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異世界マイホーム  作者: 祐祐
2章

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39/55

39話:地響き②

 教会から家に戻ると、ルビアは引き続き屋根の上から森の様子を観察していた。

 様子を聞くが、相変わらず定期的に地響きが聞こえ、その度に鳥が飛び立っているのが見えるが、それ以上はここからは見えないとのことだ。


 なんとももどかしいが、先程のエモさんのアドバイス通り、俺の憶測を伝えることにした。

 それを聞いた2人はエモさんと同じく3つ目の考えがあり得そうという反応であった。森に詳しいルビアはエモさんと同じ考えで、そんなことを起こせるモンスターに心当たりは無いとのことだった。


 ゴゴゴゴッ

 ヴォォォォ

 バキバキッ

 ズズーン


 再び地響きと低い鳴き声が聞こえたが、その後に初めて聞く音が鳴り響いた。

 それを聞いてルビアは森に目を向ける。

 何が見えるのか、ルビアの言葉を待つ。


 「少し木が倒れたように見えたよ。そして土煙が舞っているようにも見えるね。土煙は少しずつ広がっている?増えている?」


 先程の音は木が折れて倒れた音だろうか。説明はつくが一体何が木を倒しているのだろうか。

 ルビアが観察を続ける間も、地響きは定期的に続いている。


 ダダダッ


 今までとは違う音が少しずつ大きくなってきているように聞こえる。何が見えるのかルビアに聞くが、まだ見えないが土煙が引き続き広がっているようだ。


 すると、森の中からモンスターが飛び出してきた。今までもモンスターが出てくるのは見てきたが、ゴブリン、ゴブリンメイジ、キラーラビットと異なる種類のモンスターが同時にやってきたのは初めてだ。

 3体の後ろからもゴブリン達がやってきており、先頭の3体はホームの柵にぶつかって倒れた。

 後ろにいたゴブリン達も同様に倒れていく。

 減っていたはずのモンスターが急に現れたので驚いていると、


 「大量のモンスターが来ているぞ!」


 ルビアの声に反応して再度森を見ると、音がかなり大きくなり、先程の3種類に加えてワイルドボアとミノタウロスも含めた大量のモンスターが飛び出してきた。

 モンスターは迎撃機能で倒れているモンスターを見向きもせずにホームに飛び込んでいき、迎撃機能でどんどん倒れていく。迎撃機能で倒しきれないワイルドボアとミノタウロスがいることを見つけたルビアはすぐに飛び出していき、手にしたナイフで倒していく。


 『レベルが21に上がりました。スキルポイントを3獲得しました。』


 その間にもモンスターはどんどんやってくる。俺も柵に近づき、石や素材を投げて攻撃をする。モンスターの数はどんどん増えていくが、中にはホームにはぶつからず北に駆け抜けていくモンスターも見られた。

 ホームが目的地ということではなく、何かから逃げているような感じだ。憶測の3つ目が当たっている可能性が高くなってきた。


 北に駆け抜けていったモンスターはどこまで行くのだろうか。そのまま進むと一部はカンドラが向かったアンジオ王国最南端の街に行ってしまうのではないか。もしそうならどうにかしたいが、こちらもこの状態でモンスターにやられないように耐えるので精一杯だ。


 その後もモンスターが減る気配は無い。このままだとワイルドボアとミノタウロスが柵を超えてくる可能性がありそうだ。可能な限り迎撃機能を上げよう。

 エモさん、スキルポイントを全部迎撃機能に使って下さい。

 『スキルポイントを用いて、迎撃機能 30→38 とします。よろしいですか。』

 お願いします。

 『迎撃機能 30→38 となりました。』


 特にスキルはもらえなかったが、これで少しでもワイルドボアとミノタウロスへの攻撃力が上がるといいのだが。

 その後もモンスターの襲撃は止まらない。



 『レベルが22に上がりました。スキルポイントを3獲得しました。』


 襲撃から10分くらい経っただろうか。レベルが上がったので迎撃機能の強化をお願いします、エモさん。

 『迎撃機能 38→41 となりました。』


 迎撃機能が40を超えたが、新しいスキルはもらえなかったか。何か獲得できれば安全性が増すと思ったんだが。

 ルビアを見ると、ミノタウロスにだけ攻撃をするようになっていた。どうやらワイルドボアは迎撃機能で倒せるようになったようだ。俺も投石はミノタウロスだけを狙うように変えた。



 そこから更に40分くらい経っただろうか。モンスターの数が減る雰囲気は無い。一体どこにこの数がいたのだろうか。


 『レベルが23に上がりました。スキルポイントを3獲得しました。』

 『レベルが24に上がりました。スキルポイントを3獲得しました。』

 『レベルが25に上がりました。スキルポイントを3獲得しました。』


 レベルは25まで上がっていた。その都度迎撃機能にポイントを使っているので、迎撃機能は50まで上がっていた。50になっても新しいスキルはもらえなかった。

 もう増えないかもしれないが、迎撃機能を上げることでミノタウロスも倒せるようになっていた。

 そこまで上がって、俺とルビアは柵から離れ、家の屋根の上から様子を見ていた。


 『ホームのランクアップ条件を達成しました。』


 突然のランクアップの案内。一体何が条件か、何が変わるのか。エモさん教えてくれ。


 『満たした条件は、一定時間内に一定数のモンスターを倒す、です。』

 『ホームのランクが5になると家が大きくなります。

  また、追加できるスキルが増えます。

  また、ホーム領域が大幅に拡大されます。』


 この襲撃で条件を満たしたのか。そして、またホームが広くなるのか。ここで広げるのは得策なのだろうか。

 追加できるスキルは気になるが、広げたことで何か不都合なことが起きたりしないだろうか。元々の柵の位置と新しい柵の位置の間にいるモンスターがホームの中に入ってくる可能性がありそうだ。安定している現状を変えるのはリスクだろう。


 ここはこのまま様子見をする。そう判断して引き続きやってくるモンスターの観察を続ける。


 『レベルが26に上がりました。スキルポイントを3獲得しました。』


 また上がったか。これも迎撃機能の


 「ユーマ、あれを見て!」


 強化に、えっ。

 ルビアの慌てた声を聞き、エモさんへの指示を中断する。

 そしてルビアの指差す方向を見ると、森の木々から何かが突き出ていた。



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ランク:4

レベル:26

取得スキル:

 迎撃機能50、リフレクト、トラップ、アクセラレータ

 家庭菜園8、教会

 3点式ユニットバス、小型キッチン、電気温水器、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、羽毛布団、電気炊飯器、ベッド2、ダイニングテーブル&チェア

所有スキルポイント 3/78

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