猫一匹、猫一匹と狐二匹
ホイ☆
もうこの際全部不定期投稿でやるんで
宜しくお願いしますョ
迷ひ家に、狐二匹と猫が降り立つ。
藍、零、橙である。
「さて、橙。新入りとやらは何処だ?」
「はい!そっちの・・・あれ?」
橙が間の抜けた声を上げたのも無理は無い。
酔い潰れた化け猫達の中心で困った顔をしている・・・ショタが居た為である。
14歳程だった見た目が、8歳程に低下している。
と、そのショタが口を開く。
「ようりょくが切れたからぼくがだれかわかんないかな。あらためて、ぼくは千。『手伝う程度の能力』持ってるよ。橙ちゃんよろしく。」
「えっ」
「ふむ、妖力を貯めて擬似的に成長する妖怪が居る、と言う噂は聞いた事があるな。」
「藍、知っているのか。」
「いや、詳しくは知らないが。」
驚く橙。
流石と言うべきか、落ち着いた様子で会話を続ける狐妖怪二人。
その狐二人に、千は尋ねる。
「えーっと、お兄さんお姉さんだれ?」
「某は銀山 零と申す。そして此方が我が妹背、八雲 藍だ。貴殿の名は聞いた事がある。とある大財閥のぺっとの猫が『千』と言う名である、とな。」
「ふむ、財閥のペット、か。十分、人間に寄り添える妖怪だろうな。橙、恐らく彼は悪い妖怪では無い。やがて『八雲』の名が貰えるよう、練習代わりにこの妖怪の処遇をお前が決めて見ると良い。」
「は、はい!」
藍の言葉に戸惑いながらも力強く頷く橙。
途端、ふっ、と藍の雰囲気が変わる。
「そうか、文句も言わず偉いぞ〜、橙!」
「ハハ、流石は我が妹背の式よ!」
狐二人に撫でられる橙。
くすぐったそうであり、嬉しそうでもある。
その三人は、まるで家族の様に見えた。
「とんでもないことになった気がする。」
そう言って、蚊帳の外にされていた千はため息を吐いた。




