設定集(ネタバレあり)
エヴァンス子爵家
○リシア・エヴァンス
身長 151cm 体重 4ひみつkg 15歳
ファンタジー学園モノ乙女ゲー「剣戟の先に」の主人公にして神託の聖女。元平民。
原作では各ルートの悪役令嬢の死をきっかけに癒しの力を目覚めさせる。
ちっこくて、ふわふわ金髪ロングの、バインバインというザ・ヒロイン的な見た目。
元人格は低身長を気にしており「ちっせえな、150cmくらいかぁ?」「失礼な!151cm有ります!」という攻略キャラとのやりとりがあるが、現転生人格はあまり気にしておらず、スルーしてしまい華麗にフラグをへし折っている。
有無をいわさず平民から貴族にした教会には思うことはあるが、両親とは小さい頃に死別しており、養子受け入れ先のエヴァンス子爵家夫婦に大変良くしてもらっているため、現転生人格・元人格共に真の両親のように今は思っている。
○ニド・エヴァンス
中肉中背
リシアの養父。
原作では回想のみの出演。エヴァンス子爵家の成り立ちが、平民の曾祖父が戦争にて大手柄をたて男爵へと取り立てられた後、祖父と父の実直勤勉な在り方を王が気に入って父が子爵と取り立てられたという事情であるため、親平民。親たちに似て己もまた勤勉実直の体現者。
それゆえに平民の神託の聖女を迫害することなく大事にするであろうという王国の思惑もありリシアを養子に迎えることとなる。
リシアの生い立ちに深く同情を覚え、両親代わりになれればと思っている。
リシアの他に息子が一人居るが、立派に成人し、王城にて文官勤務中。
最近リシアが自分の服を嗅ぎながらベッドで転がっているという使用人の報告に、女の子を育てた経験がないニドは頭を抱えて悩んでいる。
○テレーゼ・エヴァンス
低身長細身。
リシアの養母。
原作では回想のみ出演。元伯爵家三女。先代から子爵家となったエヴァンス子爵家の箔付けに格下の子爵家と結婚することとなったが、ニドの人柄を気に入っており夫婦仲は良い。
ニドほど親平民というわけではないが、ニドがリシアを大切にしていること、また自分も格下のニドを愛していること、そして娘がいなかったことから、たいへんリシアを大切にしている。
ただし、リシアとは体格が似ているのに例のバインバインのせいで自分の服を着せられないことに嫉妬と残念さを覚えている。
○バルド・エヴァンス
高身長細身。
リシアの義兄。実は攻略キャラ。
ニドとテレーゼの一人息子。両親の背中を見て育ち、自分もかくありたいと思っている。
成人時点で代替わりも検討されたが、父にもう少し現役で居て欲しいという気持ちから辞退。現在は王城にて文官勤務。
両親の意志を踏まえ、自分もリシアを家族と思い接したいと考えているが、年頃の女の子との付き合い方が解らず、あまり関われていない。
原作では壁無く接してくるリシアと深く交流するとこでシスコン化し攻略可能だが、今回は使用人の自分の服を嗅ぎながらベッドで転げ回るリシアの姿の報告が印象に残りすぎており攻略不可。
◆ ◇ ◆ ◇
ローエンリンデ公爵家
○レベッカ・ローエンリンデ
身長 179cm 体重 死にたいらしいな?kg 16歳
エドワード皇子の婚約者にて同ルートの悪役令嬢。
原作ではキャラの性格と行動のブレが指摘されている。
超高身長、黒髪ロング、常にキツい表情だが整った中性的な顔立ち、ぺたーんと言った見た目。
ローエンリンデ公爵家の始祖が脳筋武断派の王の弟で、武を重んずる家風だが、その息子が脳筋の父のせいで苦労したこともあり、文武両道を良しとする。
そのためレベッカも同様に文武両道、勉学も出来れば、剣術馬術に関しては王国内でも指折りである。
とある理由で一年間学園に通っていない。
(9/25 追記分)
ローエンリンデ家を襲った鉱毒事件のせいで体のあちこちに不調が出ている。
モデルとなった鉱毒は鉛であるが、ここでは作中オリジナルの鉱毒。
運動能力にも強い障害が出ており、無理に体を動かすことは命を縮めていることと同義になっている。
早い段階で汚染されていたローエンリンデ領から王都に移されたため死なずに済んでいる。
○ドリス・ローエンリンデ
超高身長。筋骨隆々。
レベッカの父。話が進めば情報開示予定。
(9/25追記分)
故人。ローエンリンデ領の鉱毒事件にて最後まで原因究明の為領地に残り続け死亡。
この鉱毒の症状の一つに脳障害があり、判断力の低下によって領地を出るという選択ができなかった。
最期に判断力が低下していること、己が手遅れであることに気がつき、これ以上家の枷とならぬよう自死を選んだ。
それを知るものはもういない。
○エイリーン・ローエンリンデ
超高身長。モデル体型。
レベッカの母。話が進めば情報開示予定。
(9/25追記分)
故人。ローエンリンデ領の鉱毒事件にて最後まで原因究明の為領地に残り続け死亡。
愛する夫と共に領地を守ろうと寄り添い続けた。
レベッカを早急に領地から移した張本人。
夫が死んだ後、後を追うように意識を失い、そのまま帰らぬ人となった。
○クリス・ローエンリンデ
両親に似て背こそ高いが、筋肉は受け継がなかった。
レベッカの兄。
(9/25追記分)
故人。ローエンリンデ領の鉱毒事件にて最後まで原因究明の為領地に残り続け死亡。
ローエンリンデ家に珍しく、武道が苦手な知的寄りタイプだった。(それでもローエンリンデ家にしてはで、一般的レベルからすると充分達人レベル)
カリスマ性や領主としての責務などをしっかり弁え持ち合わせている父だが、知を要求される細やかな部分の裁量は苦手だったのを幼少期からよく見ており、それを支えたいと思い知の方面に伸びる。
鉱毒事件でも、主たる原因究明のための調査はクリスが指揮を執っていた。
途中から自分の判断力が鈍って来ていることには気がついていたが、両親を捨てて領地から逃げるということはできなかった。
それすらも、判断力が鈍った結果かもしれないが。
◆ ◇ ◆ ◇
王家
○エドワード
身長175cm 体重60kg 16歳
メイン攻略キャラで皇子。
原作では王家は唯一のものであり国家であるため、ファミリーネームが存在しない。
金髪のひょろめ優男。乙女ゲームのパッケージの真ん中に良くいるタイプ。
書き始めの当時は一人称が私だったが、やわめのキャラとして動き始めた為僕に変更。
いつもゆるくのんびりとしていて、婚約者のレベッカとは対照的であり、そのため不仲との噂が立っている。
二章最終部で実際に不仲であることが判明。
とある理由からエドワードルートでは最終的にリシアに対して並々ならぬ執着を持つことになる。
現転生人格のリシアには全く相手にされていない割にどんどんエドワードルートに入っていくが…?
○チャールズ
中肉中背。ロマンスグレー。
現王にしてエドワードの父。可もなく不可もなくの治世だが、エドワードが遅いときの子ということもあり溺愛。
王としては割り切って対応しているが、心配性で押しつけがちの側面もある。
○アレクサンドラ
中肉高身長。美魔女。
現王妃にしてエドワードの母。チャールズのことを深く愛しており、またチャールズと同様に遅いときの一人息子ともあってエドワードを溺愛。
あれもしてあげたい、これもしてあげたいと内心思っているが、王妃としての立場もありなるべく控えめにはしているつもり。
エドワードの婚約者としてレベッカのことも大変気に入っている。
◆ ◇ ◆ ◇ 9/9追加分
ハミルトン侯爵家
○カイト・ハミルトン
185cm 84kg 16歳
攻略キャラの一人。赤い短髪に尖った八重歯、スポーツ大好きイケメン快男児。
エドワードとは幼なじみで仲が良くカイトの行ういたずらにエドワードがついて行く関係性。
レベッカともエドワードを通して関わりが出来て、家同士の気風が合ったことから、家単位のつき合い。
普段優しいエドワードがレベッカに対してだけは冷たいことを気にかけている。
剣の上手さはレベッカ>カイト>エドワードだが、みんな人よりは強い。
原作では学園内でリシアと曲がり角でぶつかったことをきっかけに出会う。
唐突にじゃんけんを仕掛けて奢りを決める、勉強イベントではリシアと共に落第しかける、リシアと本気でバスケの1on1をして倒れそうなリシアを庇い下敷きになるなど、友達距離から詰めるタイプのキャラ。
しかし、女性の扱いがわかっており、キメるところではキメるタイプなので一番人気だったりする。
実は作者が一番動かしやすいキャラ。
◆ ◇ ◆ ◇
ハリス伯爵家
○シンシア・ハリス
162cm あなたが知って何になるんですか?kg 16歳
銀髪クールガール。
男っぽく女性の中で浮きやすいレベッカの数少ない同性の友人。
冷たい印象を受けることが多いタイプだが、レベッカにはそれなりに友愛を抱いている。
ハリス伯爵がローエンリンデ公爵家派閥ということを抜きに友人として思っているが、学園ではあまり構ってもらえずちょっといじけている。
原作ではレベッカの取り巻きとして出演。