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こまかい詩集

詩 ここで見守る事しかできないけれど

作者: 透坂雨音
掲載日:2021/04/29



 まだ白い


 色がつかない


 純粋なままの心


 そのままでいてほしい


 何にも穢れないままで 穢されないままで


 はるか先 生まれ堕ちた場所で どんな悪にさらされるのだろう


 心配で この手をはなしたくないけれど 時を読んで


 そっと 地上へ降ろす 親心を無視して


 まだ 白い魂に 色がついていく


 その様をみつめながら


 苦難乗り越えて


 白に戻れば




「ストーリー」


 私は見守る事しかできない。

 だからいっそ、苦難の世界に我が子を産み落とさない選択もできた。


 でも、信じよう。

 この子の中にある強さを。

 たとえ運命の荒波にのみこまれてしまっても、その強さがあるのだと母である私だけは。



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