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店長と竜

 店長がランスを飼うことに決めた理由は、他国では、商売繁盛を願って店でペットを飼うと聞いたことがあるから、というものだった。

 店長曰く、竜を神様として祭る国もあるらしい。それで竜を飼おうと思うところが店長らしいというかなんというか。


(まあ、要は放っとけなかったんだろうけど)


 店長はお人好しなのだ。困っている人にはタダで商品をあげてしまうこともある。

 その分、店員がしっかりしているからなんとかなっているが、竜なんか飼って餌代は大丈夫なのだろうかと、リーナは心配になった。


 ――結果として、餌代の心配はいらなかった。

 近所の食堂で残飯を貰えるように、ミリアがすでに交渉していたのだ。

 さすが店長の彼女をやっているだけあるとリーナは感心した。

 これならきっと、二人が結婚した後も店はうまくいくだろう。

 赤字で店員を減らすということはなさそうだと、リーナは安堵するのだった。


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