茜空
地球は青いと知っていたけど
実際見たってわけじゃないから
人間不審と言う訳じゃないが
本当なのかな?
地球は青いと決め付けていた
それ以外にも固定願念
人間だってもしかしたら
飛べるかもね
僕が一歩前に進む度に
君は二歩も三歩も進むから
いつか愛想を尽かされそうで
怖いと言う度に慰めて?
こんな弱い僕を好きになって
本当に後悔していないの?
いつかじゃなくて今すぐ
強くなれたら…
町中一望できる高いビル
屋上から見えた人は小さく
大して恐くもないもないから
目も閉じない
上を見上げたら茜空
君を思い出してポケットから
最後のタバコと携帯取り出して
電話したよ
『生きている意味が
見つからないから今から死ぬ』と冗談言ったよ
すると驚く程怒るんだ
まるで泣いてる様な声で
『生きている意味が
見つからないなら
私のために生きてみてよ』
君が笑ってごまかした事も
僕は本気にします
代わりに君が
泣いてくれてるのかな?
羽が濡れるから
空すら飛べないや
でもおかげでまだ足は
地面に着いてるよ
☆雨は嫌いだと言う君はまだ
こんな綺麗な虹を見てないね?
今度は二人並んで見ようね
くだらない約束
君と離れ離れになると思うと
急に死ぬ事が怖くなったよ
ゴメンじゃ済まされそうにないから
最期まで隣にいるよ
どうせ寝てる時は
死んでるようなものだから
もしも死ぬ時は
眠るように死にたいね