巫女補佐と魔法使い
(╹◡╹)φ < 書くでー
ついさっきまで刃と天夜に呆れていた霊夢は今、刃が渡した万札を受け取り、狂喜乱舞していた。
「いっちまんえーん♪いっちまんえーん♪」
「霊夢が壊れた・・・?オレのせいか?」
「壱万円札様よ!?喜んでおかしい!?」
「いや、一ヶ月の生活に最低でも五万は要るだろ。」
彼等が漫才を繰り広げていると、空中にスキマが開き、天夜が顔を出す。
「呼ばれてないけどまたまた天夜だよー、っと。刃、説明しておくよ。此処は物価が安いんだ。だから外での一円が此処での千円だと思って良い。だから取り敢えずの生活には困らない筈だよ。あ、それと刃、此処で家政夫やるんだって?」
「あ?そうだが何だ?文句あんのか?」
喧嘩腰の刃。
柄が悪いが、これが彼のデフォルトだ。
「家政夫じゃなくて『博麗の巫女補佐』をやって欲しいんだ。」
「オレが?」「コイツを?」
二人は同時に疑問を声にする。
「うん。まぁ、やる事はそんなに変わらないと思うけどね。精々霊夢が相手する程強くないけど人里のハンターには厳しい中級妖怪を相手にして貰うぐらいかな。」
「妖怪だァ?喧嘩してブッ飛ばすのか?」
雑だが単純明快な刃の言葉を、天夜は肯定し、補足する。
「まぁ、そうだね。でも僕が依頼しに来た時だけで良いよ。あ、あと『博麗神社へ』で定期的に給料二人分出してあげるから家計簿はしっかり握りなよ?霊夢はいつも宴会とお酒にお金を使ってるからね。」
「わかった、任せろ。」
二つ返事で引き受けた刃。
一方霊夢は怒りを露わにする。
「ちょっと、何勝手に決めてんのよ?」
しかし、一言で切り捨てられる。
「「家政夫の仕事のうち(でしょ)(だろ)?」」
元々霊夢は刃を家政夫として雇おうとしていた。そして、家政夫の仕事には場合にもよるが、家計簿をつけ、買い物に行く事も挙げられる。
「うっ・・・。」
結果、霊夢は何も言えなくなった。
「刃、霊夢、そろそろ帰るよ。他に聞きたい事はあるかな?」
「そうね・・・アンタ、何者?」
単刀直入に霊夢が問う。
「うーん、天と夜の化身・・・?かな?僕も余り良く分からないんだ。刃、他に質問はあるかい?」
しかし天夜自身もよく分かっていない様だ。
「無ェな。ま、そん時に聞く。」
「そっか、じゃあねー。」
刃からの質問が無い事を確認した天夜は、スキマに再び潜り込んでいった。
暫くして、博麗神社上空で響く叫び声。それは段々と近づいて来る。
「霊夢ぅぅぅぅぅ!異変だぜぇぇぇぇ!」
近づいて来た声の主は速度を落とさず近づいて―――
ドゴォン!
―――落ちた。
「オイ霊夢一体何だ!?」
「いつもの事よ。」
刃の驚きを切って捨てる霊夢。
立ち上る黒煙の中から金髪の少女、魔理沙が叫びながら現れる。
「霊夢!異変だぜ!」
「何言ってるのよ。異変は明日。紫もそう言ってたし。」
落ち着いて返す霊夢。
刃は何か、考えている。
「あれ?そうだったか?ん?でも師匠『疾く行け』っ・・・て・・・!?またあの師匠日付間違えてるぜ!って言うか霊夢、そいつ誰だぜ?」
「あ?オレは刃だ。テメェ誰だ?」
そいつ、と呼ばれた刃はいつも通り悪い口調で名前を告げ、問い返す。
「私は霧雨 魔理沙、普通の魔法使いだぜ!」
その返答に刃は―――
「普通の人間は魔法使わ無ェよ。」
―――無粋極まりない感想を漏らした。
(^ω^) < 書いたでー
('ω') < 主人公二人がやっと出会ったww




