幻世にて土産を渡す
久方ぶりの更新その2
最近忙しス
あー課題したくない
でもやんないとなー
兎も角本文ドゾー
八雲家の邸宅。
迷ひ家直通のスキマから、一匹の猫又が飛び出す。
彼女は自らの主人を見つけると、早口でまくし立てた。
「藍しゃまー!新しく来た猫のひとがわたしより強いですー!どうしましょう!」
「おお、橙か。何?お前より強い猫の妖怪だと?成る程、私が対応しy「只今、戻り申した。」
私が対応しよう、と言いかけた猫又の主人を遮り、銀の毛並みの妖狐が別のスキマから現れる。また、妖狐は意図して遮った訳ではなさそうだ。
「おや、帰って来たみたいだね。これで八雲一家勢揃いかな?」
「うーん、厳密に言えば『八雲』の名は与えていないのだけれどね。」
「まあ良いじゃないか、紫。僕だって『八雲 天夜』じゃなくてただの『天夜』なんだから。・・・まあ兎も角、此処に良く居るメンバーが揃ったかな?」
そして邸宅の主人と、龍の鱗を持つ者が現れる。
話によると、銀の妖狐は何度も此処に来ている様だ。
「おお、これは天夜殿!あ、天夜殿への土産、忘れており申した・・・。申し訳御座いませぬ。それで、八雲の娘にはけぇきなる物を。我が妹背、いつもの油揚げだが・・・これで最後となりそうだ。そして、此れが暫しの晩飯の魚だ。ところで、其奴は誰だ?」
天夜、紫、藍、橙の順に話しかける銀の妖狐。その内紫と藍には土産を渡している。
「おお、そうか、初対面だったか。橙、自己紹介しなさい。」
「はい!橙です!最近妖怪になりました。藍しゃまの式をやってます。あなたは誰ですか!」
「そうかそうか、藍、御前の式であったか。して、橙とやら。某は銀山 零。恐らくこの中では弐番目に年長だろうな。そして、そこの藍の、所謂恋人と言う奴だ。」
主人に促され、橙が自己紹介をして、銀の妖狐も自己紹介を返す。
銀の妖狐の名は、銀山 零、と言うそうだ。
「藍しゃまの・・・恋人?」
「左様。散々言い寄って諦めようかと思うていた頃にやっと了承の意を得てな。それ以来、少なくとも一月に一度は逢うているのだ。」
「そうなんですか!じゃあ零しゃまですね!よろしくおねがいします!」
「此方こそ、宜しく。」
唐突にパン、と乾いた音が響く。
見れば、天夜が手を叩いた音だった様だ。
皆の注目を集めた天夜は、話を仕切り直す。
「皆、橙ちゃんの報告内容忘れてない?」
「ああ、それなら私が対応しよう。」
「某も共に行こうか?」
「ふむ、確かに高名な猫又だと少々面倒だな。それでは零、頼む。」
「応、任された。」
「わ、わたしも行きます!」
そう言って、妖狐二匹と、猫又一匹が迷ひ家に向かった。
「僕もまだ、ちょっと仕事をしないとね。」
天夜はそう言って、スキマに潜った。
しかしすぐに帰って来た。
作者は流行嫌い(隙自語




