44話:住宅建設
翌日からは、ルビアを中心とした木材調達班と、元大工の移住者を中心とした建設班に分かれて作業が進められた。
俺からは家庭菜園で採った野菜や大量に貯まっていたモンスターの肉を提供して、それをメイプルが料理したものが振る舞われた。
◇◇◇
数日が経過して、1棟目の簡易住宅が完成した。
雨風を凌げることを優先したので、大きな1部屋だけがあるログハウスのようなものとなった。
引き続き2・3棟目も作られているが、1棟で10人くらいは寝られるので、最低でも7棟は作らないといけない。
現状、家を中心に南に家庭菜園、北に教会があるので、住宅は東西に作ってもらっている。
北でも良かったけど、みんなが使うものを北に集めたい。
『ユーマ、教会に来て下さいな。』
建設現場を視察してから食料調達のために家庭菜園に行こうとしていた所、エモさんから呼ばれた。
わざわざ教会に来てって何かあったのかと思って急いで向かう。
教会に入ると、既にエモさんが実体化して待っていた。
「呼び出してごめんなさいね。実はあなたの能力に新しい機能が追加されたようで、声だけだと伝えられない内容があるかもしれなかったので来てもらったわ。」
「新しい機能?どういうものなの?」
「簡単に言ってしまうと、ホームに作られたものを取り込んでスキルポイントに変換する機能よ。」
詳しく聞いてみると、スキルポイントを使わずに作られた建物や家具を俺のスキルポイントに変換する、スキルポイント数は取り込んだものによる、上限は無い、取り込んだものをスキルポイントを使って何度も生み出せる、ということらしい。
「レベルアップしなくてもスキルポイントが増えるってことか。
今一番必要なものだな。しかし、なんで今追加されたんだ?」
「多分、移住者達が取り込める対象となったものを作ったからでしょうね。」
なんともありがたいことだ。一旦取り込める対象を確認しておこう。
「じゃあエモさん、取り込める対象を教えてください。」
「取り込める対象は以下の通りです。」
+++++++++
所有スキルポイント 3/84
取込対象物
・ログハウス(合計1棟) 1ポイント/1棟
+++++++++
ログハウスが対象か。あれで1ポイントもらえるならいいんじゃないだろうか。ログハウス3つで3階建ての豪華な商店1つと考えるとかなりお得だろう。
まだこれは取り込むわけにはいかないけど、使わないくらい沢山つくってもらってスキルポイントにしてしまおうか。
それをするなら皆に説明しないといけないし、ルビアに相談してみようか。
「エモさんありがとう。今すぐには取り込まないけど、そのうち取り込みたいと思うから、ルビア達と相談して決めるね。」
教会を後にして、森に行っているルビアの帰りを待つ。
夕方に木材調達班と共にルビアが帰ってきた。
メイプルの作った夕飯をアイビー、コリウスを含めた5人で食べながら相談する。
ルビアもアイビーもログハウスを大量に作ってポイント化するのに賛成してくれた。
そこは良かったが1つ個人的な懸念もあった。
それは、移住者に何か対価を与えないといけないんじゃないかということ。
それを2人に伝えると、安全性と食料を提供しているのでしばらくは問題ないだろう、街の整備が終わったら税金を取るようにして、普通の街として統治していけばいいだろう、という答えだった。
統治とか誰がするの?ルビアだよね?
俺?無理に決まってるじゃん。
のんびりさせてよ。
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ランク:5
レベル:28
取得スキル:
迎撃機能50、リフレクト、トラップ、アクセラレータ
家庭菜園8、教会、商店、城壁
3点式ユニットバス、小型キッチン、電気温水器、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、羽毛布団、電気炊飯器、ベッド2、ダイニングテーブル&チェア
所有スキルポイント 3/84




