227話 リハビリ夢の中 Ⅸ ~アストロスの神話~
むかしむかし、アストロスが神代の時代だったころです。
アストロスをおさめていたのは、マ・アース・ジャ・ハーナの神につかえる、女王サルーディーバでした。
サルーディーバは美しき金色の鹿。偉大なる女王であり、マ・アース・ジャ・ハーナの神の神託を受ける神官でもありました。
うるわしき女王はある日、大事な神託を受け取りました。
「一年ののち、アストロスに、青い星から神がやってくる。その神とそなたは契り、子を産むがよい。その子が、アストロスと青い星との絆となろう。そしていずれ、その子の産む子どもが、アストロスと地球、そしてラグ・ヴァダという星をむすぶ絆となる」
女王は神託をつつしんで受けました。マ・アース・ジャ・ハーナの神は、続けて言いました。
「青い星の神を追い、まがつ神もやってくる。しかしそれらは、アストロスの強き兄弟神がほろぼすであろう」
アストロスから遠く離れた惑星、ラグ・ヴァダにも女王がいました。マ・アース・ジャ・ハーナの神につかえる、サルーディーバという女王でした。
その女王は、気高く偉大な、青いネコでした。
青ネコの女王も、マ・アース・ジャ・ハーナの神から神託を受け取りました。
「青い星から、神がやってくる。その神とそなたは契るがよい。けれども青い星からはまがつ神もやってきて、いずれラグ・ヴァダはまがつ神のものとなるだろう。だが、ラグ・ヴァダの子らは、青い星から来た神が守る」
青ネコの女王は神に尋ねました。
「わが星には、ラグ・ヴァダの偉大なる武神がおります。かの者が、まがつ神を撃退することはありましょうや」
マ・アース・ジャ・ハーナの神様はこたえませんでした。
神様の言葉どおり、アストロスにも、ラグ・ヴァダにも、地球から“神”がやってきました。
ラグ・ヴァダに来た神は、とても賢そうなライオンさんです。夫を亡くしたばかりの女王でしたが、マ・アース・ジャ・ハーナの神の神託でしたので、女王はすぐにライオンさんと契りました。
アストロスに来た、地球の調査団だと名乗る彼らのリーダーは、まるで太陽を背負ったかのように明るいトラさんでした。金色の鹿である女王は、すぐに彼が“地球”の神だとさとります。
アストロスの民も彼らを大歓迎しました。女王は太陽のようなトラさんと契り、やがて玉のような赤ちゃんが生まれました。
とてもかわいらしいピンクのウサギさんです。
ウサギさんは両親に愛され、アストロスの民に愛され、すくすくと育ちました。
彼女を愛し、守る者はほかにもいました。
アストロスの偉大なる武神――兄弟神です。
兄は褐色のライオンさん、弟は銀色のトラさん。
武芸に長けた、とても強い戦士です。
兄も弟も、かわいらしいウサギさんを、とても大切に想っていました。
やがて兄神は、ウサギさんの婚約者となりました。
弟のほうもウサギさんを愛していましたが、彼は兄神も大好きだったので、ウサギさんへの想いは秘めていました。
そんなある日、武神たちの側近である“天槍をふるう白いタカ”さんが、大怪我をして帰ってきました。
タカさんは、兄弟神とともに幼いころから宮中で育ってきた乳兄弟であり、彼もまた、兄弟神に勝るとも劣らない強き戦士でもあります。
そんな彼に大怪我を負わせることのできた者とはだれだ?
白いタカさんは、街を荒らす盗賊の首領だと言いました。
兄神は興味を惹かれ、街に降りてきました。
なるほど、街を荒らしまわっているのは、海の向こうから来た蛮族の長。“強きを食らうシャチ”という、おそろしい名前の巨大なシャチです。
兄神は、こやつならば、あの白いタカにも傷を負わせるだろうと思いました。怖いもの知らずのシャチは、兄神にも牙をむいて襲いかかってきます。
けれども、さすがのシャチも武神にはかないませんでした。あっという間にねじ伏せられ、捕らえられます。シャチに兄神は言いました。
「改心すれば、わたしの部下としてやろう」
シャチは命を助けてもらい、そのうえ部下にしてやると言われたので、感激して、兄神に跪きました。
シャチは白いタカとともに、アストロスでもっとも勇敢で強い戦士として、兄神につかえることになりました。
シャチは兄神につかえて五年後、妻をめとりました。
女王サルーディーバにつかえている美しい呪術師、“盲目のイルカ”です。
彼女はその名のとおり盲目でした。盲目の妻を、シャチはそれはそれは大切に愛しました。かつて盗賊の首領、などといわれていたのが嘘のように、妻には優しいシャチでした。
イルカさんも、夫に純朴な愛を懸命にそそぎました。
そして、イルカさんは、かわいいシャチの子を産みました。
父に似て、おしゃぶりよりも剣のおもちゃを欲しがるような、勇敢なシャチの赤ちゃんです。
三人は、とてもとても、しあわせでした。
平和な日々は、長くは続きませんでした。
予言どおり、地球から“まがつ神”もやってきたのです。
ハトの姿をしたまがつ神は、太陽のようなトラさんたちを殺し、アストロスを支配しようとしました。
けれども、そううまくはいきません。予言どおり、兄弟神がまがつ神を倒しました。弟神だけでじゅうぶんでした。まがつ神は大きな災厄をもたらしましたが、その災厄は弟神のてのひらに握りつぶされました。
アストロスの民は勝利にわき、アストロスに兄弟神がいるかぎり、絶対に滅びることはないと称えました。
その次に地球からやってきたのは、まがつ神と同じように見えましたが、“善き神”だったのです。女王サルーディーバは、そう神託を受け取りました。
二番目に地球から来た神は、パンダでした。
彼は、アストロスの民と共存していく道を考えていました。けれどもそれは、“まがつ神”の目を盗んで行われることのため、なかなか進んでいきませんでした。
三番目にきたのはキリン。キリンはパンダの味方でした。
しかし四番目のまがつ神、“正義をかざすタカ”が、もっともおそろしい災厄を連れてきたのです。
それは、ラグ・ヴァダの星から来た武神でした。
ラグ・ヴァダの武神は、弟神を長い戦いのすえ、滅ぼします。おそろしい力の武神でした。
しかし、弟神を殺された兄神の悲憤はすさまじく、ラグ・ヴァダの武神を、あと一歩というところまで追いつめます。
兄神を止めたのは、パンダでした。
「ラグ・ヴァダの武神を殺してはならない。彼を殺せば、ラグ・ヴァダの民が怒る。そうなれば、ラグ・ヴァダとアストロスの戦争になる。お互い戦いあい、つぶしあえば、喜ぶのはだれか――アストロスとラグ・ヴァダ両方を狙っている、地球のまがつ神である」と。
ラグ・ヴァダの武神も、兄神もおどろきました。
ラグ・ヴァダの武神は、ラグ・ヴァダ星の女王、サルーディーバの命令でアストロスに来たのです。アストロスという星の民が、ラグ・ヴァダを狙っているから滅ぼしなさいと――。
兄神も、パンダのいうことはもっともだと思いました。弟を殺した武神は憎いが、我々が戦いあえば、そのすきをねらう者がいる。
兄神は、ラグ・ヴァダの武神を倒すことをあきらめました。
しかし、ラグ・ヴァダの武神は、やはり災厄だったのです。
ラグ・ヴァダの武神がアストロスに来たのは、実は、追い出された結果だったのです。
ラグ・ヴァダの女王サルーディーバは、ラグ・ヴァダの武神にほとほと困らされていました。
なぜなら彼はとても強い武神で、ラグ・ヴァダを守るために必要な存在でしたが、とても残虐で冷酷でした。
彼は、ラグ・ヴァダでもっとも美しいと評判だった、“白ネズミの王”の妻を見初めてうばい、彼女を妊娠させたあげくに、夫である白ネズミの王を殺しました。
彼の目に余るふるまいは続きます。そしていつか彼が、力にものを言わせて、ラグ・ヴァダ星そのものを支配するつもりであることは、マ・アース・ジャ・ハーナの神の神託によって、女王は知らされていました。
そんなときに、アストロスに武神を送りたいという、地球の民の申し出は、渡りに船でした。
女王は、体よく、ラグ・ヴァダの武神をアストロスに追い出しました。
アストロスがラグ・ヴァダ星を狙っているからいきなさい、と。
地球のまがつ神が、いずれラグ・ヴァダを支配するとの予言を、女王は受けていましたから、ほんとうならば、星を守る武神をよその星に行かせるのは得策ではありません。民のほとんども、反対しました。ですが、地球のまがつ神より、武神のほうが厄介だと女王は思ったのです。
なぜなら、地球のまがつ神は、こちらが跪けば無用な殺りくはしません。
けれども、ラグ・ヴァダの武神は、自分の欲のままにあらゆるものを奪い、殺し、辱め、破壊します。
これまで犠牲になった民が、どれほどいることか――。
もし、武神が地球のまがつ神と組んで女王に反旗を翻し、ラグ・ヴァダを支配することになったら。
おそろしくて身の毛もよだつ光景が、女王のまぶたの裏に浮かびます。
いずれ自分のものになるラグ・ヴァダ星をアストロスに奪われては困るから、いうことを聞くだろうと思っていた女王の目論見は当たり、ラグ・ヴァダの武神は、自星をアストロスに奪われまいと、意気揚々とでかけていきます。
女王は、アストロスの武神が、ラグ・ヴァダの武神を滅ぼしてくれることを願っていました。
ラグ・ヴァダの武神にとっても、アストロスの地で起こったことは大誤算でした。
だれよりも強かった武神は、自分より強い神がこの世界にいるなんて、思ってもみませんでした。
弟神もやっと倒して、兄神はもっと強かったのです。
そして、ラグ・ヴァダの武神を決定的に揺るがしたのは、小さなピンクのウサギ姫の存在でした。
武神は、ひと目でウサギさんに恋してしまったのです。
ウサギさんを手に入れるため、武神はひと芝居うちました。
まずはアストロスに受け入れられなければなりません。ここがラグ・ヴァダ星なら、自分より強い神がいないので、ウサギ姫を奪うこともできますが、ここでは兄神が目を光らせています。
ラグ・ヴァダの武神は、見かけだけは、従順な態度をとりつづけました。
けれども、弟神をその手にかけたラグ・ヴァダの武神を、アストロスの民は許しませんでしたし、ラグ・ヴァダの武神に死を与えることを望みます。
しかしラグ・ヴァダの武神を滅ぼしてしまうことは、ラグ・ヴァダとアストロスの戦争になりかねません。ラグ・ヴァダの女王の心うちは、彼女にしかわからないことで、アストロスの兄神も、パンダもキリンも、だれも知りません。
彼らは、ラグ・ヴァダの女王が、武神を滅ぼしてもらいたがっているなど、思いもしませんでした。
ウサギ姫は、平和を望む姫でした。どんな形であれ、戦争になってほしくはありません。
彼女は、弟神が亡くなったことにもひどく心を痛めていましたが、ラグ・ヴァダの武神を滅ぼすことも反対でした。彼女の目には、彼も地球のまがつ神に利用された、あわれな者としてうつっていたのです。
そんな姫を、武神は言葉巧みにだましました。
「私と契り、私とあなたとのあいだに子が生まれれば、その子が三つの星をつなぐ平和の象徴となる」
それはかつて、マ・アース・ジャ・ハーナの神様が神託として、ウサギの母につたえていたことです。
ウサギ姫は、ラグ・ヴァダの武神の妻となることを決めました。
もちろん、周りは猛反対です。
兄神はもちろん、地球のパンダも反対しました。反対しなかったのは母である女王サルーディーバだけでした。
地球からきた四番目の使者、“正義をかざすタカ”は、ラグ・ヴァダの武神とアストロスの兄神を共倒れさせるつもりでした。ですから、つねにラグ・ヴァダの武神の味方をしました。兄神と武神の決裂を狙っていたのです。
ラグ・ヴァダの武神も、姫との結婚を邪魔する者を、ことごとく消し去ろうとします。
でもそれは、ラグ・ヴァダにいたころのように、乱暴に行うわけにはいきません。こっそりと、だれにも気づかれぬように消さねばなりません。
武神が目を付けたのは、盲目の呪術師でした。
彼女の愛娘は、武神の手にかけられました。
愛娘のなきがらにすがりついて泣くイルカに、武神はささやきかけます。
娘を手にかけた者の名を。
それはもちろん、ラグ・ヴァダの武神を邪魔する者の名でした。
武神は、盲目のイルカの夫であるシャチに、声も体格も、とても似ていました。彼女の目が見えないことをいいことに、武神は彼女をあざむきました。
彼は、彼女の夫であるシャチを装って、彼女に、数々のひとを呪い殺させたのです。
盲目のイルカも、やさしかった夫の変貌ぶりに困惑しますが、娘の命を奪ったものの名を告げられると、彼女のうらみは燃え盛りました。夫の言葉のままに、彼女はつぎつぎと呪術をかけてゆきます。
肝心の夫――シャチは、アストロス中が大混乱しているため、ずっと兄神の傍にいて、対策に追われていました。愛する妻のもとには、一年も帰っていません。
あわれなイルカが真実に気付いたのは、本物の夫が帰ってきたときでした。
イルカは、自分が罪もないひとびとを呪い殺したことを知り、
「わたしは来世、自分が殺した人間の数だけ、苦しむことになるでしょう。そうせねばなりません。わたしは、わたしが許せないのです。愛する人よ」
そう言い残して、夫の剣で自刃しました。
シャチは海が割れるほど雄叫び、嘆きましたが、妻は帰ってきませんでした。娘を埋めたちいさな墓が裏庭にあることを知り、シャチは絶望に打ちひしがれました。
妻も娘も、失ってしまった。
すべてをなくしたと彼は思いました。
こうしてはいられません。
シャチは、ラグ・ヴァダの武神のおそろしい本性とたくらみを兄神に知らせるため、帰ってきた道を懸命に戻りはじめました。
シャチが夜も眠らず馬を走らせているころ、ラグ・ヴァダの武神とウサギ姫のあいだには、玉のような赤ちゃんが生まれました。
真っ白なヒツジさんです。
彼女は、アストロスとラグ・ヴァダ、地球の三星をつなぐ平和の象徴として、“イシュメル”と名付けられました。
ふたりのあいだに子ができたときから、ラグ・ヴァダの武神は、野心を隠さなくなりました。彼は、ウサギ姫をラグ・ヴァダに連れていくと言います。
「姫よ。私とともに行こう。あなたをラグ・ヴァダの女王にしてあげるから。そう、邪魔な女王と一族は私が始末する。私はラグ・ヴァダの王、そしてあなたが女王だ」
ついにウサギ姫も、武神の正体に気付いて青ざめます。
地球側も、事態がひっ迫し始めました。正義をかざすタカが、パンダとキリンの裏切りを、地球側につたえてしまったのです。
大混乱の中、姫を奪い合って、ラグ・ヴァダとアストロスの兄神のあいだで、二度目の戦いが起こります。
ふたりが共倒れするのを、地球のまがつ神は虎視眈々と狙っています。
武神同士の本気の戦いは、地が割れ、竜巻が起こり、大災厄となって、アストロスの大地を壊していきます。
ウサギ姫は、アストロスの民を守るため、二人の争いを止めようと、二人の刃の間に身を投げ、粉々に砕け散りました。
愛する姫を、みずからの剣で砕いてしまった武神たちは、咆哮します。
弱った武神たちを、地球のまがつ神が滅ぼしました。
やっとアストロスの城塞都市にもどってきたシャチは、兄神も、ラグ・ヴァダの武神も――ウサギ姫もいなくなってしまったことに呆然としましたが、力尽きてはいられませんでした。
地球から、どんどんまがつ神が押し寄せます。もう、守ってくれる武神はいません。
シャチは、白いタカとともに女王サルーディーバを守り続けました。
キリンさんは、アストロスを守って地球のまがつ神と戦い、息絶えました。
パンダさんが、イシュメルを守って、ラグ・ヴァダに発ちました。
やがて、アストロスもラグ・ヴァダも、地球に支配され、年月が経ちました。
アストロスの兄弟神は、その偉業をたたえられ、巨大な石像が、アストロスの城塞都市の入り口に建てられました。城塞がなくなったいまでも、まがつ神からアストロスを守るように、空をにらんでそびえたっています。
アストロスの民は、ラグ・ヴァダの武神も埋葬しましたが、アストロスではそのころ、疫病だの大洪水だの、数々の災厄があらわれました。
彼らは、ラグ・ヴァダの武神の呪いだと、口々に噂しました。
やがて、女王のもとにも神託がおろされます。
「このままでは、ラグ・ヴァダの武神がよみがえってしまう。なきがらと剣を引き離せ」
滅ぼされたラグ・ヴァダの武神が、まがつ神となって復活しないように、アストロスで一番力のある呪術師が、武神の“亡骸”と“剣”を埋葬し、封印していました。
それをしたのは、“真実をもたらすトラ”という呪術師でした。
彼は、愛弟子だったイルカさんのあわれを思い、彼女のためにも、二度と武神が蘇らないように、しっかりと封印を施しました。
それでも、武神の力が強大すぎて、たった“千年しか”封印は持ちません。
そのうえ、数々の災禍がアストロスを襲い、アストロスはいまにも滅びそうでした。
武神の亡骸は、ラグ・ヴァダに送られました。
厄介なものを持ち込んでくれたと眉をしかめたのは、ラグ・ヴァダのほうです。
故郷に帰ったなきがらは、血が通ったように明るい色をともし始め、鎧も皮膚の上に浮かび上がってきます。
老いた女王は自身の命を懸け、“犬のご意見番”という老呪術師といっしょに、武神を封印しました。
なきがらは千年もたつまえに朽ちるので、ラグ・ヴァダの武神がもう一度、同じ肉体をもってよみがえることはないだろう。
魂を封じたので、生まれ変わることもない。
しかし千年後、封印が弱まったときにラグ・ヴァダの武神はよみがえる。
それが災禍となるか、“だれかの肉体を借りて”、地球人を滅ぼすためによみがえるのか分からない。
神を滅ぼせるのは神だけであり、ラグ・ヴァダの武神がよみがえるときには、必ずアストロスの兄弟神もよみがえって、こんどこそラグ・ヴァダの武神を滅亡させるために戦うだろう。
それが失敗した場合は、ふたたび、ラグ・ヴァダにおいては武神の“魂”を。
アストロスにおいては、“剣”を封印し直さなければならない。
そのためにわたしも、アストロスのサルーディーバ女王も生まれ変わるだろう。
女王はそう、言い残しました。
――そうして千年後、とある人間の身体を借りて、ラグ・ヴァダの武神はよみがえります。
カーダマーヴァの一族の、ネズミのようにちいさな少年の身体を借りて――。




