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竜と兎の召喚士  作者: 九十九
北部魔法学園編
18/34

対エルーナ

エルーナ先輩を前にしてそそくさと逃げてきた私達は、皆が居る見学席の方までやって来た。

こうして遠くから見てみると案外この広場は大きく、先程の爆発が本当に小規模に感じる程。

ちなみに当の本人達は、どこかからやって来た別の先生に怒られているらしい。ちょっとだけ面白い。

「ねえヒサメ、さっきの私どうだった?」

「どうも何も、十分すぎる支援でした。だからアリス先輩は、攻撃魔法でまとめて潰さざるを得なかったんだと思いますよ。」

スピカに関して何が一番不思議かと言われれば、本人はまだこれで足りてないと思っている事だろう。今の時点でさえ威力はさておき、扱いに関しては頭一つ抜けているのに、どうしてそこまで不安がるのか。

「そっか。なら良かったけど…」

私が常に横にいると、普通の感覚が狂ってしまうのだろうか。もしそうなのだとしたら、それは果てしていい事なのか悪い事なのか…私には分からない。

そんな事を考えて返事をすると、サバトが早速攻撃魔法を放っていた。相変わらず殺気が高い。

「あっねえ、始まっ…!?」

周辺が青白い光に包まれる。それまで続いていた会話がピタリと止んだ。多分、その時全員が固まったんだと思う。そしてこう思考したはずだ。あれは一体何なのか、と。

しかし考えずとも見ればすぐに分かるものだった。サバトの攻撃魔法を掻き消すにはあまりにも大きすぎる程の、攻撃魔法。

「魔力探知」

「私あれと似てるって言われてたの!?」

いや違う。あの攻撃魔法は。

「…中身が詰まってない」

魔力探知で見た結果、そう結論付ける。またしても見掛け倒し。しかしアリス先輩の物と明確に違う点は、どこから見てもしっかり大きく見えている。

流石に撃たれた当事者達は防御する気にはならなかったようで、双子は分断。

それさえも嘲笑うかのように、エルーナ先輩の魔法は、変化する。

「二つに、分かれてる…?」

正しくやりたい放題。先程のスピカと同じように、一歩も動かず、双子を翻弄している。

二つの小さな塊に分かれたそれは、確かにスピカの攻撃魔法の様に縦横無尽に駆け回り、双子を追尾している。

「更に増えてるし…」

双子達が攻撃魔法から距離をとるために他の場所を見たその隙に、攻撃魔法がさらに分裂。

…これ本人達から見ればかなり鳥肌ものなんだろうなあ。

二人とも三発の攻撃魔法に追従され始めたその時、レイラが高速移動しサバトの方に急接近。片腕で弟を掴み、連れ去り、防御魔法で六発全てを防いだ。

「今のって…ヒサメ?」

問題はその方法。私のものより範囲が狭いとは言え…やっていることは、広域防御と同じだった。

「完全に、私の真似事ですね。腹が立ちます」

違う点があるとすれば時間だろうか。その空間把握能力を存分に活かし、きっちり必要な時間だけ展開、使用魔力を最低限に抑えた。

とは言え、走り回り飛び回りで魔力に関係しないところで損耗はそこそこあるらしく、肩を上下させている。

「次」

そんなことはお構い無しと言わんばかりに、小柄で恐ろしい少女が恐らくそう言い放つ。次の瞬間目にしたのは、およそ戦闘中とは思えない幻想的な光景。

「あれも攻撃魔法…?」

スピカがそう困惑したそれは…正しく棘。見方によっては、幻想的な羽根や氷なんかにも捉えられそうな…

そんな表現に困る、奇妙な形をしているそれを見つめていると、またしても形が変わる。六本の棘は六つの球になって、双子の元に飛び掛かった。

それはまるで粘土を練るようで、砂場で何かを作るようで、紙を折って何かの形を模すようで、一言で表すなら自由自在。

「想像力、だけでここまで出来るものなんですか…」

「そこがエルーナの不思議な所なんです」

横からそう声がかかる。アリス先輩が説教から戻って来たらしい。

「お疲れ様でした。アリス先輩は、どうなんですか」

「私はさっきも見せた通り、ただの攻撃魔法だけで…そう言えばヒサメさん、一度防御魔法無しで私の攻撃受けてませんでした?」

「レンさんから言われてなかったんですね。私、体に纏わせてるんです、防御魔法を」

「…どうやってるのかはさておき、君多分エルーナのこと不思議がれないよ?」

その反応は初見の人のものだった。と言う事は、カトロ先輩は私と同じものは使えないのか。

防御魔法成績一位の技術、一体どのような物なのだろうか。

「エルーナは攻撃魔法の初回授業で、皆が先生の説明に困惑する中、真っ先に…と言うか、たった一回の説明で使い始めたんです」

「私三ヶ月くらいかかったのに!?」

じっくり三ヶ月かけて悪質な攻撃魔法が出来上がったと言うのに、この子は何を驚いているんだろうか。

しかし私も習得までにしばらく時間がかかったので驚きを隠せない。私が教えてもらった時のものよりいくらか説明が改善されているであろうとは言え、あれを一度で理解出来るのは凄い事だ。

「エルーナ先輩が、非知者と言う事は…」

「無いですね。あの子は特に特異性も持ち合わせてないし…まあ強いて言うなら想像力が異常なんだけど…」

色々な防御魔法の形を作った私と言えど、エルーナ先輩の攻撃魔法を真似出来るとは思えない。あれは、異次元だ。

そんな彼女の攻撃魔法は縦横無尽に駆け巡り、レイラが魔剣でそれを斬ることすら許さない。たまに破壊を狙っては空振り、思い切り舌打ちをしている。

「粘りますね、あの二人」

「よく見てる…けど…あっ、来る!」

来る、とは一体何が来るのだろう。そう思ったのも束の間、レイラの目の前に攻撃魔法が止まる。

先程までの翻弄具合は何処へ、今はむしろ斬ってくれと言っている様だった。

「逃すか!」

「…拡散」

その攻撃は、双子の差を周囲に見せしめた。

しかし、双子のどちらかが劣っていた、という訳では無い。むしろその逆。

相手の技術が、優れ過ぎていた。

詠唱らしきものを聞いた後の双子の動きは、どちらも早かった。

兄、レイラは恐らく魔剣に浮遊を掛けたのか、凄まじい速度で攻撃魔法を断ち切った。

弟、サバトは攻撃魔法での相殺を狙った。実際攻撃魔法を出すところまでは成功したのだ。

問題は、その後。

「弾けた…?」

エルーナ先輩の操っていた攻撃魔法が、四方に飛び散る。その散弾の内一発が、サバトの攻撃魔法を掻き消したのだ。

結果、かなりの被弾。特に足にかなり当たったように見える。

「立てるか」

「厳しい。後衛」

「頼む」

エルーナ先輩が様子見していたわずか数秒の間で会話は終わる。

必要最低限の言葉を交わし、状況、今後の役割、今必要な情報交換を全て済ませた。

これが、双子の強みか。

「召喚、コウモリ」

先程聞いたコウモリ。ようやく出してきたか。魔力の吸収が特異性らしいが…

一瞬エルーナ先輩の顔が歪み、攻撃魔法をコウモリに向けて飛ばす。そこまでまずいものなのだろうか?

一方レイラは…その表情と魔力の流れを見逃さなかった。

「相変わらず速いね…」

「自分に攻撃が向いてないって分かった途端動いて…でも」

「エルーナ先輩も見逃してない、ですね」

コウモリの数に合わせ二発出した攻撃魔法は、既に一発レイラの方に向かっている。しかしレイラは依然として、速度を保ちながらエルーナ先輩に近づく。

「…ところで、コウモリの召喚魔法、ある程度は聞いたんですが、やっぱりはっきりと分からないんですよね」

確かサバトは、自分も傷付くとか言っていた気がする。そこがよく分からないのだ。

「私も見るのは初めてだけど…あ、もしかしたら今から見れるかも」

完全にレイラを注視していてサバトの方は見ていなかった。そう思い、視点をそちらに向ける。

が、見えたのは本当に望むものが見られるのかと、疑ってしまうような光景。

「刺さっちゃってる…」

召喚魔法だから血は出ていないものの、尖った攻撃魔法が一匹のコウモリを貫いている。その様子は…子供が見たらギリギリ泣きそう。

そんな所に、もう一匹のコウモリが近寄って…

噛み付いた。すると棘もコウモリも、まとめて白い光となってコウモリの牙に消えていく。

魔力を吸い尽くしたからか、ご満悦のコウモリは主の足に近付いて、彼の傷口に再び噛み付く。

恐らく牙越しに魔力のやり取りを行っているのだろう。あれが、吸収なのか。

「初めて見たけど…思ったより痛そうですね、あれ」

アリス先輩はそうつぶやく。既にある傷口に噛ませれば見た目はそれ以上傷つかないだろうけれど…痛いことには変わりないはずだ。

そんな弟とは相反して、兄の方は相も変わらずまるで猪のような動きだ。

…と言いたいところだったのだが。

「防御するために止まってる…?ヒサメとやった時、あんなことしてなかったよね?」

「あの時はどっちか一人だけが、ひたすら攻撃してましたからね」

「君達入学三ヶ月でどんな勝負してるんですか?」

防御魔法を出すその瞬間だけ勢いを殺して一度止まっているのだ。

猪から虎に進化している。と言うか私が、鳶を鷹にしてしまったかもしれない。

前方からの攻撃は避けたり防御したり。後方からの攻撃はサバトが相殺しながら、徐々に距離を詰めている。洞窟の中で初めて見た戦闘より、かなり知性の見られる戦い方になっているのでは無いだろうか。

「もうあそこまで近付いた!」

ゆっくりと着実に、レイラは距離を詰める。そんな彼に対し彼女は…エルーナ先輩はどう出るのか。

恐らくまだ切り札は残っている、がしかし…

動かずに双子を翻弄していた牙城そのものが、ついに動く。

「魔剣特有の技術だと、思わない方がいい」

「っ…!?」

エルーナ先輩は走り出し、まるで鈍器を振るうかのように杖を構えた。直後、杖全体が淡く光りはじめる。

魔剣特有の技術とは何か…攻撃魔法の纏わせである。防御魔法が出来るのなら、魔剣じゃなかったとしても出来るだろうとは思っていた。しかしいざ目にしてみると、驚きを隠せない。

「出来た…んですね」

「あれ、てっきり二人のうちどちらかは出来るものだと思っていたんですが」

「出来るわけないですね」

「初見です」

「あの人は一体何を教えてるんですか?」

そういえば私たちに攻撃魔法を教えてくれているのはあの人だったか。これが終わったら問い詰めないといけないことが増えてしまったな。

…いや、そんな事はどうでもいい。今見るべきは戦場だ。やはり近付かれたからかエルーナ先輩がずっと攻撃を受けている。しかし防戦一方かと言われればそんなことは無く、攻撃をいなしては反撃を入れる戦い方をしている。

「無駄な動き多い」

「魔剣握ったことは無いか?意外と使い勝手はいいもんだぞ」

「要らんそんなもん」

小柄な体躯を活かしてその杖を思う存分に振り回すエルーナ先輩。彼女の言う無駄な動きとは恐らく魔剣の大振りの事だと思うけれど、あれ無くして剣術というものはおそらく成り立たない。

そんな必須をレイラはまたとなく繰り返す。それも難なくいなされ…

「…なら、魔剣の強みをとくと味わえ」

「…!」

あらぬ方向の先、あったのは。

「伸ばした…!」

「魔剣の強み、ですか」

興奮するスピカ、冷静に見るアリス先輩。

後退するように攻撃を躱したエルーナ先輩は初めてしっかりと防御をした…が、あのままでは力の差で押し負けてしまう。体躯の差は回避なんかには活きても、いざぶつかってしまった時の力量差は補えない。しかし彼女は杖から片手を離し、レイラの腹部に突きつける。

もし防戦一方にされた時、私ならどうするか。

「全力で防げよ、容赦しないぞ」

相手に攻撃をさせないようにすればいいのだ。

「…左様で!」

エルーナ先輩の右手は強く光り始め、レイラは防御を弱めたはずの彼女に対し、為す術も無く後退を余儀なくされる。

攻撃魔法を使う際、あそこまで強く光るものなのかと得体の知れない焦りの感情を抱く。レイラも恐らく本能的にそれを察知したのか、防御魔法以外の全ての魔法を停止した。

ご丁寧に待機していたのか、それとも溜めが長かったのか、レイラに十分な備えが出来てから光は炸裂した。強い衝撃波、舞う砂埃、悪化する視界。こうして実害だけを見て羅列してみると、まるで風の魔法でも使われたかのようだ。

そんな甚大な被害に巻き込まれたレイラは砂埃の中のどこかに潜んでいるのか、微動だにしない。

サバトはじっとその中を見つめ、エルーナ先輩は慎重に元いた場所まで下がる。

無音。何も起こらない。

姿の見えない睨み合いだ。どちらも、どちらかが動くその瞬間を待っている。音や魔力の揺らぎ、その動き。どれかを慎重に待ち続けるその戦場は、本当に獣達が戦っているのではないかと思えるほど。

そんな沈黙を破ったのは…虎だった。

「あいつ、どうやってあの速度で!?」

「浮遊ですよ。いつものやつです」

直前の沈黙からは想像も出来ないほど、いつ助走をつけたのかと思う程の速度を出しながら、砂塵からレイラは飛び出した。

あいつらしくない、攻撃を当てることより急襲する事に集中したのだろう。そのせいか魔剣に攻撃魔法を纏わせていない。

しかし、いくらそうして頭を使った虎とは言えど。

「棘格子」

人の悪意をもってして作られた罠には、対処出来ない。

地面から、棘が乱雑に生える。

やはりか、と思った。中身の無い攻撃魔法の手法を看破した時、実は地面の中にある魔力を見つけていたのだ。その正体が棘格子、とやらの布石だったのだろう。

しかし、今はそんなものより気になることが…

「なんで速度落としてないんですか、あいつ」

エルーナ先輩の周りに無闇矢鱈に設置された攻撃魔法。それに臆する事無く、レイラはまだ走っている。

コウモリにでも魔力を吸わせて突破する気なのだろうか。いや、徐々に数は増えているけれど、コウモリには速度が足りていない。

だったら一体…

そこまで考えたところで、何気に今まで聞いたことのなかった詠唱が聞こえて来た。

「召喚、ゴースト」

「ゴースト…だからか!」

「ヒサメ、知ってるの?」

知ってる、と言うよりはおじい様の本で見たことがある。

特異性はただ一つ。しかし、確実に強力。

「…!棘を!」

「すり抜けていった…?」

ゴースト自身の透過。どこまで操れるのかは分からないが、恐らく、ほぼ意のままに透けさせられるはずだ。

今度は一瞬ではなく、明らかに顔が歪み、ついにエルーナ先輩は動き始める。

棘で出来た攻守兼用、最強の要塞は、中に二匹の霊を入れられ今や懲罰房と化した。レイラは外側からそれを破り、更なる刺客として自分もそこに入ろうと試みている。

サバトのコウモリももうすぐ追いつく。彼女は、この窮地を破る術を持っているのだろうか。

「これ、どっち勝っても凄いよ…!」

「まだです」

「…まだ、と言うと?」

「双子君達が使ってエルーナがまだ使ってないもの、あるでしょう?」

「…もしかしてあの人、それも強いんですか?」

多分、私と同じことに気が付いたスピカは、もはや顔面蒼白と言っても差し支えない程、嫌そうな顔をしていた。

この先起こるであろう展開がある程度予想出来る私達と違い、レイラは棘格子を破り狂気的な笑みを浮かべる。当然彼が懲罰房の中に入らない選択をとるわけがない。更に破られたその穴に飛びつくサバトのコウモリと、依然エルーナ先輩を襲うレイラのゴースト。

棘格子の中に役者が集結し…最後にあの場に欠けていた大きな物体が、唐突にその状況全てを破壊した。

ゴースト、コウモリ、そして周辺の棘は一瞬にして消え、レイラもそこそこの距離を吹き飛ばされる。

エルーナ先輩の口は動いていなかった。無詠唱で何かをしたという事だ。

彼女の背丈ほどあるその球体、もとい召喚物は、様々なものと衝突して消し飛ばしたにも関わらず、一定の速度を保っている。

「あれは…一体?」

「スピカさんと同じく、星霊です。もっとも、あれは超攻撃特化ですが」

「攻撃特化、って言ってもあれ…」

名前から推測するに恐らく、月。衛星だ。ただ彼女の周りを回るだけ。それなのになぜ超攻撃特化と言われているのか。答えは割とすぐにたどり着ける。

「回ってるだけなのに攻撃特化と言う事は、魔力量が多い、と言う事ですか?」

「ご名答です。今のエルーナ見てもらえば分かると思うんですが、かなり無理してるはずですよ」

無詠唱までして…と、不安げに、呆れながら言葉を漏らすアリス先輩。

言われるまで気付かなかったけれど、ゴーストとの戦闘でしか動いていなかったはずのエルーナ先輩は、杖に寄りかかり、先程の双子以上に肩を大きく上下させていた。

「本来は序盤に出すのがいいと思うんですが、あの子はどうも切り札的な使い方をしていて…」

「まあ…道連れ覚悟で使うのも、悪くは無いかと」

「…でもこれ、勝敗どうなるの?」

先程まで興奮気味に観戦していたスピカからすれば、かなり気になるはずだ。

一歩も動く気配の無い三人。それを眺める教員一人。

レンさんの手招きを受けて、観戦していた先輩三人が彼女の元へ向かう。

「…これどっちの勝ちだと思う?」

「与えた損害だけで見ればエルーナ、じゃないでしょうか」

「でもエルーナちゃん、魔力そこまで残ってないんじゃないかしら?」

「そんなことより怪我人の治療が必要では…?」

先輩達とレンさんによる勝敗の判定が行われている。

ちなみに私は、クアリゲ先輩の言っていることが一番まっとうだと思う。誰も彼も、血の気が多すぎる。

「アリスちゃんの時も勝敗は決めてないし…まあ、勝敗は一旦いっか。スピカちゃん、回復出来そう?」

「あっ、はい!やってみます!」

そうしてどたばたと飛んでいくスピカ。それとは真逆で、ゆっくりと戻ってくるアリス先輩。

「そう言えば、私たちの時も曖昧でしたね。勝敗」

「そうですね。また再戦の機会があれば、その時はきっちり白黒つけましょう」

再戦の機会があれば、か。

この人からは色々教わることが多そうだ。だからまた戦いたくはあるのだけれど。

出来れば裏切り者ではあって欲しくないな、なんて。そう思った。

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