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プロローグ「始まりの主人公」

 「━えーと...俺はどうして«此処»にいるんだろう?」っといきなり状況がわからない状態から始まってしまい申し訳ないけど、俺も今のこの状況を説明することのできる言葉が出てこない。

 そもそもの話し、俺はさっきまで自分の部屋に居たことは確かに覚えてはいるんだが、今は何故か目の前に広がる壮大な景色を眺めている。

 空は青く雲一つない快晴だが一部だけ七色に光っている所があるが今は考えない(これ以上は頭が回らなくなるから)、空に浮かぶ島のような大きな大地(これも)、その周りを大きな水晶のような物が囲んで浮かんでいるのが見える(これもですね)。

 そして俺が立っている見渡す限り広い草原とその周りを囲む山々がある。さっきまで自分の部屋に居た筈の俺がどうしてこんな訳のわからないファンタジーな場所にいるのかが思い出してもこれっぽっちもわからない。

 「あーもう、本当に何処なんだよ!此処はー!!」

 「はぁー」仕方ない、あれこれ考えてもしょうがないと思い、一度深呼吸をしてから少し歩こうと後ろを振り向くと百メートル離れた所に一人の女性がこちらを見て儚げに佇んでいるのが見えた。

 「ホッ...良かったーちゃんと人がいる!」っと思い至ったのも束の間、「っん?」彼女の様子が少しおかしい?今にも泣き出しそうな顔、それに何だか...「胸が熱い...」悲しそうな顔でこちらを見る彼女の顔がどこか懐かしいと胸の鼓動が高鳴るのを感じる(ドクンッ、ドクンッ)━(ヤバい!何だこの感覚!?)

 俺は胸の感覚を気にしながら、意を決して彼女に詰め寄ろうと声をかける。

 「あの━」

 俺が話しかけようと一歩踏み出したその瞬間、彼女のすぐ後ろに奇妙に揺らぐ渦が急に現れ彼女を呑み込もうとしている!!

 「っ、危ない!!」

 俺は咄嗟に手を伸ばす!彼女は頬に一粒の涙を落としながら「ずっと待ってるね...」と一言を発し渦に呑み込まれてしまった。

 それは後に必然的で当たり前だったという事を俺は嫌でも知る事となる。どうしてこうなってしまい、«どうしてあんなこと»になってしまったのかというこの訳のわからない真っ暗な未来の事さえも.....。

 この現状の全く何もわからない状態からこの俺[朝倉 永二]の物語[ストーリア]が始まるのだった.....。

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