47話:鍛冶
鉱山から産出された金属は、翌日から製錬所でインゴットに加工され始めた。
そんなすぐに加工できるの?と思ったけど、製錬所がかなり高性能らしく、自動的に金属の種類ごとに分けられてインゴットになるらしい。
さすが謎スキル。そんなこともできちゃうのか。
◇◇◇
1週間ほど経つとインゴットも数ができてきたし、鉱山組は深くで活動をして宝石を採ってきていた。
それをカンドラに渡すと、翌日から街に売りに行った。
そんなに急がなくてもと思ったけど、色々と足りない物も多いからまとめて買い付けてくるとのことだった。
カンドラ、クロムの他に数名が護衛兼荷物持ちとして同行していった。
順調なら5日ほどで戻って来ると言って出かけていった。
◇◇◇
カンドラが街から出ていって5日。
街では引き続き木材調達班、建設班、鉱山班に分かれての作業が続いていた。
鉱山にスキルポイントを使ってから2週間経ち、余剰のログハウスをスキルポイントに変換し続けたおかげで、スキルポイントは10まで増えた。
増え方が緩やかになったのは鉱山班と荷物持ちで人数が少し減ったからなのと、休みをしっかり取るように伝えて休日を作ったからだ。
増えたスキルポイントで何をするかはルビアと相談している。
食事をより良くするために家庭菜園と牧場。
娯楽が足りないのでゲーセンとカラオケ。
防衛用にバリスタ。
これらが候補としてあがっているが、どれも現時点で必須ではない。
牧場は牛と鶏が自動的に付いてくるので欲しいが、育てられる人がいないのがネックなのだ。
ゲーセンとカラオケは俺以外にどういうものか知らないから、今のところ俺以外に需要が無い。
バリスタは迎撃機能だけで対処できるモンスターしか周囲に生息していない現状では過剰設備である。
そんなこんなで家庭菜園かなー、と話している。
ただ、こちらもメイプルに3ヶ月は追加しないと伝えてからまだ2ヶ月ちょっとなので、もう少し待ちたい。
そんな街にカンドラが帰ってきた。本当に5日で帰ってきたよ。
クロムと護衛兼荷物持ちのメンバーも一緒だ。
ただ、更に10名ほどの男性達も一緒にいた。中には獣人もいる。
カンドラに詳しい状況を聞くと、アンジオ王国最南端の街に行ったが、そこで持っていったインゴットや宝石を売ってきた。
そのインゴットを見た職人がうちらの街に来たい、そこでインゴットを使って鍛冶がしたいとお願いしてきた。
国からの援助が遅く、街も中々復興しないからどうしようかと思っていたから、以前移住を勧めてくれていたカンドラが無事に街に商売に来て、移住先でちゃんと生活できると分かったので着いていこうと思った。
という事情だった。
住民は歓迎だし、鍛冶という新たな産業ができるのは街としてもありがたいはず。
夕方に木材調達班と戻ってきたルビアに一応相談してもOKだったので、彼らを街に迎え入れた。
◇◇◇
翌日、新たな移住者向けの鍛冶場を建設しに来た。
もう飽きたのか、いつもの4人は付いてこなかった。
まぁいいか。エモさん、スキルポイントを使って鍛冶場を作って下さい。
場所は製錬所の隣でお願いします。
『鍛冶場を獲得し、設置しました。』
まとめて伝えればまとめてやってくれるのね。今後はこうしよう。
早速鍛冶師の新住民を鍛冶場に案内する。
鍛冶場を見てその設備に驚きつつ、すぐに鍛冶がしたいが始めていいか、と熱く聞いてきた。
OKを出して、彼らは鍛冶に取り組み始めた。
すぐに設備を使いこなして、剣やナイフなどを作っていった。
その日の夜になっても鍛冶を続けていたので、ちゃんと休みを取るように監視が必要そうだな。
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ランク:5
レベル:28
取得スキル:
迎撃機能50、リフレクト、トラップ、アクセラレータ
家庭菜園8、教会、商店、病院、宿屋兼飲食店、城壁、鉱山&製錬所、鍛冶場
3点式ユニットバス、小型キッチン、電気温水器、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、羽毛布団、電気炊飯器、ベッド2、ダイニングテーブル&チェア
所有スキルポイント 7/102




