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異世界マイホーム  作者: 祐祐
2章

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26/55

26話:相互理解

 ランクアップと取得可能スキルを確認し終えて、目の前で待っているルビアに向き合う。ルビアの質問に答えるにはこの能力のことを伝えないといけないがどうしようか。そろそろ誤魔化すのも難しくなってきた。その判断をするためには、もっとルビアのことを、お互いのことを知らないといけない。知った上で伝えるべきかを決めたい。


 「待たせた。何が起きたのか、俺が分かっている範囲で説明する。だがその前にいくつかルビアに聞きたいことがある。先に教えて欲しいと思っているだろうが、我慢して欲しい。」


 ルビアは渋々ではあるが頷いた。そこからまずはルビアについて、踏み込んで聞いていく。

 以前聞いたのは名前と元王女だったこと、クーデターが起きたこと。それ以外にはこの世界、モンスター、スキルの一般的な知識についてで、ルビアについて詳しくは聞いていなかった。3日目に出会って今日は7日目。まだ4日しか一緒にいないし、その間もバタバタしていてゆっくり話す時間も無かったから仕方ない。


 まずは先程のミノタウロス戦について。どうして逃げずに立ち向かったのかを聞くと、力試しをしたかったから、勝てなそうなら家に逃げ込めばなんとかなると思った、という脳筋な答えが返ってきた。王女なのに戦いたかったとはどういうことかと思ったが、礼儀作法や政治経済に関しての教育に加えて、何かあった時に身を守れるように戦闘訓練もそこそこしていたらしい。この森に逃げ込んで以降も、弱いモンスター相手には戦っていたが、徐々に疲労が溜まり、俺と出会った時は戦いを避けるようにしていたとのことだ。


 その流れで何が得意なのかを聞くと、内外含めた政治関連は王女の政務として少し経験があり、王女教育の結果として各種知識も豊富だと分かった。戦闘については基本は護身+αのレベル、スピードだけは本職の騎士より上であり、本職の騎士には勝てないそうだ。

 その教育の成果なのだろう、並列思考、剣術、という2つのスキルを持っているらしい。


 最後に、俺のスキルについて話す上で一番重要だと思っている、ここにいつまでいるつもりなのかを聞いた所、クーデター後にどうなったか分からない以上戻れない、だからしばらくはここにいたい、もし敵ではない人がここに現れたら状況を聞いて戻るかもしれない、という回答だった。

 モンスターがうろついている森にそう都合よく人が現れるとは思えないし、長い付き合いになりそうだな。



 現時点で俺から聞きたいことは聞けたから、また何かあれば教えてもらえるようにお願いして、ルビアのターンになった。

 やはり聞かれたのは、突然家が2階建てになったこと、柵と森が遠くなったこと、そしてミノタウロスへの攻撃についてだった。

 前は迎撃機能だけ伝えていたが、落とし穴についてもちゃんと説明してなかった。そこで、大本はおそらく1つの能力であること。そこから付随してスキルを取得していて、ゴブリンメイジを倒したリフレクトや追っ手を倒した落とし穴はそのスキルによるものであり、ルビアは落とし穴に引っかからないようになっていること。ミノタウロスへの攻撃はアクセラレータによって強化されたものであること。ベッドやダイニングテーブルは自作ではなく、そもそも家自体や家庭菜園もスキルで生み出されたものであること。

 そして、家が2階建てになったり、柵と森が遠くなったのは、ミノタウロスを倒したことで能力がランクアップして進化した影響であること。ランクアップによって更にできることが増えたこと。


 自分自身の頭の整理も兼ねて、ゆっくりとルビアに説明しつつ、都度質問にも答えていく。一通りの説明を終えたタイミングでルビアは黙り込んでしまった。

 何かあったのかを聞くと、俺のこの能力は聞いたことが無い、あの迎撃機能だけでもかなりの高性能なのにそれ以外にもできることが多くて有能すぎる、とのことだった。

 ルビアに有能と言われて悪い気はしない。まぁその能力があっても、柵の外側ではゴブリンすら倒せないし、柵の内側だけでしか有能ではないのだが。


 話していると外はいつの間にか真っ暗になっていた。

 話の続きは明日にしようと伝え、家庭菜園で収穫した苺と野菜を使った夕食にする。調味料が欲しいな。家庭菜園で調味料になりそうなものができないかな。




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ランク:4

レベル:18

取得スキル:迎撃機能30、リフレクト、トラップ、アクセラレータ、家庭菜園5

 3点式ユニットバス、小型キッチン、電気温水器、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、羽毛布団、電気炊飯器、ベッド1、ダイニングテーブル&チェア

所有スキルポイント 6/54

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