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おまけ

「あー、なんということだ」


 師匠、もとい、セロンはとてつもなく後悔を感じていた。親友(天敵)でもあるフルグライトにお膳立てしたものの(多額の見返りを要求した)、まさか、弟子のエリアルがこれほどまでに抱き潰されるとは思っていなかった。


 あの男はまさにさかりのついた獣である。男がよく言っていた。「俺は性欲があまりなくてな」という発言。嘘である。


 しかも、その行為はエリアルの部屋で行われるため、隣の部屋には筒抜けだった。誰が熱に浮かされた弟子の可愛らしい声と、獣と化した親友の荒い声を聞きたかろう。ごめんこうむりたい。


「計算が狂った」


 そろそろ我慢の限界だ。弟子の破門とともに親友に責任を取らせる計画を進めなくては。セロンは最近、抜けてきた頭皮をかきむしりながら、据わった目をエリアルの部屋の扉に向けた。すべてはセロンの思惑通りに進めるために。


おわり

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