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異世界マイホーム  作者: 祐祐
1章

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9/19

9話:状況整理

 色々処理をし終えて落ち着き、状況整理を行う。

 まず、太陽の高さからしてお昼頃だろうか。建物がランクアップしても入口はだいたい南を向いているから、それで判断するしかない。まぁまだ余裕があるという事だ。

 それにしてもあの鳥のようなモンスターがいて、ゴブリンがいる。この森の広さも分からない。

 もうこのままここでしばらく暮らした方が安全ではないか。そもそもこの世界。元々の世界と異なるという事はほぼ確実であり、だとすれば森を出たとしても家に帰れる可能性は限りなくゼロに近い。食料も1週間は保つだろう、腐らなければ。肉しかないけど。


 次に建物に入り、改めて建物の中をしっかりチェックする。確認したライト。そして見えにくいが、クローゼットらしきものもあった。壁との一体感が凄まじい。近づいて注意して見ないと見逃してしまうほど、境目が見えないのだ。向こうの世界で住んでいたワンルームとここだけ違うな。

 扉を開くと、そこには段ボールが3つ。1つずつ開けてみる。1つ目の中には食器が入っていた。箸、スプーン、コップ、大きめの深皿、フライパン、鍋。包丁は無い。向こうの家では忙しくて料理してなかったから包丁を買ってなかったが、向こうの家になかったからここに入ってないのか?

 2つ目の段ボールには洋服とタオルが入っていた。向こうでヘビロテしていた洋服、スウェット、下着、それとタオルだ。あまり使っていなかった洋服は見当たらない。向こうの家にあって、記憶に明確にあるものだけが入っている。まるでそんな感じがする。

 3つ目には家で使っていた雑貨類が入っていた。ハンガーとかハサミとか。


 部屋の中を確認し終え、次に考える事はあのスキルポイントだ。あの鳥を倒した事でレベルが上がり、スキルポイントが6ある。これをどうしようか。


 とりあえず、“スキル追加したい”と念じた。

 『現在行えるスキル追加は以下の通りです。』

 いつも通り聞こえてくるあの声。さて、何を選ぼうか。


+++++++++

 所有スキルポイント 9/12

 取得可能スキル

 ・3点式ユニットバス0/3

 ・小型キッチン0/2

 ・電気温水器0/1

 ・洗濯機0/1

 ・冷蔵庫0/1

 ・電子レンジ0/1

 ・電気ケトル0/1

 ・エアコン0/1

 ・家庭菜園0/99(1ポイントごとに効果発動)

 ・迎撃機能3/99(1ポイントごとに効果発動)

+++++++++

 

 トイレや風呂を考えるとユニットバスと温水器は欲しいし、鶏肉の調理を考えると小型キッチンがあると便利。そして保管を考えると冷蔵庫も欲しい。ここまで揃えると7ポイント。

 洗濯機は便利だろうけど、今の所着替えもない。電子レンジも便利だろうが、温めるものが無い。電気ケトルはキッチンで水を沸かせばいい。エアコンも20℃くらいの気温である以上はそこまで緊急性はない。家庭菜園があれば野菜が手に入る気がするが、今すぐ欲しい訳ではない、というか種がない。

 あとは更に迎撃機能を強化するか。迎撃機能は3でも十分に思えるが、あれより強いモンスターが出てきたらどうする?気絶させられなかったらひとたまりもない。

 仕事をしていた時は激務ではあったが、体調を崩すほどのブラックという訳ではなかった。そこだけは守るように転職先は決めた。ゲームにおいても、死んでも復活できるシステムだとしても死にたくない。石橋は叩ける所は叩く、リスクは取り除く。取り除けないリスクは受け入れて突っ走る。それが俺だ。

 

 そうだな、やっぱり安全第一だ。

 “3点式ユニットバス、小型キッチン、電気温水器、冷蔵庫を取得、残り2ポイントを迎撃機能に割り振りたい”

 早速念じる。

 『スキルポイントを用いて、3点式ユニットバス、小型キッチン、電気温水器、冷蔵庫を取得します。

  迎撃機能 3→5 とします。よろしいですか。』

 前回と変わらない流れだ。視界の右端のYesにタッチする。

 『3点式ユニットバス、小型キッチン、電気温水器、冷蔵庫を取得しました。

  迎撃機能 3→5 となりました。』

 すると、部屋の中に冷蔵庫とワンルームにありそうな小型キッチンが現れた。あそこに立った状態でスキル追加したらどうなっていたんだろうか。ふと怖くなった。

 小型キッチンは1口IHヒーターと洗い場で構成されている。冷蔵庫には冷凍室が付いているようだ。

 また、新しいドアができており、開くとユニットバスができていた。家の大きさも変わっていないとおかしいレベルにしっかりとしたものだった。まさに一人暮らしの部屋、という雰囲気になったな。大学生の頃を思い出して懐かしい感じだ。


 

 さて、部屋の中は分かったが、迎撃機能の強化によって何が変わったのだろうか。

 外へ出て見ると、先ほどまであった柵が遠くにある。元々6mくらいの距離にあったのが10mちょっと離れたくらいの場所にある。スキル1につき、2mずつ遠くになるのか?そんな感じがする。

 柵自体の見た目は何も変わったようには見えない。相変わらず牧場にありそうな木製の柵がある。

 柵で囲われた面積が広がった。それ以外の印象は無い。まぁ3ポイントにした時も柵以外の見た目は変わらなかったのだ、5ポイントにして急に変わる訳がない。見た目は変わらないが、迎撃能力は上がっているはずだ。上がっていないと困るのだ。


 一通り今やるべき事はやった。

 これからどうしようか。昼過ぎとはいえ、少しゆっくりしたい。そう思い、解体途中の巨大な鳥の解体を進め、冷蔵庫へ押し込む。それを終えた俺はベッドへ倒れ込み、気づいたら夕方になっていた。鶏肉を炒めて食し、風呂に入って早めに就寝した。

 この世界に来てからまだ2日しか経ってないのか。明日もまた厄介な事が起きるんだろうな。




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ランク:1

レベル:4

取得スキル:迎撃機能5、3点式ユニットバス、小型キッチン、電気温水器、冷蔵庫

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