのかな、と首を傾げる。
「嫌・・・!いや嫌イヤいや辞めてヤメテやめてヤメテ・・・!!」
「!?」
声から大変な事になって居る様だと察した正人は慌てて扉を開け、中へ駆け込む。
そこで彼が見たのは
壁一面の
赫、赤、朱、紅
そして笑い、微笑い、嗤う
自身と左程、歳の変わらぬ背徳的な笑みと怯えきった表情を混ぜ合わせて浮かべた金と紅の少女であった。
「まっテ、あ、いつラじゃ、なイ・・・!」
「だ、だいじょうぶ!?」
「ウ、う。きちャだメ。ちょッとまてバ良くなル、から・・・」
駆け寄ろうとしたが、止められ、立ち止まった正人は尋常ならざる様子に冷や汗を流す。
少女は自らの身に巣食う何か不吉な物と一生懸命に、劣勢だが、闘っている様だ。
「まけないで!」
「イヤッ!!あ、アアァ・・・・・。」
沈黙。
正人は息を吞む。
「・・・もう大、丈夫。ねえ、あ、あの。」
再びの孤独を忌避し、拒絶を恐れるが故に、どもる少女。
人付き合いに慣れていない上に、いつも怖がられる、もしくは何か狂気を孕んでいるという事か・・・?
そこまで考えた正人は、間髪入れずに少女に問い返す。
「何?ぼくは正人。きみは?」
「フランドール・スカーレット・・・。」
寸前まで尋常ではない様子を見せていた相手に、正人は躊躇いなく右手を差し出した。
「よろしくね、フラン。」
「・・・うん!」
少女は、満面の笑みを浮かべ、手を取った。
(・∀・)φ < シッピツ




