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異世界マイホーム  作者: 祐祐
2章

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28/54

28話:教会

 ルビアと共に家を出る。


 「そういえば落とし穴ってそのままでいいと思う?これだけ広い中に1箇所だけあっても効果薄い気がするし、もし誰か来た時にそれに引っかかったらマズイよね。」

 「そもそも落とし穴に引っかかる前に柵の所で気絶させてしまうのではないでしょうか?」


 確かに。あれ?そういえばアクセラレータと同じで俺が敵と認識したものだけに作用するのかな。それならそのままでも大丈夫そうだけど。

 そこはどうなっているの、天の声さん。


 『アクセラレータと同様に、迎撃機能、リフレクト、トラップはユーマが敵と認識したものに対してのみ作動します。迎撃機能が30になった際にアップデートされています。』


 なんでそれをその時に教えてくれなかったのかと思うけど、教えてくれてても何かが変わってたことは無いだろうな。

 じゃあ落とし穴はそのままで大丈夫そうだな。



 落とし穴についてはこれくらいで。家の裏側に回り込んで教会の様子を確認しに行く。

 裏側に行くとポツンと一軒家、ではなく、ポツンと教会が1つ。教会だけしか設定してないから当たり前なんだけど。

 教会はイメージ通りのキリスト教っぽい、白を基調とした落ち着いた感じの建物だった。大聖堂とかではなく街の教会という感じで、そこそこ街が大きくなっても馴染んでくれそうに思う。


 外観はこれくらいにして、扉を開けて中に入る。

 中もイメージ通り、長椅子が並び、奥には聖像と祭壇、ステンドグラスがあった。ステンドグラスは薄いブルーがメインで、海中に光が差し込んでいるみたいなキレイなものだった。

 ゆっくり眺めながら聖像へ近づく。2mほどの高さがあり、長い髪が風になびいていて、両手で祈りのポーズをしているように見える。聖像があるならちゃんとお祈りした方がいいよな。この世界の神を象ったものなのか、それとは別なのかは分からないけど、お祈りして悪いことは無いはず。


 お祈りの作法は分からないから適当だけど、

 どうもこんにちは、お世話になってます。能力のおかげでこの世界でも生き残れてます、ありがとうございます。でもできれば元の世界に戻りたいです、どうにかなりませんか。



 「能力を活用して無事に生き残ってくれて良かったわ。元の世界に戻る方法については分からないし、そもそも死んでるから戻れる可能性は0だと思うわよ。」


 ちょっと天の声さん、あなたには聞いてないです。この神に祈って聞いたのです。天の声さんに聞いてないのに答えるなんて珍しいな。


 「ユーマさん、その人は一体誰ですか。急に現れましたよ、またあなたの能力ですか?」


 ルビアに聞かれて祈っていた顔を上げる。するとそこには160cmほどの黒髪ロングでキレイな女性が立っていた。うーん、どこかで見たことあるような気がするんだよな。


 「こんにちはユーマ。ちゃんと会うのは初めてですわ。私はエモと申します。天の声さんと言った方が分かりやすいかしら。」

 「天の声さん!?どうしてここにいるんですか!?というか、実体があったんですか!?」

 「先程までは実体はありませんでしたわ。でも、ユーマが私の望み通りに教会を建てて、そこで祈りを捧げてくれたおかげで、こうして実体化することができましたわ。こちらからもお礼を申し上げますわ。」

 「いえいえこちらこそいつもありがとうございます。というか実体化ってそんなことがあるですか、いやもうこの世界なら何があってもおかしくないか。」


 まさかの天の声さんが現れた。声が聞こえていただけでも不思議だったのに、それが実体として現れるとか、この世界はもう何が起きても驚いちゃダメなやつだな。


 「ユーマさんはなんか理解したみたいだけど、私にも分かるように教えて欲しいよ。」

 「すまんルビア。えっとこちらは昨日説明した能力を使う際に、色々と説明をしてくれる存在がいたんだが、それがこちらのエモさんだったようだ。

  エモさん。もしかしたら知ってるかもしれないけど、こちらは今一緒に暮らしているルビアです。元々は王女だが、あまり気にしないでいいと思います。」


 ルビアとエモさんは初対面なので、ここは俺が2人のあいだを取り持たないとな。

 と思っていたが、2人はあっという間に仲良くなっていた。数日経ってもまだルビアとの付き合い方が分からない俺とは真逆だな。昔から人付き合いは苦手だったけど、こっちの世界でも変わるわけないか。



 2人が楽しそうに話しているのを聞いていると、なんだか懐かしい感じがする。エモさんの柔らかな笑顔、キレイな黒髪、癒される声、優しい口調。

 あー、そうか。どこかで見たことあると思ったら、10年前に別れた嫁じゃん。若干美化されている気もするけど、10年前の記憶だから記憶自体が美化されているのかもしれない。黒歴史として封印したつもりだったけど、一番幸せだった頃の記憶がずっと心の中にあって、それがエモさんになって現れたってことなのかな。

 これ恥ずかしいな。絶対に2人には言えない、昔の嫁が今も心の中にいるなんて言えない。エモさんがこちらを見て微笑んだ気がしたが、気の所為だろう。



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ランク:4

レベル:18

取得スキル:

 迎撃機能30、リフレクト、トラップ、アクセラレータ

 家庭菜園5、教会

 3点式ユニットバス、小型キッチン、電気温水器、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、羽毛布団、電気炊飯器、ベッド1、ダイニングテーブル&チェア

所有スキルポイント 3/54

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