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子供に「花咲か爺さん」の話をして
昔、とある村に貧しい老人が住んでいました。彼は「花咲か爺さん」と呼ばれ、いつも種をまいては花を咲かせ、それを売って生計を立てていました。
ある日、花咲か爺さんは山で猿と出会い、彼らから自分たちの村に花を届けて欲しいと頼まれます。花咲か爺さんはそのお願いを聞き入れ、猿たちが持っていた花を村に届けます。
すると、村人たちは花咲か爺さんに花を買うことを決め、彼はこれまで以上に種をまいて花を咲かせ、村人たちに売ることができるようになります。そして、彼は自分の売り上げから、猿たちにも花を贈り、彼らとの交流を深めることができました。
このお話からは、貧しいながらも自分の力で生き抜こうとする花咲か爺さんの姿勢や、自分がしてもらった恩返しをすることの大切さが伝わってきます。また、異なる種族同士でも、お互いの心を通わせることができるというメッセージも含まれています。
子供たちにも、自分の力で頑張ることや、恩返しの大切さを身につけることができるよう、この話をお話ししてみてはいかがでしょうか。