表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界マイホーム  作者: 祐祐
2章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

52/55

52話:スタンピード③

 大きな音が鳴り響くと同時にダンジョンの入口だった岩山が弾け飛び、土煙が周囲を覆った。


 「全員バリスタに戻って!何か出てきたかもしれない!」


 杞憂に終わってくれたらいいんだけど、念の為みんなを再度バリスタに戻らせる。


 ダンジョンの入口が弾け飛んだ。

 そんなことが起きた可能性としては、ダンジョンが崩壊したからということ。それならもうモンスターは出てこない。

 もう1つの可能性は、土煙の中に何かいる何かが入口を壊して出てきたということ。こっちが最悪だ。

 さっき倒したオルトロスよりも強い何かがいるとなったら、この城壁で耐えられるのだろうか。


 念の為だ、念の為。取り越し苦労に終わるならそれでいい。ポイントなら時間をかければ取り戻せる。

 エモさん、スキルポイントを20使って、迎撃機能を強化して下さい!


 エモさんからの返答が来る前に、土煙の中に大きな影が見えた。

 その影はすぐに動き出し、こちらに向かってきた。


 『迎撃機能 50→70 となりました。』

 バチィッ

 ドゴォォォン


 エモさんの返答とほぼ同時に大きな影は城壁にぶつかった。

 城壁の上にいた俺達は立っていられず、城壁に手をついたり、バリスタに倒れかかったりした。


 その後も数回衝突音が響いたが、大きな影は城壁から一旦離れたようだ。

 ようやく土煙が晴れてきて影の正体を確認すると、それは頭が3つのウルフ、ケルベロスだった。


 そりゃそうか、オルトロスがいるならケルベロスもいるよな。

 しかもケルベロスの方が強いだろうから後から出てくるよな。

 もう嫌になるよ。


 と泣き言を言ってても仕方ないので、


 「全員!バリスタであのモンスターを狙え!いつ城壁を飛び越えてきてもおかしくないぞ!」


 各自バリスタに戻り、矢をセットし始める。

 ケルベロスはオルトロスよりも大きいが素早く、当てるのは同じくらいに難しそうだ。

 バリスタの矢がもっと必要になるかもしれないからと迎撃機能の強化を70までに抑えておいたが、ちょうど良かったかもしれない。


 エモさん、5ポイント使ってバリスタの矢を追加で100本、あと5ポイント使ってバリスタも5つ追加をお願い!バリスタは今あるやつの左に2つ、右に3つ追加で!

 『5ポイントを用いて、バリスタの矢を100本獲得しました。』

 『5ポイントを用いて、バリスタを5つ獲得し、設置しました。』


 これで残り4ポイント。今ある矢でなんとかケルベロスを倒さないとマズイ。

 バリスタを10台まで増やしたから、同時に発射すればもっと当たりやすくなるはず。


 新たに追加した5台にメンバーを再配置して、数発はそれぞれのタイミングでケルベロスを狙う。

 だが、やはりオルトロスと同様にこちらを警戒して回避される。


 そこでオルトロスと同様に10台同時にケルベロスを狙う。

 息を合わせて放たれた矢は狙った通りの位置に向かって飛んでいく。


 これならケルベロスにダメージを与えられる。

 そう思ったが、突然ケルベロスは3つの口から火を吐いた。


 確かにそういうケルベロスもいるだろうが、ここでそれかよ!


 3つの口から吐かれた火は矢に当たり、ケルベロスに辿り着く前に燃え尽きていた。

 あの短時間で燃え尽きるか、普通。

 持っていたから分かるが、矢の本体はたしかに木であり燃えるだろう。

 だが鏃は金属だった。少なくとも鏃だけでも飛んで当たればダメージを与えられると思ったが、鏃以外の部分が無くなったことで真っ直ぐに飛ばなくなり、ケルベロスには当たらなかったようだ。


 くそっ。どうすりゃいいんだよ。


 「ユーマ、もう1度同時に攻撃して!私の1台を除いた9台で!」


 ケルベロスへどうやって攻撃を当てるか考えていると、ルビアから提案があった。

 何か策があるんだろう。やってみるしかない、任せた!


 「ルビア以外の9台で再度攻撃するぞ!」


 2発ずつ散発的に攻撃をして同時攻撃は来ないとケルベロスに思わせる。

 そして再度9台でケルベロスの前後左右斜め本体を狙って、タイミングを合わせて打ち出す。

 

 同時攻撃を見て、ケルベロスは再度火を吐き出す。

 ケルベロスの火によって、9本の矢は再度燃え尽きていた。


 その直後、消えた火の奥から1本の矢がケルベロスに向かっていた。

 1本の矢は真っ直ぐにケルベロスの3つの頭の付け根を目掛けて飛んでいき、深々と突き刺さった。

 

 「追撃よ!」


 突き刺さった様子を見て、すぐにルビアの声に反応して追撃を仕掛ける。

 深々と突き刺さった矢の影響で動きが悪くなったケルベロスにさらに数本の矢が突き刺さり、


 『レベルが37に上がりました。スキルポイントを3獲得しました。』

 『ホームのランクアップ条件を達成しました。』


 無事に誰もケガをせずに、城壁も破られずに、ケルベロスを倒すことができた。

 レベルアップとランクアップのアナウンスの直後、街が広がり、ダンジョンの入口があった場所はキレイな更地の状態となって城壁の中に入っていた。



 どうやらこれで終わったみたいだな。

 はぁー、疲れた。



----------------------------------------------------

ランク:5

レベル:37

取得スキル:

 迎撃機能70、リフレクト、トラップ、アクセラレータ、バリスタ10

 家庭菜園8、教会、商店、病院、宿屋兼飲食店、城壁、鉱山&製錬所、鍛冶場

 3点式ユニットバス、小型キッチン、電気温水器、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、羽毛布団、電気炊飯器、ベッド4、ダイニングテーブル&チェア

所有スキルポイント 7/144

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ