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異世界マイホーム  作者: 祐祐
2章

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40/55

40話:地響き③

 ルビアが指差す方向の木々から突き出していた何か。

 よく見るとそれはゆっくりと動いているように見える。そして大きくなっている?

 地響きも木々の倒れる音も少しずつ大きくなっている。

 もしかして、地響きはあの何かが起こしているのか?そしてこちらに近づいているのか?


 ルビアに確認するが、俺と同じく、あの何かは徐々に近づいてきていると判断していた。

 木々から突き出していることから、あの部分は高さ15mを超えていそうとのことだ。



 あれが何なのか分からないが、近づいているものは相当な大きさを持っているはずだ。

 そんな大きなものがもしこのままホームにやってきたらマズイ!

 迎撃機能とホームの柵で止められる気がしない。


 急いで教会に向かい、エモさんを呼び出す。

 「エモさん、ランクアップした場合に追加されるスキルを教えて欲しい!」

 「ランク5になった際に追加されるスキルは、城壁、港、鉱山、ゲームセンター、カラオケボックスです。」


 城壁!これならあれが来ても止められるかもしれない。早くしないと、ホーム領域が拡大された際に、ホームの内側に招いてしまう可能性がある。


 「ランクアップをお願いします!それとスキルポイントが足りているなら城壁を獲得して下さい!」

 「ホームのランクアップを行いました。

  ホームのランクが5になりました。

  ホームが6LDKになりました。3階建てになりました。

  スキル追加で選べるスキルが増えました。

  迎撃機能が50となった事で、迎撃スキル“バリスタ”がスキル追加で選べるようになりました。

  ホーム領域が大幅に拡大されました。

  3スキルポイントを用いて、城壁を獲得しました。」


 ランクアップと城壁獲得を聞いて、教会から飛び出した。

 すぐにあの何かが近づいていた方向を見ると、遠くに獲得した城壁が見えた。


 ズドーン

 バチィッ


 あの何かが城壁にぶつかった音と迎撃機能の音だろうか?ギリギリ間に合ったのか?

 観察を続けていたルビアの元に戻り、あの城壁は俺の能力で出したものであることを伝え、それ以外の状況を確認する。


 近づいてきていたあれについては、城壁ができる前のわずかの時間で見えた限りだと超巨大な亀だった、というのがルビアの回答だった。

 亀?特撮映画に出てきた怪獣みたいなものか?


 「その巨大な亀に何か心当たりはあるか?」

 「無いわね。あんなのがいたら王国で有名になっているはずよ。」

 「ルビアさん。昔の伝承の中で、海に現れて海賊船を襲う巨大なモンスターの話があったのですが、それの可能性は無いですか?」

 「それなら知ってるね。その巨大モンスターが実は亀だったということなら。。。」


 そんなモンスターの話があるのか。そしてそれなら南の海からあの亀がやってきた、ということでどこから現れたのか、という点は分かる。

 ただ、それだとあのモンスターの大群の理由が分からない。最初から北に逃げるなら分かるが、その前に数が減っていたことが謎だ。


 「その巨大モンスターの話、海賊船を襲う以外に何か特徴とか無いのか?もしくはその話の大枠でもいい。」

 「えっと。海のモンスターが港町から消え、安全になった所に海賊船が襲撃をしてくる。街は海賊船をなんとか追い払ったが、その後海賊船は沖合からたくさんの海のモンスターがやってきて身動きが取れなくなって、そこに巨大モンスターがやってきて撃沈される、という話でした。」


 何か教訓を教えるような伝承ではないみたいだな。

 そして、モンスターが消えた、たくさんのモンスターがやってきた、というのが今回の森の様子にそっくりだ。

 となると、あのモンスターがそれを引き起こした可能性が高そうだ。



 あのモンスターについての考察はこれくらいにして、


 「2人とも。あの城壁で巨大な亀を抑えているが、もし超えられた場合は逃げるぞ。ホームの外にいたたくさんのモンスターには気をつけろよ。」


 ズドーン

 バチィッ


 城壁はまだ巨大な亀に壊されずに抑え込めているようだ。

 抑え込めてはいるが、あれに攻撃をして倒すのは難しいだろう。城壁の上からアクセラレータの効果を上乗せした遠距離攻撃をしても、仮に目にナイフが当たっても倒すどころか傷をつけて出血させることすら難しそうに思う。


 そのまま巨大な亀と城壁の攻防が続く。


 『レベルが27に上がりました。スキルポイントを3獲得しました。』


 まだあの巨大な亀以外のモンスターを倒しているのだろうか。いや、ここに亀がいるのだから、むしろ普通はホームから離れるはずだ。

 そんなことを考えていると、音が止んだ。


 しばらく様子を伺っていると、


 ゴゴゴゴッ

 ヴォォォォ


 再び地響きが鳴り始めた。また攻撃が始まるのか、フェーズが変わったのか?と思っていると、地響きが徐々に小さくなっているように聞こえる。

 隣のルビアと顔を合わせ頷き、2人で城壁に近づいていく。その間も地響きは徐々に小さくなっていた。

 城壁に設置されていた階段から上に登り周囲を確認すると、亀は徐々にホームから離れていっていた。


 無事に耐えきった。のか?



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ランク:5

レベル:27

取得スキル:

 迎撃機能50、リフレクト、トラップ、アクセラレータ

 家庭菜園8、教会、城壁

 3点式ユニットバス、小型キッチン、電気温水器、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、羽毛布団、電気炊飯器、ベッド2、ダイニングテーブル&チェア

所有スキルポイント 3/81

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