アオイバラ――ハナコトバハ、キボウ
扉の向こうには…一冊のノートと、花瓶があった。
イヴは取りあえず…右へと進む事にした。
Ib side
右の道には…誰かが倒れてた。
一応、声を掛ける。
イヴ「…あの……」
??「……………うぅ…………」
…返って来たのはうめき声だけだった。
男の人の手には、カギが握られている…。
イヴ「…かり…ます。」
<イヴは 小さな鍵 を 手に入れた>
…右に行っても、先には進めなかった…。
取りあえず…左に進もう。
NO side
イヴが行った先には、張り紙が二枚。
『そのバラ ?ちる時 あなたも?ち果てる』
…良く分からない…。
『バラとあなたは ???? 命の重さ 知るがいい』
…何と無く…分かる気がする。
一旦ドアをスルーして…絵のプレートを読んだ。
『青い服の女』
…絵が…ない?
近くには…バラの花びらと、血。
イヴは…小さな鍵を使ってドアへと入って行った。
…ドアの中では………“青い服の女”がバラの花びらをむしっていた。
女はイヴに気付くと、物凄い剣幕で追いかけてきた!
イヴは…ドアを出た。
ドアを出て、一安心…………出来なかった。
何と、女は窓を突き破って来た!
イヴ「!?」
イヴは慌てて、先程のドアをくぐった。
くぐった先では……地面に青い薔薇が落ちていた。
少しだけ萎れかかった、綺麗なバラ。
イヴはそれを拾って…ドアの向こうに行った。
すぐさま女が襲ってきたが…それをかわして一番最初の部屋へと戻った。
そこで…イヴは、青い薔薇を水色のビンにつけてみた。
…青い薔薇が、元気になった。
<イヴは 元気なアオイバラ を 手に入れた>
イヴは早速、倒れている男の人の元へと向かった。
イヴは小さく話しかけた。
イヴ「あの…」
??「……うーん…………」
男の人は、起き上がった。
??「…………あら?苦しくなくなった………ん?」
訂正。オネx<少々お待ち下さい>
??「うわっ!」
男の人は、驚いたように後ずさった。
??「な……今度はなによ!もう何も持ってないわよ!!」
…どうやら、警戒されている様だ。
イヴはおろおろしている;
??「あ……あれ?アンタもしかして……美術館にいた……人!?」
…どうやら、向こうが先に気付いてくれたようだった。
??「そうでしょ!あぁ良かった!アタシの他にも人がいた!」
男の人は安心した様に、壁に背を付けた。
??「そっか……じゃあアンタも何でこんな事になってるのかはわからないワケね;」
イヴ「…うん…。」
ちょっとだけ雑談。
??「アタシの方も大体同じ感じよ」
イヴ「そう…」
男の人は言いながら、青い薔薇を取り出した。
??「おまけにこの薔薇……花びらちぎられると自分の体に痛みが出てきてさー;」
イヴ「………(…確かに;)」
??「さっきは死ぬかと思ったわ……取り返してくれてありがとね」
イヴ「…ううん。良いの。」
ちょっとだけ笑い合う。
??「………でとりあえずさ………ここから出る方法を探さない?」
男の人が言ってきた。
??「こんな気味の悪い場所、ずっといたらおかしくなっちゃうわ;」
イヴ「そう…だね。」
??「そういえばまだ名前聞いてなかったわね。」
男の人が言う。
??「アタシはギャリーっていうの。アンタは?」
イヴ「イヴです。」
ギャ「イヴ……イヴって言うのね。」
何故か二回繰り返された。
相当、人にあえたのが嬉しかったんだろうか?
ギャ「子供一人じゃ危ないからね……アタシも一緒に、付いてってあげるわ!」
自信満々に言われた。
ギャ「行くわよイヴ!」
……その矢先に、ペロペロしてる絵からのつば攻撃。
ギャ「ぎゃーっ!」
ギャリーは驚いたように尻もちをついた。
イヴ「ギャリー?!」
ギャ「……………;い……今のはちょっと驚いただけよ!本当よ!」
…そんなに焦って言うと…かえってあやしい…w
ギャ「とにかく!こういう変なのがいるから、気をつけて進むわよ!」
……頼もしいかはともかく……仲間が一人、増えました。
?? side
??「………紅い……水?」
青年の足元の少し鉄くさい、水。
少しずつ…水かさを増してきていた。