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彩色売買×陸獣

作者:おなつ
此の世界を創った一為る神アカーシャの陸児、「狐」「狸」「猿」「狗」「猫」そして、「獏」。
陸児はアカーシャを慕い、平和に暮らしてきた。アカーシャは娘、息子たちを溺愛し、美しく育てた。
だが、そんな陸児たちは、自分の欲にふとした事で溺れてしまうのだ。
アカーシャが流した涙で育つ「彩色の樹」。甘美な果実がなる彩色の樹に、アカーシャは陸獣を近づかせなかった。だが、その実の美しさに陸児たちはアカーシャに言われた事も忘れ、我先にと実をむしり取り口に放り込み、貪り喰らった。赤い実、青い実、黄の実、緑の実、紫の実、白の実。
色取り取りの果実を口にした陸児の髪、瞳の色が美しい漆黒からそれぞれの色に変色して行った。
赤い実を食べた狐は赤の髪と瞳に。
緑の実を食べた狸は緑の髪と瞳に。
黄の実を食べた猿は黄の髪と瞳に。
青の実を食べた猫は青の髪と瞳に。
紫の実を食べた狗は紫の髪と瞳に。
白の実を食べた獏は白の髪と瞳に。
この事を知ったアカーシャは嘆き悲しみ、怒り狂い、嫉妬に浸った。
アカーシャは陸児たちを下界に落とし、それぞれの地に縛りつける事にした。
陸児たちをアカーシャは軽蔑して見る様になり、いつしか陸児はこう呼ばれるようになっていった。

陸獣――と。
プロローグ
2012/11/25 23:44
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