きっと、これは罰なのだ。
また、遊ぶがやってきた。
でも今回は二人ではなく、人数多めだ。
場所もボーリング場になった。
ボーリング自体得意ではなかったが、貴女と遊べることが幸せだった。
でも、あの日以来、僕は自分を信じられなくなっていた。
また、理性が飛ぶのではないか?
また、変なことをしてしまうのではないか?
そんなことばかり考えていた。
貴女が席を外すのが見えた。
友達に自分の分も投げてと頼んで席を外した。
貴女の目には涙が見えた気がした。
吸いつくように僕も後を追う。
僕も友達に自分の分も頼むことにして。
貴女の元に行くと、やはり泣いていた。
僕に気付いたのか逃げようとする。
咄嗟に手を掴んでしまった。
すると、貴女は抱き着いてきた。
震えてる貴女と、動揺する僕。
冷静になれる気はしなかったが、なる努力をしつつ、質問をしてみた。
どうしたの?
貴女は少し間を空けて答えてくれた。
生理がこない……
僕とはそうなる行為まではしていない。
だから、元彼の子供かもしれない。
僕は頭の中で様々の事を考えて見たが、結論は出なかった。
更に貴女は言葉を続けた。
このままじゃ居場所なくなる。
自殺……しようかな。
僕は貴女を殺してあげようと決めた。
……わかった。
じゃあ僕に殺させて?
苦笑いだったかもしれないけど、僕は笑顔で質問をしたのだ。
貴女は戸惑いながら答えた。
君には殺せないでしょ。
いいや。殺せるよ。
僕は壁際まで貴女を追い詰めた。
そして……
目…あけたまま死にたいのかな?
目……閉じて。
貴女の目を優しく、なぞるように手で隠す。
おもっきり、おもっきりするからね?
貴女はも心を決めたのか、小さく頷いた。
僕は貴女にキスをした。
自分から激しいキスなどしたことがない。
分からなかったけど、努力をしてみた。
長かったキスも終わりを迎えた。
恥ずかし混じりに笑う貴女と僕。
今度は貴女の方から
今度は私の番!
僕は目を閉じた。
それとほぼ同時に濃いキスをされた。
頭がくらくらする。
目眩がする。
嗚呼。恋って、好きって、
こんな感じなんだな。
って思ってしまった。
それからしばらくして友達が心配になりやってきた。
立ち位置的に僕は苦しい言い訳しか言えなかったが、
幸せな時間だった。
貴女も幸せなら嬉しいんだけどな……