能力解析、身体に良い煙草
久方ぶりの更新
死んでないよー
生きてるよー
これ趣味だしなー
更新遅いけど許して下s
あっ、ちょっと石投げないで
兎も角本文ドゾー
数時間前から、政亜と御堂はそれぞれの能力を試していた。
と、政亜がまあこんなものかとばかりに顔を上げ、こう言う。
「御堂、首尾はどうだ。」
「うーん、試した事は大体ほぼ全て『完璧に』出来やす。でも時々『完璧な』失敗をしやす。で、仕事が多いと失敗率が上がりやした。つまり?」
答える御堂。
だが彼自身も自分の能力についてはあまり分かっていない様だ。
「御堂、お前の能力は『一つの仕事を完璧に』『少数の仕事を高確率で完璧に』『多数の仕事を低確率で完璧に』こなす事が出来るのだろうな。代償として失敗も完全に失敗になる、と言った所か。」
御堂の能力を解析する政亜。
御堂の能力は中々に便利な様だ。
「あ、あと若、さっき色々試してたら時間が止まったんでさぁ。かと言って、『完璧に時間を止める』のは出来やせんでした。一体何が起きたんでしょうかね?」
「ふむ、検証の余地がある、か。」
そう言い、政亜はおもむろにナイフを取り出し、軽く投げた。
するとナイフが空中で旋回を始める。
「ふむ、ナイフ自身は操れないが、投射運動中のナイフならばそのまま自在に操れる。また、落下運動中のナイフも操れる。この事から推察されるのは、『運動の方向』と言う概念を操っている可能性が高い、と言う事だ。『ナイフそのもの』を操るのと何が違うのか・・・。俺の能力もまだまだ検証の余地があるな。」
「若、ナイフ以外はどうですかい?・・・いえ、当てて見せやしょう。大差無く、気温湿度はある程度操作できる。魔力も一般的な魔法使い程度には操れる。」
「何故わかった?まぁ、正解だ。」
「いえ、なんとなくでさぁ。」
「根拠もなく言い当てるとは・・・まあ良い。だが、俺の能力にはこれと言った強みが無い。残念な事だ。しかしまだ・・・。」
政亜の話をこちらへ来た絶が引き継ぐ。
「幾らデも応用ノ余地はあル。だロ?」
「ああ、そうだ。絶、作業は終わったな?」
「仕事カ?」
「いや、今は良い。それよりさっきの『小悪魔』とどう言う関係だ?」
「ふム、何ト言うカな、友人、イや、後輩カ?又、そレと同時ニ可愛い部下であり、妹ト言うカ・・・。」
「そうか。成る程、あの悪魔も中々に不憫な様だな。それで、新しい真名は?」
「不憫?何故ダ?・・・まア良イ。我ガ名はゼルエル・ツヴァイ、だ。だカら呼び名ハ頭文字デ『絶』のままデ構わナい。」
絶は不審そうに何故不憫なのか、と言った後、政亜に真名を告げる。
ゼリエル・ツァペーシュグ。
ゼルエル・ツヴァイ。
また、絶、と言う名は頭文字の組み合わせだった様だ。
「そうか。ではゼルエル。今度とも宜しく頼む。」
そして。
少し離れた位置、紅魔館の住人達。
「レミィ、あの悪魔は必ず仲間に引き入れておくべきよ。」
「何故かしら?」
珍しい親友の提案に館の主が理由を問う。
「あの悪魔が本気を出せば・・・フランより強いかも知れない。少なくとも魔法の腕では私より上だし。」
「は?魔法でパチェより上ぇ!?むがっ」
驚く館の主。
慌てて七曜の魔女が口を塞ぐ。
まあ間に合っていないが。
「声が大きいわよ・・・ともかく、小悪魔の知り合いみたいだからそこから付け入るのが最善でしょうね。」
「パチュリー様ぁ、呼びましたか?」
名前を呼ばれて、すぐさま現れた小悪魔。
パチュリーは間を置かず、命令を下す。
「あの『絶』を籠絡しなさい。・・・貴女も不本意ではないでしょう?」
「!?、えぇー・・・。籠絡しなくても妹扱いされてますから敵対は無いと思いますけどね・・・。それに籠絡って名目で・・・。」
少し顔を赤くした後、妹として扱われている事に溜息をつきつつ、それでも敵対は無いと語り、また籠絡と言う名目を嫌がる小悪魔。
「そう。言い方を変えるわ。『敵対しない様に』では無く『味方に引き込ん』で頂戴。良い?」
「・・・・・。」
黙り込む小悪魔。
そこに、パチュリーの背後から悪魔の声。
「サてはテ?一体そレは何の話ダ?面白そウだ、聞かセて貰オうカ、魔女。」
「!?」
「ぜっ、絶さん!?き、聞きましたかッ!?今の命令内容ッ!?」
狼狽える小悪魔。
パチュリーは大量に冷や汗を流しながらフリーズしている。
「いヤ?聞いテいなイが。タだお前ニ不本意ナ契約が迫っテいル様だッたかラな。何なラ契約を強制解除シてやロうか?」
「だ、大丈夫ですよ!」
「そウか。・・・・・次ハ無イぞ、魔女。」
「ヒュゥッ!?ケホケホ!?」
脅された魔女は咳き込み出す。
その尋常ではない様子に、若が興味を示し、分析、診断を下す。
「ふむ?これは恐らく喘息だな。御堂、アレはあるか?」
「へぇ、ありやす。えー、ライターはどこへやりやしたかね・・・。」
若に言われ、御堂が取り出したのは紙巻きタバコ。
むしろ喘息を悪化させそうだが・・・。
「吸エ、魔女。吸えバお前モ興味を唆らレるだろウかラな。」
ついさっき脅された相手に吸え、と言われて仕方なくタバコを吸うパチュリー。
「ケホケホケホ、・・・・・!?」
喘息による咳が嘘の様に止まった。
パチュリーは口から離したタバコに信じられない物を見たとばかりに視線を送る。
「それは若が薬草を詰めて丸めた特別製、薬葉巻でさぁ。時々吸うと調子が良くなりやすよ。一箱、千円ポッキリ。どうですかい?」
「御堂、我々は居候なんだ、一箱ぐらいタダでくれてやれ。」
そうして魔女は、思わぬ収穫を得た。




