55話:追加
遊園地を設置してから1ヶ月。
住民も遊園地に慣れて、ジェットコースターと観覧車も徐々に人気になってきた。
観覧車は街の中心部以外は人も建物も無いからリピーターは少ないけど。
遊園地の効果なのか、この街に移住しても問題なく暮らせることが分かったからなのか、移住希望者は以前より増えて、住民は250人まで増えた。
1ヶ月で倍増である。
建設班によるログハウス作りは淡々と進められていて、新しい住民向けのログハウスの予備も作られている。
ある程度の予備を残した上で、スキルポイントへの変換も変わらずに行っている。
1ヶ月で6ポイントと多くは無いが、移住希望者が落ち着けばまたペースが上がるだろう。
新しい住民も以前からの知り合いが多く住んでいるからか、街にすぐに馴染んでくれている。
俺がやることもほとんどなく、のんびりした生活ができている。
◇◇◇
「ユーマさん。いい加減に新しいのを追加して下さい。」
メイプルが朝食後にダラダラしていた所にやってきた。
「新しいの?遊園地に何か欲しい遊具でもあるの?」
「違います!もう3ヶ月以上経ちましたよね。家庭菜園に新しい食材を追加して下さい!」
そういえば3ヶ月以上経ってるな。あっという間だった。
家庭菜園にポイント使ってにんにく・胡椒・甜菜を追加したのをかなり前に感じる。
約束通りに新しく追加するか。
ポイントもログハウスがあるから少しずつ増えていくし。
「何が追加できるかエモさんに聞きに行くか。メイプルも行くよな。」
「何でも構わないので早くお願いしますね!いくつ追加してもらえますか?」
「そうだな。住民も増えてきたし、それを賄うためにも少し多めに追加するか。」
「ポイント全部使って下さい!私のためじゃないです、住民の皆さんのためなんです!」
メイプルが自分の欲のためじゃないとほざいている。
絶対に自分のためだろうが。
まぁ10ポイントなら使ってもいいかな。
それなら教会に行かなくていいや。
エモさん、10ポイントを家庭菜園に使って下さい。
『スキルポイントを用いて、家庭菜園 8→18 とします。よろしいですか。』
久々に確認された気がするな。いいよ、街全体にメリットある使い方だし。
『家庭菜園 8→18 となりました。
小麦、大豆、トマト、人参、なす、生姜、ピーマン、きゃべつ、唐辛子、りんごを栽培可能となりました。』
色々と増えたな。一気に倍以上だ。
穀物、野菜、果物、調味料系とバラエティも豊富だ。
ただ、りんごって木だよな?今までは1日で作物はできていたが、りんごでも1日なんだろうか。
とりあえずやってみるか。
メイプルと共に南の家庭菜園へ向かう。
広さは予想通り、18m×18mまで広がっている。
「メイプル、どう植えるべきか考えを教えて欲しい。均等だと余る作物とか出てきそうだし。」
メイプルに栽培可能な種類を伝えると、米、小麦、大豆の穀物は多め、野菜は普通、果物と調味料系は少なめ、とお願いされた。
依頼通りに家庭菜園に作物を指定していく。
1日経ったらできているんだろうな。
◇◇◇
翌日、朝食後に家庭菜園に向かう。
メイプル以外の3人も気になったようで付いてきた。
家庭菜園に到着し、出来具合を1つずつ確認していく。
どれもが1日でしっかりと育っており、りんごも大きな木にいくつも実っていた。
自動的に栽培されてるのもすごいが、この成長スピードは異常だよな。
もちろんありがたくいただきますよ。
この日の昼食には、メイプルが作ったアップルパイがデザートとして出された。
とても美味しかったです。
またポイント貯まったら家庭菜園にどんどんポイント使ってしまいそうだ。
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ランク:6
レベル:37
取得スキル:
迎撃機能70、リフレクト、トラップ、アクセラレータ、バリスタ10
家庭菜園18、教会、商店、病院、宿屋兼飲食店、城壁、鉱山&製錬所、鍛冶場、遊園地
3点式ユニットバス、小型キッチン、電気温水器、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、羽毛布団、電気炊飯器、ベッド4、ダイニングテーブル&チェア
所有スキルポイント 0/150




