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第19話 ゴブリンのドロップ

 地下3階の大広間のドアを開ける。

 中には紫の霧が広がり、動く影は無い。

 ポチと一緒に急いで魔素を吸収する。

 熱い血がドクッ、ドクッ、と全身に流れていく、レベルアップのようだ。

 ポチも一瞬光り、レベルアップしたようだ。



 ステータス

 Name  アルス・クレート

 Age   16

 Class   テクノシャーマン


 Lv  6        (+2)

 HP   380/400   (+80)[生命力]

 MP  1250/1250  (+100)[魔力量]


 Str   45     (+10)[筋力]

 Vit   46     (+10)[耐久力]

 Mag   92    (+20)[魔力制御力]

 Dex   46    (+10)[器用さ]

 Agi   46     (+10)[素早さ]


 属性  《機械》 

 使用魔術 情報魔術


 スキル 

 ■アクセス          MP消費 1

 魔力を電波のような波動に変えて放つ。

 魔力に意思を乗せ、機械を操ることが出来る用になる。


 ■テックブースト      MP消費 20

 魔力を機械に流し、強化させる。

 強化する能力はそれぞれで異なり、機械によっては能力が拡張される。




 ステータス

 Name  ポチ

 Age    0

 Class   サイバードッグ


 Lv    7        (+2)

 HP   1150/1150   (+200)[生命力]

 MP   80/80      (+10)[魔力量]


 Str    160      (+20)[筋力]

 Vit    240      (+30)[耐久力]

 Mag   32        (+4)[魔力制御力]

 Dex   80       (+10)[器用さ]

 Agi    110      (+10)[素早さ]


 属性  《機械》 

 使用魔術 機獣魔術


 スキル 

 ■バイオメタル

 再生力の有る魔法金属。

 魔力を使い、キズを治すことができる。




 二人とも2つずつレベルが上がった。

 僕のHPが減っているのはゴブリンに叩かれまくったからだな。

 レベルアップで多少治ったとはいえ、袖を捲くると腕が青タンだらけになっていた。

 苦い顔でケガした所を見る。


「くぅぅん……」

 ポチが寄ってきて、傷口を舐めてくれる。


「ハハハ! ポチ、ありがとう。大丈夫だよ」


 キズは多少の打ち身なので、気にするほどではない。

 レベルアップとクラスチェンジを経て、僕の体は回復力も上がってるようだし、これぐらい寝れば治るだろう。

 さて、次はドロップアイテムの確認だ。

 ポチと一緒に床を舐める様に見回し、アイテムを探す。

 結果、集まったのは大量の銅貨に数枚の銀貨。

 廊下に落ちてるのも集めた結果、銅貨が122枚、銀貨が8枚だった。

 期待していた、ゴブリンの使っていた武具は落ちていなかった。


「コレって…地上で使えるのか? ポチ、食べる?」

 ポチに銅貨を差し出すが、前足でそっ…と押し返される。



 次に地下3階の大広間を探索する。

 昔、数日とはいえ僕も寝泊りしていた場所だ。

 僕の時間間隔だと数日前のことなので、懐かしいとまでは思わないが……ずいぶん荒れ果てたなとは思った。

 部屋の中はゴブリン達に荒らされたのかめちゃくちゃだ。

 これだと食料は期待できないかな?

 食料…、今日の分も含めてあと5日分しかないんだよなぁ……。

 外に出た後のことも考えたら、余裕を持ちたかったんだが。


 部屋の中を漁ったところ、鞄や大きめのスポーツバックを複数に、学生服やジャージ等の衣服も手に入った。

 ロッカーの中などには財布や学生証まで残ってあったのだが……どういうことだ?

 普通、ここから出て行くなら持ち物は全部持っていくと思うんだが。

 彼らに何があったのだろう?


 それ以外だとうれしいことに、救急箱を見つけた。

 中には消毒液や様々な薬、包帯やビタミン剤なんかも入っている。

 これが地味にうれしい。


 後は調理室で包丁を手に入れる。

 包丁を入れる鞘の様な物があれば良かったのだが、無いのでキッチンミトンで代用する。

 厚めの頑丈な生地で作られた料理用の手袋の中に包丁を突っ込む。

 リュックサックの奥に仕舞うぐらいなら、これでも大丈夫だろう。

 それにスプーンやフォーク、アルミ製の皿などの食器を見つけた。

 今の所、使うことは無いがこれからの事も考えてあった方がいいだろう。


 それからシャワールームを見に行く。

 蛇口を捻れば赤い鉄臭い水が出てきたが、10分ほどで澄んだ水に変わる。

 給湯器も動かし、1週間ぶりのシャワーだ。

 ポチも濡らしたボロ切れで拭い、きれいにしていく。

 こざっぱりしてポチ用の皿に水を注ぎながら考えるが、やはり地下3階の方が生活空間としては優れている。


「問題はセキュリティだよなぁ……」

 すぐ上が、まだ魔物の跋扈する階層だ。

 寝てる隙に下りてきたらと考え、身震いする。


 そんなわけで今日もいつものねぐら、地下5階のコントロールルームへと帰った。



短いですがキリが良かったので。

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