第三十六話:優秀なエンジニア
何者かによるラゴス沖の核テロへの当然の対処として、米国を始めとする大西洋に面した各国は入出国に厳戒態勢を取った。
米国の反応は敏感かつ迅速、そして徹底的だ。期間限定ではあったが米国はいかなる国からのいかなる人物による入国をも禁止した。同盟国の日本からの訪問であってもその措置は同様。国家の危機の前に例外はない。
……で、その措置とやらのおかげで俺は米国に渡ることが出来ずにいた。
だが、日本にいてもやることは山ほどあるのだ。例えば相田を東京へ迎え入れる準備なんかはまるまる残っている。正直、海外に行っている場合かと言われたらぐうの音も出ないほどいろんな事が片付いていない。
俺と市川さんは影山物産のオフィスとして溜池山王に洒落た物件を借り、内装と什器・環境を整え、小奇麗な会社説明パンフレットなども作ってみた。
溜池山王は外資系金融企業の日本オフィスがひしめくエリアだ。昼飯を食っているだけで様々な情報が入ってくる。錆びつきそうな英会話力を維持するにはいいかもしれない。
とりあえずこれで相田が通うオフィスが出来上がったので、俺は相田の上京にゴーサインを出した。
相田の影山物産での新たな肩書は新設する資金運用部の部長だ。資金運用部にはその下に証券投資課とベンチャー投資課を設け、相田には部の統括の他に証券投資課の課長を兼任してもらう。
ま、課長と言っても部下はまだ居ない。要するに株式投資をメイン業務にしてもらいたいということだ。
ベンチャー投資課を任せられる人材についてはいろいろ探してみたが、無名の企業が何人ヘッドハンターを雇って適任者に声をかけても興味を持ってくれる候補者は少ない。というかほとんどいない。
そんな状況をただ嘆いていてもしょうがないので、俺は療養を終えてそろそろ職場復帰を考えているという服部に声をかけた。理由は「暇そうだったから」。
市川さんにはしかめっ面をされたが、今までの人材登用がことごとく成功していることを考慮に入れてもらって最後には「いいんじゃないの? 言っても聞かないんでしょ?」と乾いた了解をもらうことができた。
ベンチャー投資のノウハウはすでに立派な実績を出しているライラさんに聞けばいい。人の配置なんてのは直感と思い切りでえいやっと決めればいいのだ。
服部は喜んでこの話を受けた。職場に復帰してもどうせまた沢森と顔を合わせて自分が病院送りになると考えていたらしい。
そうそう、オフィス設置のタイミングで頃合いも良いので俺は祖父に代わって影山物産の社長に就任しておいた。と言っても市川さんに頭の上がらない社長だ。対外的には「役員」くらいで通しておくことにしよう。
◆◆◆◆◆
「え? 中山、もう一回言ってくれるか?」
市川さん、相田、服部、そして中山と焼き肉を食っていた時のことだ。壬生システムの現況について中山が話し始めたのだが、それは胸がムカムカする内容だった。
「影山さんがうちから次々社員を引き抜いて行ってるって、開発部では完全に裏切り者扱いですよ……」
「なんだそりゃ。開発部がすり潰した面々にこっちに来てもらっただけで裏切り者扱いかよ⁉」
俺の目の中で炎がメラメラと燃えていた……ハラミの脂が炭火に落ちて燃えていたのが映っただけだったが。あ、ちょっと待て。それは俺が育てていた……ああ……
と、それはともかく、俺は中山情報を聞いて内心どころか、傍から見てもはっきり分かるくらい怒っていた。
「フン……言わせたいヤツには言わせておくとか、そんな出来た人間じゃないところを見せてやるからな」
言葉が口から出たときに俺ははたと我に返った。いやちょっと待て、俺はこんなに怒りやすい性格だったか……?
「マジでムカつくっスね。影山さん、こないだ言ってたアレ、実行しちゃいましょう。アレは結構行けるんじゃないスか?」
「ええ、職場のくだらない噂なら放っておいていいと思うけど、ちょっと腹立つわね。ストレスの元はさっさと排除しておきましょう」
相田も市川さんも怒っていた。たぶん、ここは怒っても良いところだったのだろう。
市川さんは俺のストレスのことを少し気にしてくれているようだ。ありがたい。
数日後、俺達は壬生システムのWebの問い合わせフォームから、「影山物産の基幹システムと資産運用システムや簡単なWebの構築と一部運用をお願いしたい」旨の文章を送った。まずは撒き餌を撒いて敵をおびき寄せるのだ。
聞いたことのない中小企業からの問い合わせで侮られたのか、壬生システムから返事が来たのは4営業日後だった。
「古巣の営業が食いついてきましたよー」
「よっしゃ。次だな」
基本はニコニコ対応だ。営業さんに恨みはない。メールや電話で連絡を取り合っているうちに、壬生システムの営業担当者がこちらのオフィスに来て話を聞きたいと言うので俺は喜んで承諾した。
その営業さんに溜池山王のオフィスに来てもらい、俺が会社の業務内容、基本的な要件定義書、想定されるスケジュール感などを丁寧に説明するのは大事なことだからな。
営業さんにとっても、正体不明の会社から開発依頼が来たのならその会社がちゃんと存在するかどうかを確かめるのは大事な仕事だ。
ちなみに問い合わせフォームに書いた会社の業務内容はあまり実態を反映しているとは言い難い。俺のナイジェリアでの実績に願望と脚色を加えた創作―― つまりテキトーに書いておいたのだ。なのでここを突っ込まれると実は弱い。是非突っ込まないで欲しい。
顔合わせの当日、俺がせっかく用意した会社のパンフレットはあまり役に立たなかった。オフィスの場所や新しい内装には感心してもらえたのだが、やはり張子の虎は見破られたのだろう。
思いがけず役に立ったのは受付の待合いスペースにさりげなく置いておいた経済系のゴシップ誌や世界金持ちランキングが載ったForbesだった。それらの雑誌に書かれていた俺と市川さんの成功譚を読んだ壬生システムの営業さんの態度がガラッと変わったのだ。
打ち合わせの際、俺と相田は、自分達の前職が壬生システムの開発職であることを営業さんに隠さずに説明した。営業さんはそれを聞いて驚いていたようだが、そんなこともありますよねと言って笑顔と平常心を崩さない。あのクソ会社にはもったいない優秀さだ。
「では、本題に入りましょう」
相田は市場株価やその他情報を東京証券取引所やサードパーティからガバっと取ってくるシステムと、株の売買をするシステムの発注をした。
俺が在職していた際に開発に参加していた株の自動売買システムの、予測部分と売買判断部分以外を発注するつもりらしい。
これに相田の新世代株価予測システムと投資判断システムを組み合わせると、後はチャリンチャリンと自動的にお金が増えていく、という目論見なのだろう。
俺は普通に会計システムやらメールサーバーやらWebサイトの立ち上げやらを頼んだ。新しい開発などしなくてもいい、そこらへんのソフトウェアパッケージをインストールして初期設定をするだけの楽なお仕事だ。
「それでですね……細かい仕様の打ち合わせの際はアジャイルということで、PMだけでなく実際の開発をする方ともお話ししたいんですよ。
あと、こちらからの要件定義だけでなく、是非御社からの提案もいただきたいと思っている次第です。ここまででとりあえずお見積りをいただけますか?」
俺は発注するものとしてはごく普通の要求を営業さんにしてみた。勤めて柔和に。
「はい。勿論です」
「弊社はこの案件では相見積を採ります。見積もりと、何かしらご提案いただけるようでしたらその資料を来週水曜日の午後5時までに提出していただけるでしょうか?」
営業さんはなんとしてもこの仕事を取るつもりになってくれたようだ。なにせ、溜池山王に立派なオフィスを構えていて兆の単位で現金を余らせている会社が新規顧客になろうとしてくれているのだ。食い込んでおいて損はないだろう。こちらもそう思ってくれなくては困る。
そして次の月曜日の午後、壬生システムから見積もりと提案が来た。だいたいの料金テーブルを知っている俺が見てもそこそこ妥当な金額だ。提案内容は若干手を抜いている感じもするが、だいたいいつもこんな感じだったような気がする。月曜日に提出したあたりが熱意の現れなのだろう。
2時間程して俺の電話が鳴った。システムインテグレータの営業というのは、見積もり提出の後には必ず「お送りした資料について、対面で詳しく説明させてくれ」と客にミーティングを要求するのが常道だ。予想通り営業さんからの電話で、俺はそれを快諾した。
「ところで、当日は営業さんがおいでですか?」
「いえ、開発の責任者とPM、それと開発担当のエンジニアも連れてまいります。大勢で押しかける形となりますが宜しくお願いします。エンジニアは影山様もご存知かと思いますが、元、同期の沢森という者がお伺いします」
「あぁ! 沢森さんですね! それはいい! 当日お待ちしております」
だいたいここまで予定通り。相見積を取ると、大抵のシステムインテグレータは自社の本気を示すためにそれなりの立場の人間を連れてきて自社の案件に対する態度を示すものだ。だから部長が来るのは想定内だった。
そして、部長も課長も沢森に多少実績を挙げさせないともうクビにするしか無い程いろいろ状況が切羽詰まっているらしい。だが沢森がクビになると、それまで庇っていた責任みたいなものは当然発生するのでそれは避けたい筈だ。
ならばこの、すでに社内にほとんど出来上がったパッケージがある案件、しかも顧客は元部下、好条件が揃っていて失敗する筈が無い案件に沢森を突っ込んでくるしかないだろう。
中山情報では、人事が画策していた独りPM部署というのも結局実現には至らず、沢森は相変わらずパワハラとマウンティング三昧の日々なのだそうだ。ならばこの餌に食いつく筈だと思っていたのだが、これほど見事に食いつくとは……少々拍子抜けなほどだ。
「沢森が部長と出てくるってよ」
電話を切った俺は相田とニンマリ笑った。こちらは最強の立場「お客様」だ。しかも金払いの良さそうな。
◆◆◆◆◆
「では、常駐要員として沢森さんをこちらへ、ということで宜しいでしょうか? 席は用意しますので」
「えっ……いや、あの……」
壬生システムの営業さんが「資料のご説明ミーティング」に部長とPMと沢森を連れてオフィスにやって来た。PMは市川さんの後輩だが、事前に市川さん経由で「当日は会社の利益に反しない限り動くな。何も言うな」と伝えてある。PM氏が余計な事に巻き込まれないようにするためだ。
こちら側の出席者は相田と俺。ネイビーブルーのカーペットにまだ真新しい白いテーブル、黄緑色の椅子、そして大きな80インチの液晶画面を備えた8人用の会議室での六十分一本勝負だ。
俺は軽い挨拶の後、壬生システムがこの案件を担当する意気込みなどと共に資料の解説をしてもらった。というか、これ前に俺が書いた資料だ。まだ使ってんのか。
そして話し合いの中で俺は「アジャイル開発では要件定義に揺れがあるために1ヶ月ほど開発担当者にこちらのオフィスに常駐してもらおう」という話に持っていってやったのだ。
「どうしたんですか? 確か今日は開発の担当者を連れて来て頂いた筈ですが、こちらの沢森さんはそうではないのですか?」
部長と沢森が下を向いて死にそうな顔をしている。当たり前だ。沢森に仕事が出来ないのは知っている。部長もそれを知っているからこそこの案件に沢森をアサインしたのだ。
しかし営業さんはそんな事は知らないし知る由もない。営業さんは部長を睨んで強い口調で答えた。
「いえ、今日は事前のお約束どおり、開発の責任者と担当者を連れてきております!」
「ですよね。そのように聞いていた筈です。でしたらオンサイトはまあ、沢森さんですよねぇ……なに、心配いりませんよ。何の変哲もない要件定義と導入作業だけじゃないですか。
少しはスクリプトのコーディングが発生するかもしれませんが、普通に勤務していたら新入社員にでもできる仕事の筈ですよ」
沢森は震えていた。敵地に一人、置き去りにされることが確定しそうなのだ。
客先常駐でなければ自分に振られた仕事は全部他人に押し付けて自分は左うちわで居られたのだろうが、客先常駐だと一人でやるしか無い。自分の実力を知っていれば知っているほど怖い筈だ。
「そ……そんな事は僕じゃなくてもいいじゃないですか、ねえ? 部長」
「そんな事? 今、そんな事っておっしゃいました?」
相田が意地悪く突っ込んだ。客の注文を「そんな事」呼ばわりはないだろう。
「部長……いえ、吉田さん、大丈夫ですかこの人? 客の注文をそんな事呼ばわりしてますし、私や相田が新入社員の頃にやっていた仕事よりかなり楽な仕事振ってるのに、真っ青ですよ?」
「いえ、影山さん、大丈夫です。沢森君は影山さんと同期で、今までも数々の仕事をきちんとこなしてきた優秀なエンジニアですから」
部長の吉田さんが冷や汗をかきながら沢森を援護する。しかし、沢森の顔は青いままだ。沢森は「大丈夫だ」と言って欲しい訳ではない。「他の誰かを寄越す」と言って欲しいのだ。
「例えばどのような? 普通、提案書には担当者のプロジェクト履歴や保有資格なんかのプロフィールをつけますよね?」
意地悪で言ってるわけではない。業界では普通のことだ。
結果的に吉田部長と沢森にとって意地悪になっていてもそんな事知るものか。
「私も聞きたいですね。沢森さん、今までエンジニアとしてどのようなご経験がお有りですか?」
相田の顔に悪魔のような笑顔が浮かぶ。
「か、株の自動発注システムとかですね。機械学習で株価予測をする……」
沢森は必死で声と答えを絞り出していた。まあ、実績なんて無いに等しいからなこいつ。
その場しのぎの答えが全部ウソだってのも俺達相手じゃバレるし。
「いや、それ、私が組んだものですよね?」
「私かもしれませんよ? バージョンはいくつですか?」
相田の追撃は留まるところを知らない。吉田部長は沢森を助ける事ができず、サンドバッグ状態の沢森をキョドキョドした眼で見ているだけだ。
沢森は自分がしてきたことをこれで少しは理解できただろうか。これでも、相田からすれば積年の恨みつらみのほんの一部を返しただけなのだろうが。
自我を保つのも難しくなってきた沢森を一瞥した後、俺は怒りの面持ちで吉田部長に向き直り、コン、と机を軽く叩いた。
「吉田さん!」
「は、はい」
「私はそんなに暇じゃないんですよ。なんですかこちらの沢森さんは? 実績を聞いても答えられない。要件定義や導入作業を振っただけで顔面蒼白、もう死にそうです。
だいたい、彼は私の同期だったかもしれませんが、コーディングしているところなんか見たこともありません。おそらく、この簡単な仕事でさえ彼は独力でこなすのは難しいでしょう。本当に、彼がこの仕事に適任だと思って今日、この場に連れてきたんですか?
これが壬生システムの意思ですか? はっきりと答えていただきたい」
営業さんがハラハラしている。だが、俺は営業さんの方を見てウンと頷いてみせた。ここは割って入るなと言う合図だ。
「大丈夫です! 沢森はやれます!」
吉田部長は必死の形相だ。まあ、そうなるわな。沢森のせいで既に内部の開発リソースは尽きかけているし、リソースを外部から調達しようにも、それすら断られていると聞く。他の誰もこの仕事に回せないくらい部のリソースは逼迫しているらしいのだ。
にもかかわらず沢森を擁護していたのだから、この事態を招いたのは他ならぬ吉田部長本人と言える。ならば突っ張るしかないのだろう。
「わかりました。では、吉田さん、沢森さん、以後宜しくお願いします」
ここで俺が表情と攻撃の手を緩めたことで、吉田部長は俺を神か何かのように感じたに違いない。吉田部長は何度も俺に礼を言って、開発部全体でバックアップをしてプロジェクトを成功させると約束した。おいおい、そんなに大きな案件じゃないぞこれ。
一方で沢森は恐怖に震えていた。自分が虐めて会社から叩き出した後輩が経営する会社に常駐し、数ヶ月はサンドバッグとして生きて行くことが確定したのだ。無理もない。
ミーティングは俺が一応、沢森の力量を信じて任せる、という空気で終わるかに見えた。しかしそうは問屋が卸さない。出し惜しみは無し。用意した弾は全弾撃ち尽くすのが俺の流儀だ。
「そうそう、吉田さん、こういう音声があるんですが……」
俺はスマートフォンを取り出しオーディオプレイヤーを起動した。聞こえてきたのはどこかの会社の宴会のような賑やかな場の音声だ。
「……影山は裏切り者だよなぁ。市川も、相田も、服部も、ぜ〜んぶ持って行っちゃってさ〜」
「そだそだー。影山、あいつムカつきますよね〜。ナイジェリアで死ねばよかったのに!」
「まあ、相田は給料高すぎて使いづらいわ……居なくなってくれてホッとしたけどな」
吉田部長と沢森、そして部長の腰巾着の課長の声だ。
「ど……どこからこんな……」
「こんな音声ですか? ほら、こんなにありますよ」
俺はスマートフォンの画面を下から上に撫でて画面を華麗にスクロールさせた。50以上のファイルがある。音声は俺の懇意にしている興信所さんが2週間ほどかけて作ってくれたものだ。
「吉田さん、私は裏切り者で、向こうで死んだほうが良かったんですかねえ?」
「給料高すぎて悪うござんしたね。私、他で内定もらってたのに是非うちにって面接で私に言ったの吉田さんでしたよね?」
俺は相田と一緒になって、吉田部長に困ったような表情で問いかけて見せた。
俺が吉田部長をここに呼んだわけではない。だが、さすがに吉田部長は嵌められたと感じたのか、営業さんのほうを凄まじい表情で睨んだ。
「吉田さん、私、営業さんとは何の根回しもしてないですよ」
「っ……」
「あなた日常的にこういう発言をあちこちでしてるんですよ。困ったことにね。それと私、相田が御社に在職中にそこの沢森さんにどんな扱いを受けたか、ちゃんと知ってますよ。吉田さんがそれを野放しにしていたことも含めてね」
営業さんの手がわなわなと震えていた。「発注主なんか死ねばいい」とふれまわっている請負業者が居て良い筈があるものか。とんだ赤っ恥だ。彼もこんな経験はそうそう無いだろうから、どう感情を処理していいのか分からないのだろう。
「でもね、吉田さん、それでも私はこの仕事はお宅に発注しますよ。しっかりやってくださいね? それと分かっているでしょうけど人員の交代はナシです。今日の合意内容でお願いします。
営業さん、明日にでも発注出しますので宜しくお願いします」
営業さんは「任せて下さい。張り付いてでもきっちりやらせますから」と言って、肩を落とした2人を連れて帰っていった。
バタンとドアがしまった後、俺と相田は
「ウシッ!」
「おしゃー!」
「なめんなゴルァ!」
「いてまうどオルァーッ!」
と妙なはしゃぎ方をして、お約束どおり市川さんに怒られた。




