表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕は誰も愛せない  作者: 関係詞
4/40

第3話 自己紹介

「それでは、自己紹介をしよう」

体育館から帰ってくるなり氷川先生がクチを開く。


「改めまして、氷川令だ。

今年で25、血液型はA型で趣味は占い。

占って欲しいやつは言ってくれ!」


いい声で自己紹介をしていたが占いが趣味って意外とギャップあるな。


「では、私も山田誠一郎と申します。

これから一年よろしくお願いします。

バイクを趣味でしていますので、皆さんも免許を取ったらツーリングでもしましょう。」


ぎゃっ、ぎゃっぷーー


「それでは出席番号一番の相田から順に自己紹介をしてくれ。」


そんなこんなで一人ずつ自己紹介をしていく。

俺はというと

「白木隆二です。

ゲーセンに遊びにしょっちゅう行ってるんでな興味のある人は気軽に誘ってください。」

無難な挨拶を無事成功した。


そして、


「柊 可奈です。

趣味はピアノです。

一年間よろしくお願いいたします。」


淡白ながらも自己紹介する彼女にクラスの視線は釘付けだったのは言うまでもない。




自己紹介も終わり今日は入学式がメインであるため午前中で下校。


正直、もう疲れてるから帰って寝るかゲーセンに行きたい気分なんよな


そんなことを思いながら帰りの支度をしていると隣の席がまた盛り上がりを見せている。


「打ち上げやろうぜ!柊さんも来るよね。」

「私は予定があるので…」

「予定なんていいじゃん。せっかく同じクラスになれたのに!」

案の定、うちのクラスのお姫様(勝手に命名)が朝よりアプローチされてる。


こいつら猿なのか?


朝は尊敬するとか応援するみたいなこと思ってたのがバカらしいぐらいアプローチをかけるやつらを見てわざと音を立てて教室を出る。


頑張るのはいいことかもしれんがさすがにウザイわ

心で毒づきながら出ていく若干入る学校間違えたと思いながら





帰宅~帰宅~


少しテンション高めに帰り道を歩きながら今日あったことを振り替える。


山田先生エモかったな~


こう見えて僕はおじいちゃん子だから

ナイスミドルを見るとエモいと思ってしまうくらいにはおじいさんっ子である。



隣の席がうるさいこと以外は特に問題なく過ごせそう


明日からの学校生活を楽しみにしていると


「いたいた、せんぱーい」


突然、女の子に横から腕を組まれた。


は?




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ