21話:食の充実に向けて
ベッドの設置が終わった所でルビアが帰ってきた。
「ただいま。2人とも処理してきたよ。」
「ありがとう。無事に対処できて良かったよ。バタバタしたけど昼食にしようか。」
ルビアはバスルームで汗や血を落としに行く間に、キッチンに移動して鶏肉を炒めて、いつも通りの食事にする。
準備をしながら、ダイニングテーブルとチェアは欲しいな、と思いこちらも追加。スキルなのか、とは思うがこの作業にも慣れてきたな。
バスルームから戻ってきたルビアは、突然現れたテーブルに驚いていた。食事をしながら、部屋が増えたこと、ベッドも設置してあること、今日からはそっちで寝てもらうことを伝えると、頭にハテナを浮かべたような表情になりながら鶏肉を口に運んでいた。
後片付けも終わり、先程は後回しにしていたスキルポイントの使い道を考える。
昼食を終えて、やっぱり食生活を改善したいという思いが強くなった。迎撃機能はミノタウロス以外はちゃんと対処できていて、ルビアの話だとこの辺りではミノタウロスが一番強いらしいから、また襲われても家の中に逃げ込めば問題ない、と思う。
それなら少しは生活を良くする方にポイントを使ってもいいのではないか。特に食生活は鶏肉だけであり、現状の水準が低すぎる。残り5ポイントのうち、4ポイント使って5レベルまで上げるか?10レベルまでいけば迎撃機能と同様に何かスキルが手に入るかもしれないけど足りないからな。1ポイントずつ使ってみて考えるか。
ということで、天の声さん。家庭菜園に1ポイント使ってください。
『スキルポイントを用いて、家庭菜園 1→2 とします。よろしいですか。』
野菜か果物が欲しいです!
『家庭菜園 1→2 となりました。じゃがいもを栽培可能となりました。』
おお、野菜きた!じゃがいもなら茹でるだけでもいいし。
うーん、でもやっぱりもう少し種類が欲しいな。特に果物が欲しい!果物が出るまでポイント使うか。ガチャみたいだ。いや、引けないのは困るが。。。
ということで、天の声さん。家庭菜園にもう1ポイント使ってください。
『スキルポイントを用いて、家庭菜園 2→3 とします。よろしいですか。』
果物来い!
『家庭菜園 2→3 となりました。大根を栽培可能となりました。』
ダメじゃないけど!大根は好きだけど!煮物とか漬物とか好きだけど!果物が欲しい!もう1回お願いします!
『スキルポイントを用いて、家庭菜園 3→4 とします。よろしいですか。』
今度こそ果物来い!
『家庭菜園 3→4 となりました。玉ねぎを栽培可能となりました。』
玉ねぎも好きだけど。炒めたりスープにしたり好きだけど。果物の口になってるんですよ、天の声さん。もう1回お願いします。
『スキルポイントを用いて、家庭菜園 4→5 とします。よろしいですか。』
お願いします、お願いします、お願いします。
『家庭菜園 4→5 となりました。苺を栽培可能となりました。』
よし来た!しかも苺!以前は節約のためにほとんど食べてなかったけど、果物で苺が一番好きだったから嬉しい!
ふー。1ポイント残して果物ゲットできた、満足。
いや、満足してないで早速家庭菜園でそれぞれ育てなきゃ。
ドアを開けて家の外へ。レベル1では1m×1mくらいだったが、レベル5になって5m×5mくらいに広くなっている。柵までが家から30m近くまで遠くなっているから5m四方を家庭菜園で使われても余裕あるな。
米はすぐには食べないだろうけど日持ちするだろうから、5種類全て均等に育てるように使用。ということで天の声さん、よろしくお願いします。
さくっと家庭菜園に5種類を設定した。耕したり植えたりしなくていいのは本当に楽でありがたい。向こうの世界にあったら楽なのにな。天の声さん、ありがとうございます。
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ランク:3
レベル:13
取得スキル:迎撃機能20、リフレクト、トラップ、家庭菜園5、3点式ユニットバス、小型キッチン、電気温水器、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、羽毛布団、電気炊飯器、ベッド1、ダイニングテーブル&チェア
所有スキルポイント 1/39




