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弱いだけ

作者: 紡錘猫

君にしか聴こえないその声が

もしも闇に消されてしまったら

僕はどこに向かえばいいの?

どうやって君の名叫ぶの?


"愛してる"という君の想いが

人に伝わるのは簡単なんだ

だけどそれは僕だけのもので

僕にはわからない想い。

君が見すえたその先の世界が


たとえ真っ暗闇でも

僕の声は君にしか届かないのなら

希望の唄を歌い続けるだろう


ひたすらに走る

その足に痛みを感じなければ

それはすでに君じゃないんだよ

現実から逃げるために

その足はあるわけじゃない

無理して走るくらいならば

僕を頼ればいい


逃げて逃げて

君自身を亡くしてしまうより

少しマシだろう?


君が好きだという僕が

僕の中に残っていたなら

全てそれを君にあげるからさ

君はずっと生きてほしいの


もしも僕が僕を亡くして

しまったとしたら

君は僕を愛せなくなるだろう

そのいつかくる最期の時まで

僕は夢を見てたいんだ

それくらい許してくれるよね?


愛さなくていいという言葉が

僕であるなら

愛してほしいよというのは

君なんだろう


心がいつか嘘をついてしまったら

傷付くのを防ぐのに

精一杯になってしまう


見たくないもの全てに

モザイクをかけて

また僕は逃げてゆくの


"ずるい"と思ったなら

君もずるくあればいい

何よりも弱い僕を

好きになってしまったのなら

"これは違う"って正当化するぐらいなら

弱くていいよ

そのままの君と僕でいたいの。


Though I who says such a thing also am justifying.


Though I who says such a thing also am justifying.



そんな事を言ってる僕も正当化してるのだけど。


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