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僕は誰も愛せない  作者: 関係詞
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第4話 見に覚えのない後輩

先に言っておこう僕には彼女はもちろんのこと気安くボディタッチをするような女友達もいない。

だから…


「せんぱい、かわいい伊万里ちゃんを置いてどこに行くんですか!」


お前は誰なんだ…


「伊万里ちゃん!予定ってそいつのことかよ」

がたいのいい金髪の男が俺を睨みながら金髪ツインテールの伊万里?ちゃんに話しかけている。


「そうです。さっき言った通りこの後せんぱいとデートなので孝明くんごめんなさい。」


てへぺろとふざけた感じに謝罪する見に覚えのない後輩。


こいつ…


「そんな冴えないやつとデートするより俺とデートした方が楽しいってほら俺と行こうよ!」


拒否られてるのに食い下がる孝明くん?いとおかし

僕に関係なければ応援してあげたいほど諦めなさなんだけどな


現時点で僕に迷惑がかかってるとっとと終わらせて僕を自由にしてくれ


「だから!っっ…」

伊万里が苛立って拒否をしようとしたが孝明が強引に腕をつかんだ。

「やめて!」

「ほら、行くぞ!」


しゃーない…


カシャッ


カメラの音に二人は動きを止める


「なに勝手に撮ってるんだよ」


孝明が無理矢理スマホを奪い取ろうとするのをいなしながら感情のこもってない声で僕は


「これを持って警察に行くかい?」

「なっ」

孝明は呆気にとられる。


「嫌なら僕の伊万里に手を出すな」

僕はそう言い残すと伊万里の手をとってその場を離れた。


「あー、疲れた」

そういって伸びをしながら愚痴をたれる伊万里。

ちゃんと彼女のことを見てみると金髪褐色で少し着くずしたギャルギャルしい格好をしている。


「迷惑かけてごめんなさい。助けてくれてありがとうございます。」

見た目のイメージと違いペコリとおじぎしながら謝罪してくるその様子を見て僕は嫌な予感を感じた。


「いや、気にしないで」

「お礼をさせてください!前ノ原中学3年黒森伊万里くろもりいまりって言います。お名前を教えてくれませんか?」

「お礼はいいよ。

白木隆二、前ノ原高校の一年だよ。」


その後、僕たちは駅のホームで話ながら時間を潰していた。


「白木さんってゲーセン行くんですか!

わたしも好きなんで一緒に行きませんか?」

「黒森さんと行くのは恐れ多いよ。」

「伊万里でいいですよ。僕の伊万里じゃないですか~」

「なっ?」

僕は完全に遊ばれつつも楽しく会話をしていく。

彼女はこちらのツボをつくように話すのでついつい話してしまう。


「おじいさんとか見てるとかわいいですよね~」

 

まるで僕の警戒心をなくすように…


この時僕の脳裏に一つの言葉がよぎった。


美人局


もしかしてこの子…





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