37話:異変
自動レベルアップ作戦が失敗に終わってから1週間。
ルビアはいつも通りホームを出てモンスターを狩りに行った。食料は十分あるので少しは休んだらどうかと伝えるが、戦闘が楽しくレベルもスキルも成長しているらしい。戦闘狂だなー、と見送ってのんびりダラダラと過ごす。
昼食前になってルビアが狩りから帰ってきたが、浮かない顔をしていた。
昼食後に何かあったのかを尋ねると、
「うーん、なんて言えばいいのか。上手く説明できないんだけど、森の様子が変なのよ。」
詳しくルビアに聞くと、モンスターの数が少なく、体感ではいつもの2~3割くらいしかいなかったらしい。たまたま見つからなかっただけでは?と聞くが、ここに来てから毎日のように狩りに行っているが、ここまで少ないのは初めてだと言う。
ここにいるメンバーで森のモンスターに一番詳しいのはルビアであり、そのルビアが気になっているということなので何かあるのかもしれない。
午後も森の様子を確認して欲しい、ただし無理はしないで安全第一で、違和感を感じたら逃げてきて欲しい、とお願いした。
そんなルビアを見送り、俺も柵の内側から森を観察してみた。
ぐるっと一周してみたが、普段の様子が分からないから何も分からないな。ただ、いつもこんなに静かなのかな、と思うくらいに森からモンスターや動物の声や音は何も聞こえてこなかった。
時間もあるしもう一周してみたがやっぱり何も分からない。諦めてルビアが帰って来るのを待とうと思って家に戻る途中、ふと空を見上げると海鳥のような鳥が数羽南側から飛んできた。
海は結構遠いはずだから、ここまで海鳥が飛んでくるなんて珍しいな。何かあったのかな、それとも海鳥じゃなかったり、渡り鳥で北に行くタイミングだったのかな。
メイプルの夕食の準備を手伝っていると、外からルビアが帰ってきた。
夕食を終えた後に午後の状況を聞いてみた。
ルビアによると、午後もモンスターにはいつもの2~3割くらいしか遭遇しなかったとのこと。また、普段はホームから遠くなるほどモンスターに遭遇しやすいのに、今日は南側では遠くなるほど遭遇しにくかったらしい。東西北側もモンスターは少なかったが南側ほどでは無かったようだ。
南に何かあるのか?森は大陸の最南端にあるという話だったから、森の南には海が広がっているはずである。海鳥っぽいのが南から飛んできたが、あれもやっぱり何か関係あったのだろうか。
正直、ここで考えても何も分からないな。
明日も森の様子を確認しに行って欲しいとルビアに頼み、俺も柵の内側から森を観察するようにしよう。
翌日も朝食後にルビアが森の様子を確認しに出かけていき、俺も森の観察を開始した。昼食までの時間をかけて何周もしたが、やはりモンスターや動物の声は聞こえない。
昼食の時間になってルビアが戻ってきたが、今日はほとんどモンスターを見つけられなかったらしい。見つけられたのもキラーホーネットが数体であり、ゴブリンやファストバード、キラーラビットは1体も見つけられず、絶対に何かおかしいということだった。
何事も無く、以前通りに戻ってくれるといいんだが。
ゴゴゴゴッ
昼食を終え、再び森の様子を見に行くルビアを見送っていると、地震でも起きたのか地響きが聞こえてきた。
揺れは感じなかったが嫌な感じだ。
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ランク:4
レベル:20
取得スキル:
迎撃機能30、リフレクト、トラップ、アクセラレータ
家庭菜園8、教会
3点式ユニットバス、小型キッチン、電気温水器、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、羽毛布団、電気炊飯器、ベッド2、ダイニングテーブル&チェア
所有スキルポイント 5/60




