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しるし2(詩集)

五月のリボン

作者: さゆみ

くっきりと浮かび上がるカラーにドキッ

うさぎが飛んで光り放ちながら鳴いた

エメラルドは静かな湖に波の足あと零し

紫味のアザレアピンクが熱い呼吸をする


天空のさかなたちが君想いゆうらり泳ぐ

風がさらって少しずつ撒いてゆく遠くの土

どこまでもまっすぐ上へ若竹は昇ってゆく

途切れていた虹の先まで見渡せるレンズ


どんなにくすんでいても

どんなに荒んでいても

どんなに下むいてたって


五月のリボン

僕らの町を巻いてゆく

クルクルさらりと覆ってしまうから

目を開けずにはいられない


最後の結び目には蝶が産まれるんだよ

大きな五月の蝶が羽をいっぱい広げて

輝いているよ

ほら、笑っているよ





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― 新着の感想 ―
[一言] 拝読いたしました。 初夏らしい明るく希望の持てる詩ですね。 こういう雰囲気の詩は大好きです。 読んで鬱々となる作品も文学的には質が高いと思いますが、やはりネットの作品は読んで楽しくなるのが…
2014/05/03 22:30 退会済み
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