表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

9/57

エピソード08:呪われた要塞

「見ろ、これが本物の力だ――」


オーリックス・ドームに踏み入れた瞬間、耳を劈く歓声と魔法の衝撃波が襲う。数万人の熱気、揺れるスタンド、光の奔流、土煙、炎の渦。生き物のように脈打つ巨大ドーム。


ヴェンが横で囁く。「三回戦。火魔法使いです」


火か。派手で無駄。叫び散らす力。


中央にフードの男が静かに入場。ポーズなし、演出なし。観客ブーイング。


対戦相手が哄笑、両手広げ「[インフェルノ・ランス]!」


十二本の炎槍が轟音と共に発射。空気焼き、観客熱狂。


だが――全て消滅。


フード男、指先一つ。炎槍が水霧に溶け、蒸気となって消える。無音。無駄ゼロ。


観客凍りつく。実況絶叫「水魔法!完璧防御!」


男の反撃。水流一本、蛇のようにうねり火使いの足元から噴出。絡め取り、締め上げ、地面に叩きつけ。骨折る音。気絶。


3秒。全戦闘時間。


僕は微笑む。**マーベル・タキシン**。第三の柱。水の支配者。


ヴェンに囁く。「あれが制御だ。お前も学べ」


帰路、分析。「火は燃え尽きる。水は形を変える。俺たちの帝国もそうあるべき」


**週末訓練:血の極限**


静かな自室。窓閉鎖、結界展開。血練開始。


掌切開—深紅の海が渦巻く。鞭→盾→翼→剣。形状維持時間測定。


【血液操作LV3→LV4】【技解放:血翼(短距離)】【糖分消費20%↑】


翼初試。部屋内浮遊5秒—視界回転、膝崩れ。**糖分警告**。


クッキー3つ即摂取。5分休養、再挑戦。12秒浮遊成功。


痛みはデータ。限界は突破口。


ヴェン召喚。「公園。第二試験」


**ヴェン忠誠試験**


夜の公園。血染シャツ地面に。偽装暴漢3人配置(傭兵雇い)。


ヴェン到着。「主!?」


「試験だ。俺を守れ」


暴漢襲撃。ヴェン大地隆起—土壁展開、岩槍連射、2人即座拘束。最後の1人逃走試みるも土牢封じ。


全戦闘28秒。死者ゼロ。俺に傷なし。


「合格」と頷く。「お前は武器だ」


ヴェン膝をつく。「主の為に」


**夜の作戦会議**


居室。国境地図展開。ファルリス周辺、隣国境、交易路標記。


「征服ではない。秩序だ」と線引く。「交易路制圧→経済支配→人心掌握→王座」


ヴェン質問。「水の柱は?」


「マーベル。あいつは鍵。次の闘技大会で接触する」


窓外、ファルリス夜景。天空都市の光が無数に瞬く。


世界はまだ知らない。だが気づいた時には—

**帝国の骨組みが完成している**。


**現在ステータス**

**六条ナジ**

**忠誠:**ヴェン・ダイゴ(LV3・戦闘実績)

**スキル:**血液操作LV4、血翼(短)、糖分感知強化

**標的:**マーベル・タキシン(水支配・優先度S)

**次章:**糖分限界突破と大会接触


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ