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異世界マイホーム  作者: 祐祐
1章

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24/25

24話:Re

 ルビアに呼ばれて再度家の外へ。

 キラーホーネットの山があった所のそばに小さな山ができている。それが解体して確保した素材になる毒針なのだろう。毒々しい色はしてないけど、あの鋭い針で刺されたら痛そうだな。


 「その小さい山がキラーホーネットを解体して確保した素材なのか?素材なら家のすぐ脇に置いておこうか。素材にならない部位はどうしたの?」

 「それなら森に捨ててきたよ。そのうちモンスターが食べてキレイになるし、もしモンスター襲って来ても逃げ込めば問題ないしね。」


 確かに家に逃げ込めば問題ないけど、ミノタウロスだけは別なんだよな。ミノタウロスの次に強いモンスターとかももしかしたら危なかったりしないか?大丈夫かな。。。



 グゥゥォォォォ


 !?これって前にミノタウロスに襲われた時の声では!?

 もしかしたらまた襲ってくるのでは!?マズイのではないか!?


 念のため家に戻ろうと動き出す直前、森の奥に見える大きな形。あの時と同じように見えるミノタウロスがそこにいた。


 そして何故かミノタウロスに向かって飛び出していくルビア!

 家に逃げ込まずにどうして立ち向かうの!何考えてるんだよ、意味わからん!!


 唖然としていると柵の外側で、ルビアがナイフを手にしてミノタウロスと戦い始めた。

 戦いたかったのか?戦闘狂だったのか?全くそんな素振りは見せなかったじゃないか、意味わからんって。


 この状況で声を掛けて会話なんてできないし、1人で家に逃げ込むのも違う。何かあれば先に逃げ込めるように準備はしておくべきだが、何かしないといけない気がする。

 でも何ができる?接近したらやられるのが目に見えている。となると遠距離からサポートしたいが。。。


 そうだ、さっき獲得した新スキル!あれなら石とか投げても強化されるはず!

 向こうの世界では小学生の頃に野球をやっていたから、ある程度遠くからでも当てられるだろう。当たらなくてもルビアに当てず、ミノタウロスの意識をそらすくらいはできるだろう。


 柵に近づきながら、近くにある投げやすそうな大きさの石をいくつか拾っていく。こんなので効果があるか分からないが、ルビアを放っておくわけにはいかない。

 柵の手前5mほどの場所に着いて、ルビアの動きを見つつ、タイミングを見計らって石を投げる。

 手を離れて飛んでいく。柵の上を通るタイミングでスピードが明らかに早くなった。そのままミノタウロスに向かっていくが、少し低くミノタウロスの胸部に当たった。当たったことにミノタウロスも気づきこちらに視線を向けてきた。どうやらダメージは無さそうだが、意識はそらせたようだ。

 その隙にルビアが攻撃を仕掛けているが、あのナイフではあまりダメージが与えられないようだ。それでも小さな傷をいくつかつけていて、ミノタウロスは若干出血しているように見える。


 顔に当たれば確実に意識をそらせるだろうし、目に当たればダメージが与えられるかもしれない。そう思い、拾ってきた石をどんどん投げ込む。しかし2投目以降はなかなか当たらない。ミノタウロスがルビアだけでなく、こちらにも注意を向けるようになってしまったからだ。

 大したダメージにならないのだから気にしないで欲しいと思うべきか、ルビアへの注意が少しでも減っているなら効果があったと思うべきか。


 2つほどミノタウロスに当たったが、どちらも胸部。顔に当たりそうなものは避けられたり、腕で防がれてしまった。そして手元にある石を全て投げきってしまった。

 それに気づいたのか、ミノタウロスがこちらへの注意を再びルビアに全て向け始めた。このままでは良くない。まだルビアはミノタウロスの攻撃を避けているが、体力がいつまでも持続するとは限らず、その前にどこかでミスって受けてしまう可能性もある。


 何か俺にできることはないだろうか。何か他に投げるものは。

 目に映ったのは、さっきルビアが解体した蜂の毒針。針だから投げやすい形をしてないけど、すぐ近くにあって投げられるものはこれしかない。


 50本近くあるはずだし、1本ずつ投げてもうまく当たる気がしない。それなら数本まとめて投げて、少しでもミノタウロスの気を引けるようにすべきだ。

 自分の手に刺さらないようにだけ注意して5本を掴み、ルビアの動きに合わせてミノタウロスに向けて投げ込む。どう飛ぶのか、そもそも全力で投げても届くのか。そんな不安があったので思いっきり遠くに投げる形で投げた。


 ミノタウロスはまだこちらの動きには気づいていない。しかも投げたのが針であり、石と比べて見えにくかったのだろう。

 投げた針のうち2本が、ルビアに注意を向けたままのミノタウロスの頭部に当たりそうな軌道で進んでいく。


 そして2本共にミノタウロスの頭部に当たったように見える。その瞬間。


 グゥゥォォォォ


 再びミノタウロスが大きな咆哮を上げる。ミノタウロスは両手で顔を押さえる形になっていた。針がいい所に当たったのだろうか。そう思っている所へ、ルビアが接近して、がら空きになったミノタウロスの首筋へナイフを突き立てた。


 見事にナイフは深く突き刺さり、すぐさま離れて様子を見ていたが、しばらくしてミノタウロスは倒れた。


 『レベルが17に上がりました。スキルポイントを3獲得しました。』

 『レベルが18に上がりました。スキルポイントを3獲得しました。』

 『ホームのランクアップ条件を達成しました。』

 

 無事にミノタウロスを倒したのだろう。天の声によるレベルアップとランクアップの案内が流れてきた。



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ランク:3

レベル:18

取得スキル:迎撃機能30、リフレクト、トラップ、アクセラレータ、家庭菜園5、3点式ユニットバス、小型キッチン、電気温水器、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、羽毛布団、電気炊飯器、ベッド1、ダイニングテーブル&チェア

所有スキルポイント 6/54

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