38話:地響き①
ルビアが森の様子を見に行った後も、地響きの音が何度か聞こえてきた。俺も森の様子を観察していたが、地響きが聞こえてしばらくすると、午前中と同じように海鳥のような鳥が南側から飛んできた。しかもその数は地響きの度に増えていく。
やっぱり南側に何かあるのだろうか。ホームから逃げてカンドラが行ったと思われる街に行くべきだろうか。でもルビアが見つかるわけにはいかないし難しいか。
ルビアが午後の見回りを終えて戻ってきた。夕食を食べながら状況を聞くが、午前中と同じくモンスターには遭遇できなかったそうだ。地響きについても聞いてみるが、森の中では地響きの度に動物の鳴き声が聞こえていたそうだ。こちらでは海鳥が飛んできたことを伝えるが、ルビアもこの異常事態がどうして起きているのか分からず困っていた。
3人で相談をしたが、このまま様子を見続けるしかない、という判断となった。まだ食材に余裕はあるし、無くなりそうなタイミングで街に行くかを考えることとした。
翌日。昨日と同じく森の様子を見に行く前に朝食をとる。寝ながら色々考えたが憶測の域を超えないから2人に伝えてもなー。
ゴゴゴゴッ
ヴォォォォ
突然地響きと共に低い鳴き声のようなものが聞こえてきた。
朝食を中断して、家の外から森の様子を確認するが何も見えない。
ゴゴゴゴッ
ルビアは家の屋根に飛び乗り南の方向を見ていたが、再び地響きが聞こえた。
「ルビア!そこから何か見えるか?」
「たくさんの鳥が飛び立ったのが見えたよ。今のところはそれだけね。どうしようか。」
まだ情報が少なすぎる。ルビアには屋根の上からの観察を続けてもらうことにして、俺は教会に向かった。エモさんに聞いても何か分かるとは思えないが、可能性はゼロではないだろう。
教会に入り、エモさんを呼び出す。
「ユーマ、せっかく来てもらって申し訳ないですが、私にも何が起きているのかは分かりませんわ。」
実体化した方がサポートが強化されるということだったから何か分かるかも、と思ってきたがダメだったか。
「エモさん、何が起きているか分からないけど、俺の憶測に過ぎないが聞いてもらえないか。」
そう言ってエモさんに寝ながら考えたものを聞いてもらう。
1つ目は地震が起きている。地響きからこれを考えたが、連続して発生するのはおかしいし、モンスターがいなくなるのも説明ができない。
2つ目は何かモンスターが住むのに適さないものが森に発生した。モンスターがいなくなったことから考えたが、地響きの説明にはならないし、そんなものが発生したら森に入ったルビアやこのホームにも何か影響しそうだ。
3つ目は地響きを引き起こすような力のあるモンスターが現れた。地響きはこれで説明がつくし、モンスターがいなくなるのも説明つくが、その場合はモンスターが南からそれ以外の東西北に逃げるはずであり、東西北も少なくなっていることの説明がつかない。
思いついたものについてエモさんの考えを聞くと、3つ目が一番あり得そうだが、この森はミノタウロスが一番強いはずでそれより強いモンスターがどこから現れたのか分からない、元々強いモンスターがいたなら急にここまで様子が変わるのも説明できない、という意見をもらえた。そして、この内容は憶測だという前提でルビアとメイプルにも伝えるべきだとアドバイスをもらった。
2人で考えてもこれ以上分からないので、家に戻ってルビアに観察した内容を教えてもらおう。
平和でのんびりした生活というのは難しいな。
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ランク:4
レベル:20
取得スキル:
迎撃機能30、リフレクト、トラップ、アクセラレータ
家庭菜園8、教会
3点式ユニットバス、小型キッチン、電気温水器、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、羽毛布団、電気炊飯器、ベッド2、ダイニングテーブル&チェア
所有スキルポイント 5/60




