表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕は誰も愛せない  作者: 関係詞
2/40

第1話 高校最初の日

「電車、人多すぎじゃね?」


これが僕、白木隆二しらきりゅうじの高校初登校の感想である。

小中学校どちらと徒歩通学だったので

登校前は制服を着ながら電車通学に少しワクワクもしていたが駅のホームの時点で人が多く電車が来たと思ったら駅員に押し込まれるように乗せられた。

電車の中には自分と同じ学校の制服を着ている学生でごった返していた。


「これが無理矢理出荷される家畜の気持ちか」


などとぼやいていると目的地である前ノ原高校前駅に電車がついたようだった。

電車のドアが空いた瞬間一気に大勢の人たちが流れるように出ていくのを見てそれに習い自分も進んでいこうとするが…


「朝からめんどくせぇ」


人混みがめんどくさくなりホームのベンチの方に避難する。


「こんな朝からよく頑張るな~」


他人ごとのように階段を上っていく人々を見ていると茶髪の女の子がうつむきながら座っていた。

彼女は人がはけてきたにも関わらず動こうとしない。


「あの~、具合が悪いようですが大丈夫ですか?」

 

思わず、心配になり声をかけてみたが


「心配いただきありがとうございます。

特に問題はありませんので失礼します。」


ぴしゃりと拒絶するように言い切られ、そのまま階段の方に向かって行ってしまった。


「まあ、元気そうならいいか。」


特に気にせず、彼女が行ってから少し時間がたった後、

僕も駅の改札に向かうのであった。



改札を出ると学校が見える位置にあり、その事に感謝しながら学校の方に向かって行く。


新しい生活への期待にワクワクしながら…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ