表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
101/147

一難去って

連投11話目。

それではよろしくお願いします。

「討ち取ったりィッ!!」


赤い目に槍が突き刺さる。

そして。


目が破裂する。同時に、再びの衝撃波。

今度は黒蝶を含んでいたのか辺り一面に黒蝶が飛び交う。


「ッ!!さわったら死ぬわよッ!」


霊夢の一声で、呆けていた皆が回避行動に移る。


・・・・・キィィィィィィィン!!!


怪音と同時に、桜吹雪が巻き起こる。花弁は空中で白刃となり、皆を襲う。

まだ無数に残っている桜花の一つが肥大化し、今度は青い目を芯に宿す。

青い目はすぐ近くの矠をその視界に入れ、間髪置かずに妖力を収束、矠を仕留めた。


「ぐふっ・・・!!」

「矠さん!?」


地平の果てまで吹き飛んで行く矠。

心配そうにそれを横目で見ていた妖夢は次弾に反応。既に火傷と切り傷だらけの腕で刀を振るい、その妖力弾を切り捨てる。


「速い・・・!この負傷で、近くで撃たれては対処出来ませんね・・・!」


青い目は妖夢を撃墜出来なかった事が不愉快なのか、目を見開いて二発、連射する。

それを物ともせず、両方を切り捨てる妖夢。


「皆さん!今度は私が引き受けます!畜趣剣「無為無策の冥罰」!!」


妖夢が中空を切るとそこから無数の弾幕が発射される。

彼方此方から繰り出される弾幕に、青い目は戸惑った様子を見せ・・・

被害が大きくなる前に元凶を仕留める事にした様だ。

妖夢をめつけ、妖力を凝縮、放つ。


「何度でも切り伏せて・・・ッ!?」


確かに、妖夢はそれを切った。

だが、ビーム状の妖力は刀が振り切られた後も続いており。

ボッ、と言う音と共に妖夢が光の奔流に飲まれる。

そして後には何も、残らなかった。


あまりにもあっけない、敗走。

ただ吹き飛ばされただけだろうか。

まあ、それならまだ良い。

あれでは消し飛ばされ死んでいるかも知れない。

それを見ていた皆の顔が引き攣る。


そして青い目の視線は、刃へと移った。

少し身構える刃。あまりの緊張に、独り言を溢す。


「予測して避けるしか無ェな。一発喰らったらアウト、つまり出来なけりゃァそこまで、か。」


妖力の収束。収束された妖力が球体を成している。

明らかにさっきの二発よりも高濃度だ。

高速弾で予測すらさせないつもりか。

さしもの刃も、冷や汗を流す。


「ッ!!!」


西行妖が妖力を放出。

辛うじて避けた刃を、放たれ続ける妖力の光線が追いかける。

逃げ回る刃が通った後は舐める様に焼き払われる。


それを好機と見て取った者が、1人。


「(今だぜ!)」


魔理沙は八卦炉を構え、間髪入れずに出力を絞り魔力の充填が西行妖にバレない内に、いわば速射式のマスタースパークを青い目に放つ。刃を追う目に直撃する魔力光線。魔理沙が不敵に笑う。


「へへ、リトルスパークとでも名付けとくか?」


青い目に開いた穴の周りの肉がもりあがり、捻れる様にじゅぶじゅぶと音を立てて治ってゆく。そして目は、血管を浮き上がらせ血走った目で魔理沙を見据え、妖力を貯め始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ