童話【カチカチ山】
このお話は、2匹の動物、タヌキとウサギが登場する物語です。
ある日、タヌキとウサギは山で出会い、お互いに挨拶を交わしました。すると、タヌキは「ここは僕の山だよ。君たちは、この山を通るためには、許可が必要だよ」と言いました。ウサギは「それでは、どうすればいいのかな?」と聞きます。タヌキは「今日は、君たちに許可を出してやるよ。でも、次に来る時には、必ず許可を取って来いよ。」と言いました。
それから数日後、ウサギはまた山を通る必要があったので、許可を得るためにタヌキのところに行きました。しかし、タヌキは「あの時に許可を出したのは、今だけだったんだ。次からは、許可は出さないよ。」と言いました。
ウサギは困ってしまい、何とかして山を渡る方法を考えました。そして、タヌキが寝ている間に、腹に石を詰め込んでいきます。「カチカチ」という音がするように(、。)石を詰めたウサギは、タヌキの前を通り過ぎました。
すると、タヌキは「誰かが山を渡ろうとしている。」と思って目を覚まし、ウサギが渡った跡を追いかけていきました。しかし、ウサギが石を詰め込んでいたため、動けなくなってしまったのです。
ウサギは、タヌキをからかいながら「カチカチ山に住んでいるタヌキさんは、とても怖いですね。もう、二度とこの山を通りません。」と言って去っていきました。
このようにして、ウサギはカチカチ山を渡ることができました。
そして、この物語から「カチカチ山」という言葉が生まれ、警告や脅しの意味で使われるようになりました。