対カトロ
次は順番的にカトロ先輩だろうか。
師匠よりも色々防御魔法をこねくり回している私的には、この人の戦闘を見るのが一番待ち遠しかった。
私とは違う防御魔法とは、どのようなものなのか。
それを見るのが楽しみで仕方がない。
「それじゃ怪我した狂犬達も捌けたし、次は誰が行く?」
「自分の生徒に使う表現じゃないですよ、それ」
確かに双子もエルーナ先輩も、私たちに比べて容赦なく攻撃していて、怖かったことは間違いないけれど。絶対に今使うべきでは無い。
大それた怪我でも無かったはずだが、さすがに心配ではある。
「次は私が行こうかしら」
名乗りあげたのは、予想通り面識のある淑女らしい振る舞いをした綺麗な先輩。
何度見ても、この人が本当に戦うのだろうかなんて思う。
「順番的にもそうだね、カトロかな。君達、このお姉さんは狂犬じゃないから名乗り出るなら今だよ?」
…と、言われてもだ。
先程の戦闘を見たあとだからか、それともそもそも面識のない先輩だからか。残りの四人は誰も手をあげたがらない。
そこで鶴の一声をあげたのは、ガブリエル。
「私達は別に怪我するの怖くないし、花霊組、行ったらどうかな」
「俺は怪我すんの怖いよ。ちゃんと治してよ?ガブリエルさん」
「それじゃあ…お言葉に甘えて、行かせてもらおうかな。行こ?シオン」
「うーん…そうしようか」
どうしてカトロ先輩からは強い攻撃が飛んでこないと判断出来るのだろうか。私には怖くてそんな事は出来ない。
そんな私の憂慮は蚊帳の外。譲り合いの後、三人は戦場に立った。
そう言えばいつだったか、アロゼは私と並んで防御魔法の二強だ、なんて誰かが言っていた気がする。
それも同時に見れるのなら、本当にいい機会だ。
あんなおっとりした三人の戦闘なんて、一体どんなものなのだろうか。
そう思った、その時だった。
「召喚、花霊」
「召喚、花霊」
幼馴染二人の同時詠唱が起こる。
出てきたのは青紫色の花と、話に聞いていた刺々しい茎…と、一応花本体も出るのか。
しかしその本体、赤い花は動くことなく、青紫色の花だけが空中に浮いていく。棘は地を這い、一瞬にして地と空が制圧された。
迫り来る大きく長い茎が地面を覆い尽くそうとしている事を察したのか、カトロ先輩は躊躇無く浮遊を選択。回避や防御を選ぶのではなく、そもそも戦場として地面を捨てた。
次いで動いたのは空の花。花弁が一気に飛び出し、彼女に飛び掛る。
「あれは、通らない」
横でそう呟いたアリス先輩。通らない、とはどういうことだろうか。
その攻撃を視認したカトロ先輩は移動を辞めることなく、空に手を突き出す。詠唱をする要素もないことから恐らく防御魔法をするのだろうとは思うが…あれは基本一対一交換のようなもので、一度攻撃を喰らえば破れてしまうはず。
そう考えていたのだが、案外答えは直ぐに確認できた。
何度も防御魔法が破れている音がしたのだ。
一通り花弁が攻撃し終えた後に残っていたのは、少し分厚い防御魔法と無傷のカトロ先輩。
「…一方向に多重展開してる、って事ですか」
「そういうことです。傍から見ると一瞬攻撃魔法かな?と思ってしまうのも強みですかね」
確かにあの技術を用いれば、まっすぐにしか飛んでこない攻撃に対して強く出られる。
私は纏う形式と普通の形式で、出せても二層。その先なんて、考えたことは無かった。
そして花弁の攻撃後に、すぐさま棘の生えた大きな茎が動き出す。それをカトロ先輩は、残っていた防御魔法で一発ずつ防いでいった。
「防御魔法って出しすぎは魔力そこそこ使うはずじゃ…?」
「そこも意味わからない所ですね。あの子はずっと出したままにしても問題ないんです」
「あの人も最初から、の天才ですか?もしかして」
「いや…確か急に上手くなったんですよね。それがいつだったかは覚えてないんですが、本当に急。前後に特に何かあった訳でもないし、本人から何か話された訳でもないし…」
まあ結局天才であるところには違いないか。そんな意味のわからない結論に辿り着く。
一通り防ぎ終えた後、両者立ち止まり…
またしても、詠唱が起こる
「召喚、猫」
「召喚、花霊」
そう言えば猫の召喚魔法だったか。あの愛玩用の子は元気にしているのだろうか、杖の中で。
すばしっこく体躯の小さい猫は、太くて大きい棘の茎に相性がかなり良く、五匹程の猫はまるで大蛇のような茎を難なく回避しつつ、どんどん前に進む。
シオンの花霊も少しだけ攻撃していたけれど、それも届かない。
あまりにも速い。そんな猫にあの二人は…
「防御魔法っ!」
アロゼによって出された防御魔法で事なきを得る。それは当然の反応ではあるのだけれど、詠唱がされた。そして形は…
「…あれ、さっきヒサメさんも使ってましたよね?もしかして教えてたり?」
「いえ、あの子は多分独学ですね」
私の範囲防御に、瓜二つだった。しかも私と違う点は、独自の詠唱をすることなく、ただの防御魔法の詠唱であれを展開出来ることだ。私も出来ないことは無いとは思うけれど…
「面白い形ね、それ。さっきヒサメちゃんも使ってたかしら?」
「私はヒサメちゃんみたいに…凄くは、ないです」
「もっと自信もっても良いのよ?二人とも、とっても面白い」
見事、とかすごい、ではなく面白いなのか。先輩達は軒並み普通だと思っていたのだけれど…皆どこかしら抜けている気がする。
某人達に比べてアリス先輩はやはり人が出来ているというか、そういう抜けているところが見当たらない。
…私が知り合った魔法使いに変な人が多すぎて、何が正しいのか何が間違っているのかが分からなくなってくる。
「星霊は出したくなかったのに…」
「エルーナ。まだ立てたんですね」
「そのセリフだけ聞くと悪役みたいでいや…」
妙な葛藤をしているうちに治療を終えたエルーナ先輩が戻ってきた。戻ってきたのはいいのだけれど、しれっと私の横に座らないで欲しい、一体何故ここまで気にいられてしまったのだろう。
「そこスピカの席なんで、戻ってきたら返してあげてくださいね」
「ちょっとだけお話聞きたい」
双子と戦闘する前からやけに興味を持たれているとは思っていたけれど、一体何を聞かれるのだろうか。そんなエルーナ先輩のお話とやらを聞く。
「君は、非知者?」
「だったら、嫌いになりますか」
「ううん、私はそんな事しない」
「…意外と寛容なんですね、この学園の方達は」
私と同じ学年の子達も、双子を除けばそこまで邪険な扱いをせず、至って普通の人間と接するようにしてくれる。
それは私が特異だからなんてことはもちろんなく、かと言って彼ら彼女らも変だからなんてことも無いはず。であれば、どうしてこんなに寛容なのだろうか。
「頭硬いのは老人達だけ。私はあいつら好きじゃない」
老人達か。言われて見れば、私にそういう目を向けるのは大人達が多かった気がする。それにこの言い方は多分…学園の上層部の人達のことを言っているのだろう。
第一印象は少し怖そうな人だったけれど、結構価値観が合うな。案外仲良くなれそうだ。
「それじゃあ、あの子は?金髪の、相棒の子」
「スピカは私とは違いますよ」
「…それなのにあの熟練度なんだ」
「…なにか思う点でも?」
そんな会話をしているうちにも、戦闘はどんどん進んでいる。
先程アリス先輩が言っていたように、少し大きめの猫も出てきていた。
「あの子…スピカ?は私よりも同時に動かせてる。すごい、と思う」
「でも、スピカのあれは元々悪癖なんです。まず出すことから頑張っていたら、遅いのも早いのも、右も左も上も下も自在に動かせるようにはなったんですけど…」
私の語りを冷静に聴きながら、何かを考えているエルーナ先輩。考察しているのはその仕組みか、それとも…
「形は変えられてなかった、ね」
やはり気付かれていたか。
この人と戦闘しなくて本当に良かった。強い上に目敏く、アリス先輩がそうでないと言いたい訳では無いけれど、強さがあまりにも厄介すぎるのだ。
ほんの少しの沈黙の内、何かを決心したかのように彼女は語り始める。
「そうだな…君、粘土って知ってる?」
「煉瓦の材料、でしょうか」
一体何が始まるのかと構えていると、始まったのは規模も小さく、脈絡に一切合っていなさそうな話である。私達は今、何を話していたんだっただろうか。
「それもそうなんだけど、おもちゃの」
「存在ぐらいなら知っています。実物は見たこと無いですが…」
粘土は主に建材、つまりレンガの方に回されることが多いらしく、そもそもの加工の難しさも相まって知育玩具としての粘土は高級嗜好品だ…と、おじい様から聞いた記憶がある。
「もしかしてエルーナの強さの秘密ってそれ…?」
「ん、話したことないっけ。魔力は練り物、粘土と感覚が一緒」
「粘土は普通触れるものじゃないんだけど…天才って怖いね」
「私は天才じゃない」
その感覚を知っている、となるとエルーナ先輩の家は多少なりともお金を持っているのだろうか。そこを深堀りするのは野暮だと思うので、触れないでおこう。
「さっき一度も見ませんでしたが、防御魔法はどうなんですか?エルーナ先輩」
「…そこは、触れないで欲しい」
「成績下の方ですこの子」
「なんで喋るの、アリス?」
この二人、仲がいいのか悪いのか…
それはさておき。私もスピカもそうだけれど、攻撃が防御のどちらかが突出していれば、もう片方があまり上手くないのはもしかすると何かしらの決まりがあるんだろうか。
今まで見てきた人の大半が当てはまる気がする。
「私が下手なのは…もういい。でも、カトロはちょっと変。私が言えたことじゃないけど、絶対に何かを経験してる…だから、ほら」
エルーナ先輩がそう言いながら指をさすその先。
空は花、地面は茎で覆い尽くされて一方的に責められている。浮遊だって魔力の事を考えるといつまでも使える訳もなく、いつかは地に足をつけて歩かなければならないはずだ。
そんな状況をカトロ先輩は、聞いた事のない詠唱一つで打開する。
「地創」
その言葉の正体を噛み砕く間もなく、彼女は宙を歩く。何が行われているのかを理解するまでに少し時間がかかった上に、それは理解したとしても到底飲み込みがたい状況だった。
「あれ…防御魔法ですか?」
足を着いた場所は足場が消え、下からの攻撃は当然防がれる。
「な、なんで…!」
焦りのあまりアロゼは言葉を漏らした。シオンはいたって冷静かのように見えるけれど、その顔には冷や汗が伝う。
私の広域防御なんか比にならないぐらいの広さの防御魔法を広げたからだろう。薔薇の棘はただひたすら蠢くばかりで、その一片たりとも上に向かう事を許されていないのだ。
「流石にヒサメさんでも防御魔法を歩いた事はないですか?」
「ない…です。防御魔法は何かを防ぐ為の物で、歩くなんて発想は…」
誰が悪いという訳では無いが、私は防御魔法を貫通された経験があるのでそもそもの信頼がないというか…
「アロゼ!」
叫ぶシオンは咄嗟に焦る彼女を庇い、杖での直接攻撃を防御する。しかし二回目には対応出来なかったのか、腕で攻撃を受けてしまった。その弾みで庇護下を離れたアロゼにも、軽い蹴りが入る。
「あの人、かなり武闘派ですね」
「かなり強い。もしカトロが物に攻撃魔法纏わせられたらと思うと…ちょっと怖い」
先程のエルーナ先輩のような技術は見られなかった。しかしもしあの人が、あの膂力を持ってしてそれが出来ていたのなら、防御も攻撃も得意ないわゆる外れ値になってしまうところだった。
…ところだった、という言い方は妙か。人類にそういう魔法使いがいればそれは希望となるものだ。
「ごめんなさい女の子の方、痛くなかったかしら?」
「僕は眼中になしですか…!」
「普段よりは抑えたわよ?痛かったのなら申し訳ないですけれど…」
いつも通り微笑みを浮かべながらそう話しているが、先程の攻撃は淑女が出していい速さと音をしていなかったと思う。
しかしシオンはそれに言い返すことはせず、アロゼの耳に口を寄せる。
今何かを喋った。よく聞こえなかったけれど。
「召喚、花霊」
シオンはまた召喚魔法。今まで何回か使ったいずれも一度に出す花の数はそこそこあったし、魔力量的には限界が近いはず。
一方アロゼは一度カトロ先輩を引き離すためか、攻撃魔法を何発か撃つ。こちらの魔力量はまだ余裕がありそうだが…
分からない。先程の囁きの内容も、懲りずに花霊を押し付ける理由も。何かの策があるのは間違いないが…二人は一体何をする?
「シオンくん…だったかしら。そろそろ限界じゃない?」
「僕は限界なので、これが最後の賭けですよ」
そう言って、一気に花弁を飛ばす。カトロ先輩はそれに応じるようにまた防御魔法を出す。
「あれじゃまた防がれるのでは…」
「さっきより花は多いけど…多分無理」
二人は気付いてなかったのだろうか。
この幼馴染達は今から何かする。
「…アロゼ!」
花弁が全て飛び切ってカトロ先輩の防御で防がれる直前、シオンが叫んだ。
「嵐流!」
それに呼応するようにアロゼによって出されたのは、風の上級魔法、嵐流。そして花弁と嵐は重ね合わさり…花吹雪と化す。四方に回り散る花弁に対し、一方向に多重展開された防御魔法は意味を無くす。
双子の時にも見た、付き合いの長さ故の連携。
私とスピカは相互補助、双子は意思疎通、それに続いて幼馴染は合体技を出してきた。
「痛いとこ突かれてるし、あの子よく見てるね」
「もしかしてカトロ先輩、球体の防御魔法が使えなかったり?」
「この戦闘では使ってませんが、そんなことは無いです。ですが…」
使えばするけれど使わなかった。結局のところ、全力は今の今まで出していなかったということか。
「…球体の防御魔法の多重展開は使えない?」
「正解。君もよく見てるね、偉い」
「…私は狂犬じゃないので、別に頭のてっぺんから撫でてもいいんですよ」
「届かないからここなんだけど」
小さな先輩に頭頂部…ではなく側頭部を撫でられている。なんだ、この奇妙な状況は…
茶番はさておいて、四方八方から旋回しつつ迫る花弁を相手に、カトロ先輩はかなり苦戦している様子。
まるで防御魔法一つで何度も攻撃を防いでいるように見えるが、恐らく破れは貼り、破れは貼りを繰り返している。これも私にはできない芸当だが、恐らく相当魔力を使うはず。
ただそれはアロゼも同じはずで、少なくとも今は棘を動かしていない。
この勝負、恐らく今日初めての魔力切れが起きる。
「カトロは暴れすぎ、あの子は長時間の嵐流。どっちが先に倒れるかな」
私は魔力が見えないから分からなかったが、エルーナ先輩がそう評したと言う事はやはり決着は近いのだろう。
そのうち防御魔法の破れる音も消え、嵐流も次第に弱まっていく。
そしてついに魔法合戦は止まり…
「…あれだけ防御魔法使ってたのにまだ立てるんですね、カトロは」
無傷で立つカトロ先輩、それに対して両膝をつくアロゼとシオン。
「勝負あり、かしらね」
「…まだ」
「もう無理でしょう。私だって意識のない人を攻撃したくないわ」
「アロゼ…あと頼んだ」
そう言ったシオンは最後に花霊を出し、ついに倒れた。
無詠唱だからか、数は少なめ。しかしアロゼもそれに合わせて棘を動かす。
やはり残り魔力量的に厳しくない訳では無かったのか、流石に顔を歪め始めたカトロ先輩。
「もうあれも使えないだろうし、カトロと言えど厳しいか」
「でもまだ防御魔法してますね」
相も変わらずシオンの花弁は全て多重展開で防がれている。
棘にはしっかりと防御魔法を合わせ、そちらからもしっかりと身を守っていた。かなり器用な動きだ。
そう思ったその時。
「…ようやく終わりかしら」
棘の動きが止まり、消えていく。
アロゼも杖に掴まるのが精一杯な様子。自分達だけ防御出来ず、直接蹴られ殴られをしたのが悔しい気持ちも分かるけれど、どうしてここまで粘ったのだろうか。
息も絶え絶え、アロゼは喋り始める。
「先輩は…何が花か、知ってますか…?」
「喋るのも辛いでしょう?もう無理しなくていいのよ…」
「私は、私の召喚魔法がバラって知った時、まず茎の棘を思い浮かべたんです…そっちの方が…攻撃的だから…でも先輩、なにか…忘れてないですか」
途切れ途切れにそう語るアロゼの口ぶりは、まだ何かを隠しているかのような言い分。カトロ先輩はそれに困惑しながら、心配そうに見つめるばかり。
そんな心配をよそに放たれたそれは、視覚の外からの攻撃だった。正確に言えば思考の外でもあるだろう。
皆棘に気を取られ、大きいはずなのに誰もが忘れていたその存在。無論私もすっかり無いものだと思っていた。風の魔法もなしに旋回しながら、それはカトロ先輩を襲う。
刺は、美しい花があるからこそ存在するのだ。
「っ!?」
目を見開いて上に防御魔法を多重展開するも、それは全くもって無意味になる。
結局防いだ花弁は数発だったが、当たった花弁も数発。全てが彼女に飛びきることはなく、その前にアロゼも魔力切れを起こしたらしい。
双方粘りに粘った勝負の結果、立っている人は居なかった。いや正確に言えば一人だけ片膝をついているのだけれど。
「粘ったねえカトロ。どうだった?新入りの頭脳枠の子達は」
「どうも何もすごい疲れます…地創まで使っちゃったし、ほぼ魔力切れ寸前ですよ…」
「でも勝てたじゃない」
レンさんは笑いながらそう言葉をかけるが、傍から聞いてるだけでは嫌味にしか聞こえない。
「これで勝てたって思えないです!最後までしてやられましたから!」
「そう怒んないで、最後に立ってたら勝ちだよ」
「立てないんですよ!もう!」
無自覚に怒らせていると言うか…この人は多分こう言う考え方なのだろう。最後に勝てればそれでいい、生きていれば全て良し。私もそんなふうに考えるから、相打ちぐらいなら許容できる。
そんなあの人の天衣無縫具合はさておいて…カトロ先輩も話す地創、防御魔法を地面とみなしそこを歩き下からの攻撃も防ぐ技術。
仕組みとしては理解出来るけれど、やっぱり私には防御魔法の上を歩く想像が出来ない。実際今も足元で試しているけれど、足を着いて上げる、という一連の流れが出来ないのだ。
あの人も私の使う魔力吸収が出来ないとは言え、攻撃面での汎用性はどう考えても地創の方が高いと言っていいだろう。
私よりも長く魔法に触れ、それでいて一集団の一位にたらしめたその技術。
もしかすると余所者の私は、永遠に彼ら彼女らに追いつけないのだろうか。




