アソボウヨ、ココデ
NO side
緑の鍵を開けていった先には…まっすぐ行く道が無かった。
ただ、魚の形をした窪みがあるだけで。
イヴは、左へと進んだ。
その部屋は、沢山のカーテンが壁に掛かっていた。
一番手前の黒い影の下に、文字が浮かんだ。
“かくれんぼ する?”
…イヴが首をかしげてる間に、黒い影は隠れてしまった。
Ib side
あの影さんは何処に行ったんだろう?
取りあえず…一番左の下に行ってみようかな…。
NO side
イヴが行った場所…カーテンの下にはボタンが付いていた。
押すと……音楽が無くなった様な気がする。
目の前に絵には♪と『OUT』と言う文字が書かれてたから…かな?
その隣のボタンを押すと…あの黒い影がいた。
文字が浮かび上がったから…それを読む。
“みつかった けいひん あげる”
奥から、コトンと言う音が聞こえた。
行ってみると…『板前の腕』という絵の前に何かが落ちている。
{イヴは木のさかな(頭)を手に入れた。}
…変なナレーションが流れた気がするが…無視して行こう。
右の部屋に行った。
……石膏の頭とくびのないマネキン達が沢山並んでる。
上(イヴにとっては左側)には真っ赤なバラの絵があった。
…少し進んだら黄色い絵の具が天井から垂れてきた…。
小さな花瓶を見つけた。
薔薇を活けると、元気になった気がする。
部屋の中は大体調べた。
だから帰ろうとしたけど……真ん中の石膏が動いた。
……笑ってる。
ニヤニヤして…イヴの事を追いかけ始めた!
イヴは慌てて逃げるが…そこは壁。
―――追いつめられた!?
焦るイヴとは対照的に…石膏は近付いて来る。
だが……下にあった『資材置き場』の看板には気付かなかったらしい。
石膏は転んで割れてしまった。
その破片の中に……魚の頭と似た素材を見つけた。
{イヴは木のさかな(尾)を手に入れた。}
……無視無視。
…おや、木のさかな(頭)と木のさかな(尾)がくっついた…?
{イヴはさかなのカギを手に入れた。}
…一々流れるのかな、これ。
イヴは最初の道に戻った。
そして鍵をはめた。
すると…
[ナーゴ……][[[[[[[ミャーゥミャーゥミャーウ!]]]]]]]
猫達の鳴き声と共に、先へ進む道が現れた。
イヴは、先に進んで行く。
??? side
??「とにかく…ここを出ないと。」
青年は呟いて歩き出そうとした。
…何かに気付いて足を止めたが。